Desperado:[英語] 無法者 命知らず 犯罪者 

イーグルスの同名曲の邦題は「ならず者」です。

スペイン語が語源かと思いましたが、「そうだ」と言う説もあれば

「Desperateがスペイン語風に変化した」と言う説もあり、

本当のところは分かりませんでした。

なお、Desperateをスペイン語にすると

DesperadoではなくDesesperadoになるそうです。

アメリカのドラマ「デスパレートな妻たち」のラテン版は

「Mujeres Desesperadas」でした。

昔BSテレ東で放送しており、普段ドラマは一切見ないのですが、

これは毎週見ていました。

 

話が逸れました。今回ご紹介する「路上のならず者」、

それはスクーターです。どこがならず者かと言うと、

歩道を走る,横断歩道を走る,信号を無視する,一方通行を逆走する 等々

何でもありなところです。

念のため通訳さんに聞くと「当然違法です」との事。

自動車が普及する前,自転車が市民の足だった頃は、

自転車用通路があったそうです。

それが自動車が普及し出すと「もう自転車の時代じゃなか」

「んだんだ」と無くしてしまったとか。(喋り方は私が勝手に脚色)

その後スクーターが普及すると、

専用通路が無いので好き放題やり出したのではないかと。

警官がいても全く気にしておらず、

警官の方も捕まえる気は無さそうです。

きりが無いので諦めているのか?

 

なお、こちらのスクーターはほとんどが電動です。

EVのような接近警告音も無し。

歩道を歩いていると後ろから音も無く近づいて来て

ヒヤリとする事が結構あります。

街中には見た目コインロッカーのようなバッテリ-交換所?があります。

 

スクーターで良く見掛けるのが、

黄色いヘルメットに黄色いシャツの人です。

因みに信号無視中です。

 

彼らは「美団」と言う中国版ウーバーイーツの配送員です。

配送先確認の為、常にスマホを見ながら(時には片手に持って)

走行しているので、基本的に危険です。

先日飲み会の帰りに地下鉄駅まで歩いていると(当然歩道です)、

前方から配送員のスクーターが走って来ました。

スマホを凝視し、当方には気付いていません。

流石にぶつかる前には気付くだろうと思いましたが

そのまま突っ込んできます。

避けるのも面倒臭いので、十六文キックで受け止めました。

(若い人には分からないでしょうか?済みません)

そいつは何が叫んでましたが、無視して歩き続けました。

悪いのはお前だろうが。

(とは言うものの、異国に住む身としては危険な行為だったと反省中)

 

配送員たちは、当然食事時に多く走り回ってます。

スクーターを降りても走ってる人もいます。

配送量が多い程収入も多くなるからだと思います。

そして食事時が過ぎると、店先のテーブル等でぐったりしています。

 

雨が多い広州だからか?傘付きのスクーターも見掛けます。

道交法的には問題ないのかもしれませんが、

風には弱そうだし、走行中はあまり効果ないのでは?と思います。

 

と思っていたら、手持ち傘も発見。

スクーターの片手運転はただでさえ不安定なので、

これはかなり危険だと思います。

私が高校生の時は、傘を差して自転車に乗ってるところを

生徒指導の先生に見つかると反省文を書かされたものですが。

・・関係ないですね。

 

最後に、これは本当に酷いと思った事を。

どしゃ降りの為か、渋滞が出来ていました。

歩行者信号が青になりましたが横断歩道上は渋滞のままで、

歩行者はその隙間を縫って渡ります。

スクーターも同様に車の隙間を通ろうとします。

ところが反対側からもスクーターが来てお見合いとなり、

そのせいで歩行者が通れなくなりました。

私は何とか渡り切りましたがかみさんが渡り切れず、

それを待っているところです。

 

以上、路上のならず者のご紹介でした。