8/9(日)

 

昨晩、ヨーロッパ最西端,ポルトガルのロカ岬に行こうと思い立ちました。

その為にはまずリスボンまで行かねばなりませてみました。

 

案内所で聞いてみます。

やはりそれなりの料金(忘れましたが)と時間が掛かります。

心が折れました。

やっぱり予定通りマドリードに戻るか・・

昨日写真を撮らせて貰ったお姉さんにも会いたいしなあ と思い、レンフェ駅に移動しました。

 

運良くこの日もお姉さんがいました。

再度「写真撮らせて貰っていいですか?」と聞くと、

「Otra?(また?)」とちょっと嫌そうな顔をしました。

 

・・ショックでした。

「くそお!リスボンに行ってやる!」と心の中で叫び、再度バスターミナルに向かいました。

 

リスボンまでの切符を買います。

8時間掛かるとの事。

リスボンからロカ岬までどれ位掛かるか分かりませんが、

この日の内にロカ岬に行くのは無理そうです。

 

出発まで少し時間があったので昼食を取りました。

何を食べたかは覚えてませんが、ニンニクの塊が入ってたのだけは覚えてます。

 

バスに乗り込みました。

隣の席のお姉さんに「ニンニク食べたので匂うと思うけどゴメン」と最初に謝っておきました。

いよいよリスボンに向かいます。

 

途中ドライブインのようなところで停まりました。

ここで1時間の休憩です。

「休憩なんていいからさっさと行こうぜ」と思いますが、

私一人そんな事思ってもどうにもなりません。

 

ポルトガルに入ります。

入国手続き等何もなく通過しました。

 

リスボンに行くつもりなど全くなかったので、予備知識がありません。

通貨は?安宿はどの辺にある?

不安になり、隣のお姉さんに相談してみました。

すると「彼女が詳しいわよ」と前の席に座っていた別のお姉さんを紹介してくれました。

彼女が案内してくれる事になり、少しホッとしました。

 

リスボンに到着しました。

やはりもう暗くなりかけています。

地下鉄に乗ると言うので、ATMでエスクード(ポルトガルの通貨です)を引き出そうとしますが

受け付けてくれません。

仕方なくお姉さんが切符を買ってくれました。

何駅目かで「ここで降りなさい。地上に出るとホテルがあるわよ」と言われ、

お礼を言ってそこで分かれました。

 

地上に出ると、目の前にホテルがありました。

大きくて高そうなのが・・

こんなところ泊まれません。

他を探して歩き回ります。

しかし、踵がひび割れてるのと,それをかばって変な歩き方をしてた為

余計に脚が痛くなってきました。

もう歩けない・・

通りかかった車に「安いホテルは無いですか?」と聞くと「そこにあるよ」と言われました。

言われるがままにそこに入り、一番安い部屋は幾らか聞くと「$140」との事。

うーん昨日の10倍か・・

しかしもう歩く気力は無く、カードが使えるのを確認し、泊まる事にしました。

その一番安い部屋です。

リビングも付いてます。(要らない)

 

久しぶりにバスタブにお湯を張り温まりました。

フロントでカードの使えるレストランを教えて貰い、そこで魚のリゾットだかを頂きました。

部屋に戻って洗面所で洗濯です。

「何でこんないい部屋でこんな貧乏臭い事してるんだ?」と悲しくなりました。