ミッシェル・ブラン マカロンラスクのショコラ味!!


クラブ ミッシェル・ブラン ~ Club Michel Belin


発酵バターを付けて二度焼きしたマカロンです。
ショコラはゴディバのダークココアキャニスターを思わすショコラの味わいですね。
ミルクチョコ系の甘さが太いです。
粒子感あるカカオの風味というよりは、こんもりタッチのチョコレート感。
ザックリした食感は、このショコラの苦味に同調します。


おいしーーーー!!

Ψミッシェル・ブランのエクレア ♪85.0

クラブ ミッシェル・ブラン ~ Club Michel Belin

 
252円の珠玉の逸品です。
 
トップのチョコレートスプレッドは甘酸っぱく、密な旨味を出しています。
 
そのスプレッドに包まれるエクレア生地はクラストにロースト感が色濃く残り、クラムはドライで素朴な味わいを表現します。
ピエールマルコリーニの作品よりも、生地は密でなく、軽いタッチでありますね。
 
挟まれるチョコレートクリームはどっしりとした味です。
あまり風味を粒子的に広げていくようなものではありません。
チョコチップの固く締りある食感と味わいはGOOD。
このクリームが味わいが生かされます。
このクリーム、口当たりに甘味を感じさせつつ、ミルクの風合いで角を丸く整えられた苦味を表します。
厚みのある味わいです。
一方では拡散的な表現はもっていません。
しかしこの味わいが、ドライさを魅せるパン生地に実に打ち解けやすく、不適切な例えながらチョコレートスナックの味わいを極上に仕上げたかのようなカジュアルな調和、そして美味しさの快活な表現を示します。
 
トップのチョコスプレッドに乗せられるクラッシュナッツの味も、ここに違和感なく入り込み実に美味。
むしろ味が一つにまとまりすぎることを心配するほどに打ち解けています。
 
一方ではもう一つのトッピングである、チョコレートの小さなボールはNG。
ちょっと不味いんですよ。
飾りとはいえ、まったくいらないと思うんだけどな・・・。
 
 
とはいえ、こりゃぁ絶対うまいと言わざる得ない作品です。
イートインのないこのお店です。
本当なら人目をはばからずに、ホットドッグばりに食べ歩きたいんだけどな!!
 
Ψミッシェル・ブランのメリッサ 天草のショコラ ♪86.9

クラブ ミッシェル・ブラン ~ Club Michel Belin

 
ミッシェル・ブランのショコラの最高傑作&代表作です。
彼のショコラはコーティングのチョコレートが極めて薄いのが特徴です。
流石はフランス人ショコラティエですね。
ゴディバやピエール・マルコリーニのカップにインサートタイプとは作りの緻密さが違います。
ジャン=ポール・エヴァンなどの作品とその薄さは変わりなく、限界的なところと言えましょう。
惜しいのはジャン=ポール・エヴァンのそれに比べるとややコーティングチョコレートに張りがなく、パリッと崩壊しながら、しかも瞬間的に溶けていくような個性においてやや劣るように感じられるところ。
改めてジャンン=ポール・エヴァンの凄味を感じます。
しかし一方ではコーティングチョコレートの味わいに作り手の世界観を滲ませたところがこの作品の凄味とも言えます。
このコーティングのチョコレートはダーク系のものでありますが、そこにいくらか焙煎の強さを感じさせるかのようなやや荒削りな苦みと酸味を残します。
これが一瞬排他的、あるいは過剰な主張のようにも思えるのですが、この野性的で素朴な味わいに、なるほどミッシェル・ブランという人間の色が見えるのです。
天才パティシエ、天才ショコラティエと評されながら、あえてパリではなく。都会から少し離れた田舎町に工房を構える彼です。
その町の情景を作品に描きたかったとする彼の作家性が、なるほどこのコーティングチョコレートには滲んでいることに気づかされます。
そんな彼の描く情景に包まれたガナッシュ、これがまた個性的・・・。
彼の代表作であるメリッサは天草の味わいが楽しめる独創的なガナッシュを配します。
クリームの柔らかな口当たりから、天草の風味がハーブリキュール的に草系の個性を滲ませながら中盤に膨らみます。後味ではまるでフランボワーズスプレッドかのように酸味が草系の個性とともに妖艶にうねり、じっくり長い余韻を演出。舌先にキュッと詰まった味わいを残します。
ベースのチョコレートそのものが個性的な性格を持つカカオからなっているとは理解しきれないのですが、個性的なカカオが持つ性格を上手に天草が導いている印象で、これが実に知性をくすぐる味わいになっているのです。
そして不思議にフランスの片田舎の風景が目に浮かぶような味わいにも思えるのです。
まんまとミッシェル・ブランにやられた気分です。
彼の狙い通りのものが表現されていますね。
素晴らしいです。

