ミッシェル・ブランのフィナンシェ ナチュールに吸い込まれる話です。


クラブ ミッシェル・ブラン ~ Club Michel Belin



そーなんです。
吸い込まれるほどの甘いバターの香り。


生地はマドレーヌとは異なり、クラストクラムともにしっとりし、その味わいや食感差は小さいものであります。
優しい卵白のバックグラウンドを感じさせつつも、甘味とバターの香り豊かな風合いを感じさせつつ、蜂蜜の持つ優雅な甘く酸味をはらんだ個性をうねるように浮かべ展開させます。
蜂蜜の力量に依存する面が強いものの、この蜂蜜が程良くも個性的であることが嬉しく、この作品のもつ愛くるしさを妨げるような気負った性格はみられません。


無難な作品と思えつつも、これは凄いかも。


これで素材の値段を2倍3倍のものにして、1年くらいレシピの見直しをかけてくれたら・・・、きっとすごいことになりそう!!

ミッシェル・ブランのかたくなさのお話。

ミッシェル・ブラン様は、機械による大量生産を嫌うのだとか。


材料を厳選し、頑なに手作りを守り続けるんそうです。





確かに、作り手の臭気を存分に感じ取れるショコラです。


その他の作品もそうですね。





本当に素晴らしい。





実際、彼のお店ではこう紹介されています。





彼の生み出すショコラは、大変滑らかで、コーティングの微妙な厚さと全体の繊細な味わいは、世界で最も美しいショコラとの評価を得ています。





とのこと。





なるほどね。





そしてフラン菓子の秘宝と言われているのだとか。











凄いなあ・・・。




$ミッシェル・ブラン シアター

ミッシェル・ブラン フィナンシェ ナチュール


クラブ ミッシェル・ブラン ~ Club Michel Belin

卵白の香りが太く丸く感じられます。
バターの香りが個性を控えつつもこれをサポート。
口当たりにバター、卵白の味わい柔らかで、中盤もアーモンドの甘味がふくらみます。
後味でみせる蜂蜜のタッチが秀逸です。
余韻にも甘味をしっとり感じさせますね。
蜂蜜の風合いは、ハーゲンダッツが使うクローバー蜂蜜の風合いとは異なり、比較的明るいところが個人的には残念。
蜂蜜がもっと陰鬱で潤いがあり、色っぽさを持った大人びたテイストだと最高だったのですが・・・。
クラストとクラムの食感の差は少なめです。
しっとりしていて気泡も密な感じのフィナンシェですね。

ミッシェル・ブランのマカロン・ビスコッティ・ブラン ピスタージュの緑鮮やかなる話です。


クラブ ミッシェル・ブラン ~ Club Michel Belin

フランボワーズもピスタージュも表面の味の違いで、実は表面以下は着色剤の差なのかな?
しかしトップに薄く味付けがされているために、それが全体の印象をがらりと変えるのです。
フランボワーズは果実の濃縮酸味がそこに加えられ、余韻までギンギン痺れる酸味の高揚感を引きづるのですが、こちらはこっくりテイスト。
それこそ味付けしたのかしてないのかもわからないくらい。
逆にいえばこのお店のマカロンラスクの美味しさを素直に味わえる名作ともい眼ましょう。
軽い食感からふくらむメレンゲの味わい、発酵バターの厚みある油脂感、さらにはアーモンドのコクを出しつつも角がなく粘りと渇きを上手に兼ね備えた甘味の演出・・・。
これらが十二分に楽しめます。
そして後味においてアーモンドの質感に何とも言えない落ち着きの良さ。
あぁ、ピスタチオの華やかすぎない旨味をここに感じる・・・。
気のせいかもしれない程度の優しい個性の主張。
色彩に惑わされている?
それは皆様の舌でご確認を。
正解は食べ終えて、3分後に口の中に残るアロマからわかるはず。
塩気の上に軽ーく浮かんでるでしょ?
ねっ。
過剰な演出がないから素直な美味しさを落ち着いていただける作品。
マカロンに着色剤を多用する理由は楽しさを提供するためと思っているのですが、そうするとこの作品にはちょっと遊び心がないのかも。
でもミッシェル・ブランの作品ですよ!!
ピエール・エルメのパリの最新ファッションの流れを動かそうとするまでもの遊び心と下心はいりません。
ミッシェル・ブランらしく、人混みを避けた地で、心を落ち着けて楽しむ作品が食べたいんですよ。
だからこの作品こそ、彼のオリジナリティーなのでは??