ついにフレームのカシメに手を出しました。治具はマシニング屋さんに頼もうかと思ったのですが、忙しそうで気が引けてしまい結局購入しました。
夏頃には手が空きそうなので、今回はノウハウを学ばせて頂き、改めてビシッとしたものを作って貰おうかなと思います。
1.ビビりながら全体的にあっさり叩く
ビシッとはカシメられず。そこそこのインパクトで叩かないとダメな模様。
2.もうちょい強く全体を叩く
建具にクギを打つくらいの強さと言いましょうかなんとも難しい表現ですが、良い塩梅にカシメられました。
3.もっと強く叩く
多少金属には普段から触れていますので、まぁ歪みはしないだろう程度に強く叩いてみました。ガシッとカシメられました。が、ここまでは必要ない気がしました。
んで組むと
プレートが曲がっている可能性も否定できないので何とも言えませんが、型にハメているとは言え闇雲に叩いてもフレーム修正とはいかないですね。歪んでいる方向や導きたい向きまで考えながら叩かないとダメなのでしょう。
そうなってくると、新品のフレームをセットしたらどうなのか?
この治具、ビシッと芯が出ていればスポッと入ってスポッと抜けるのかな?と思っていましたが、ほぼ新品フレームでも引っかかりは少ないけれど右からさした時、左から刺した時の差異がありました。
また、カシメ直した71年フレームも左右差し込みの引っかかり方に差異があります。
スポッと抜ける側で並べたらフレームがお互い向き合ってしまいました。これは一体どういう事なのか。治具の精度が悪いなら身も蓋も無い話しになりますが、この結果を考えるに治具の精度以前にビシッとした芯の出たフレームとはどんな状態なのかが分からなくなりました。そもそもカシメという製法で出荷状態でもそこまで精度が出ているともどうしても思えず。
これはテスト&トライをひたすら繰り返してベストを見つけるしかない!
と結論に至りました。神様みたいな人に聞いてしまえば答えは早く見つかるかも知れませんが、ガラパゴスな私。部屋に籠って自分で自分の答えを導きたいですね。
そんな中、左右どっちもスポスポハマるフレームが。
何故か?
答えは簡単でした。
フレームが超ガッタガタだから!
左右のプレートを持って捻るとクラクラ動くレベルでガッタガタです。なので治具に簡単にハマります。
しかしこれはチャンス。このガタガタのどこかにビシッと芯が出たスポットがあるという事。きちんとカシメて左右どちらからでもスポスポ抜けるカシメが出来れば、この治具でカシメたベストの位置と言えるでしょう。仮にそれが出来たとして、全然回らないリールになってしまった場合は、この治具では精度が出ないと言う証明になりうるでしょう。
まま、治具の精度に関してとやかく言いたいのではなく、治具はいずれにせよモノすげぇ機械でモノすげぇ物を作っている友達がいるので、改めてそちらで作るのがベストだと思うし、作りに関してもこれでは仕上がりがファジーにならざる得ない構造だと思う部分もあるので、今回の収穫は相当なものでありました。
さぁこの70年6000Cフレーム。叩いてみますか!
明日。
夜は怒られるから絶対やっちゃダメ!