Ψミッシェル・ブラン フィナンシェ ショコラ ♪83.3


クラブ ミッシェル・ブラン ~ Club Michel Belin

ナチュールの蜂蜜の代わりに、こちらはココアパウダーが使われています。


香りは甘いミルクチョコレート。


しっとりしながら、じわーっと苦味が広がる心地よさ。


口どけとともにまるでミルクチョコレートそのものかのようなドロッとした質感を覚え、ハッとさせられたりも!!
ショコラティエにしてパティシエである彼の秀作です。


食べれば納得の完成度!!



口当たりのココアの風合いに太さを感じさせるのは卵白や小麦粉の個性でしょうか。


この卵白や小麦粉の風合いが先に消えていき、取り残されたココアの風味が急に軽くなり、苦味をさらっと口の中に広げた瞬間の心地よさ。


そしてその直後に下からポット浮かび上がるアーモンドとバターの風合いが見事です。
いくらかバターとアーモンドパウダー、ココアパウダーの個性が後味で混沌としますが、この陰鬱さもまた魅力的。



チョコレートの風合いに野性味を感じさせたり、いくらかの粒子感を伴うような味わいとはならないものの、その丸みある風合いもまた優しい彼の性格が滲んでいるかのよう。


ナチュールの蜂蜜の魅惑的な表現力には及ばないものの、ショコラテイストの焼き菓子が曇りある風味をまるで感じさせずに最後まで展開しきれるのは凄いこと。


やっぱり実力派の作品は、あるべきものがきっちり表現されています。



素晴らしい!

Ψミッシェル・ブランのシュークリーム ♪88.8

クラブ ミッシェル・ブラン ~ Club Michel Belin


正しい商品名はシューです。でもまあシュークリームって言うよね。
シューだけだと、流石に食べたくなりません。
これがまた恐ろしく安いんです。
何と221円。
しかも味が凄すぎ!!
このコストパフォーマンスは驚愕的!!
ブランドものって、普通はブランド料金がついてちょっと割高だというのに、このブランドは何を考えているのでしょうか・・・。
シュー生地のトッピングにシュガーパウダーが添えられています。
清涼な酸味も感じられちょっとしたアクセントに。
でも主役はここから。
シュー生地とクリームが凄いんです。
シュー生地にはコーティングされた生地があり、これがガリッとした食感。
パイ生地を思わす食感で、ほろ苦さではなく、玉子のコクがでているような味わいがみられます。
食感だけでなく味もいいんです。
そしてこのパイ生地っぽいコーティングの下にシュー生地がみられ、これがまた素晴らしい・・・。
ラスクのようにも感じられる風合いもあるかな。
軽すぎず、崩壊性に優れ、ボロボロもしないこの絶妙さ!
食感は完璧。そして味も。
小麦の穀物が持つ逞しさとロースト感、さらには甘みを感じさせるバランスの良さに感激します。
シュークリームの生地はシュー生地とパイ生地のものがあり、どちらがより美味しいかという大きなテーマがありましたが、はっきり答えが出ましたね。
ミッシェル・ブランの2層系生地が正解。
味・食感ともに良いとこどりしてます。
これだけで、このシュークリームは究極です。
しかもこれだけではないから凄い。
当然のようにクリームが凄いんです。
クリームは恐らくはカスタードクリームと生ホイップクリームのブレンドですね、
しかしこの味が分離しているわけでも散らかっているわけでもないのに、この2つの風味がしっかり感じ取れるのです。混ざり合うのではなく、ハーモニーを奏でているんですね、
これは凄い!!
口当たりに蜂蜜を思わすようなコクのある甘味がこぼれ、その下側にカスタードクリームの特徴的な旨味が流れます。明るく軽い感じが実に気持ち良いのです。
生ホイップクリームの個性も表れます。
これはミルキーな甘味が上方に抜けるように広がります。
だからぶつからないんです。
濁らないんです。
このクリームは口どけの良さを追求したものではありません。
舌触りを厚めに、ソフトクリームかのようにも思える風合いを残します。
しかし軽すぎず、口どけが早すぎないからこそ、その口どけ過程において旨味をどっしりと楽しませてくれるのです。
そして口どけ後にはバニラのもつミルクの香りが残り、軽い酸味がべたつきを見せず爽快さで締めてくれるのです。
これは美味しいクリームです。
これが素晴らしい生地に包まれているのです。
とんでもなく素晴らしい作品に出会ってしまいました!!