Ψミッシェル・ブランのマカロン・ビスコッティ・ブラン ピスタージュ ♪85.3


クラブ ミッシェル・ブラン ~ Club Michel Belin



適度に締りのある食感。
口当たりさらっと甘味を感じさせ、いやそこから甘みがしっかり浮き上がります。


アーモンドをベースに中盤の旨味を作り上げ、この性格に徐々に重なりを加えるピスタチオの味わい。


その風味を包み込むような卵白の旨味がまた上手。


バランスに優れ、一方では個性が穏やか過ぎるかのような作品。


しかし後味に塩レモンを思わすややキリットした味付けが、不思議と感じられこれがやや性格の不一致か、序盤の世界観と異なる風合いにも。



でもまあ美味いです・・・がね!



試食の奴はもっとうまかったはず!


ショコラフレーバーなどの仕上げの塩が完成品にはついちゃうんでしょうね。


それがやや本来の味を損ねているような気も・・・。


実は試食では最高クラスの満足度なのに、なぜか完成品が凡な個性にも・・・。


惜しい、惜しすぎます!




でも美味しい、美味しすぎます!

Ψミッシェルブランのマカロン・ビスコッティ・ブラン キャラメルサレ ♪85.9
 

クラブ ミッシェル・ブラン ~ Club Michel Belin

 
口当たりから甘味の濃厚さを感じます。
ホットミルクの風合いが詰まったような温かみに紅茶パウダー(?)のアクセントが渋く重なり、これが作り手の演出として光っていますね。
気泡が大きく、軽い食感である個体が多いこともこの作品の個性。
中盤から感じる甘味には、低域にしっかりとしたコクが生まれ、キャラメルの持つロースト感を覚えるような軽い苦味が感じられ、さらに後味ではアーモンドキャラメルを思わすわかりやすくも愛くるしい味わいが広がります。
この後味の印象が心地よいために、ついつい大人びた風合いや難解性を持たないことが長所でもあり欠点でもある作品と評してしまいそうにも思いますが、軽い食感と崩壊性の巧みさ、更には口当たりでの紅茶の風合いが生み出す風味の2元的演出、さらには卵白の旨味を終始感じさせるあたりはなかなか侮りがたしな名作。
ミッシェル・ブランのマカロンが持つ卵白の旨味をきっちり感じさせてくれる作品であることを嬉しく思えるものであります。
 
焦がし発酵バターの香りの強い裏面と、紅茶の渋みを感じつトップ。
食感はうなぎパイよりもっと厚くて硬め、しかし崩れすぎないけど割れゆく崩壊性の心地よさ・・・。
紅茶の風味が余韻にほっと浮かび心地よい・・・。
バターの甘味を終始感じさせつつ、後味ではこの甘味に伽羅めりっくな風合いとアーモンドの味わいが内包されていることに気づかされます。
そして余韻。
舌にうっとりする甘味が潤います。
この粘度ある質感がなるほどキャラメル・・・。
美味すぎるよ!!
そしてこの甘味の上に感じるコク・・・、個の心地よさ!!
秀樹のバーモントの雄たけびよろしく「アーモンドぉぉぉ!!」と心の叫び&ガッツポーズ!!
なるほど噛めば噛むほど美味しいラスクです。
噛み続けることで生まれるミルクの風合いと発酵バターが重なる瞬間!
これがうめーーーー!!
紅茶の渋みが適度な塩気と酸味をいざない、余韻直前まで風味の展開を惜しまずに、それでいて過剰な演出でマカロン本来のメレンゲの旨味を殺さない・・・。
凄いなあこれ。

Ψミッシェル・ブランのマドレーヌ ♪83.1


クラブ ミッシェル・ブラン ~ Club Michel Belin


フィナンシェと異なり、卵黄が使われつ分だけいくらか温かい香りが見られます。
焦がしバターとローストされた砂糖の風合いが、アーモンドパウダーを使用していないにもかかわらず、甘く香ばしくもナッティーで温かな風合いを作ります。

生地はクラストとクラムのメリハリがあり、ここはミッシェル・ブランお得意のフィナンシェよりもカジュアルで親しみやすい個性。
ややドライ気味の生地でありながら、適度なふくらみで食感を重くさせず、マドレーヌだからきっとレモンの果汁が入っているとの思い込みに応えるように果実味ある酸味を口当たりから香らせます・・・が、何かが違う。
悪戯に高揚せず、こっくりとその酸味に厚みを感じさせ、後味ではいくらかフックのある風味として中央にコクを見出し、ラインドライブを描いて下に消えていくこの感覚・・・。
原材料をチェックすれば、なるほどオレンジペースト。
レモンとは異なる中域での性格の主張が楽しめるアレンジです。
ややドライな意地からは、口当たりにバターと甘味、さらにははつらつとした明るい表情で臭みのない玉子の風合いをみせます。
後味には蜂蜜の甘みと酸味がこれらの風味か自然にその個性を示し、軽い高揚感をいざないつつ、甘味をほっこり口内に残します。
オレンジペーストの彩りを加えた甘味を余韻に感じますね。
す余韻。
美味い!!

いくらか高級感や、トップパティシエの実力を突き付けるものではないものの、小粒でかわいいマドレーヌとして手土産受けすること必死の作品です。

Ψミッシェル・ブランのマカロン・ビスコッティ・ブラン フランボワーズ ♪85.7


クラブ ミッシェル・ブラン ~ Club Michel Belin

固いけど崩壊性に優れた食感は相も変わらず秀逸。


フランボワーズはオリジナルラスクに比べてその果実味を存分に濃縮しています。


一方ではフランボワーズのうねるような風味の色気は損なわれ、レッドベリーあるいはドライストロベリー的にややシンプルに固さのあるフルーティーな酸味を舌先に残していきます。


口当たりにアーモンドの甘いコクを感じさせつつ、メレンゲの持つふっくらした世界を押し上げ、それを低中域に楽しませつつフランボワーズの引き締まったつまりある味わいを上空に奏でる・・・。


オリジナルのフランボワーズラスクにくらべたら何とも単調でつまらないとは思いつつも、これほど美味しいお菓子が他にあるのかなってくらいのレベルには悠々到達。


後味でアーモンドとフランボワーズが交互にその個性を主張し始めると、余韻のアロマティックな世界への期待がぐっと高まり、呼吸をすることを忘れるような時間帯のスタート・・・。



なんて美味いんだ、これ。


大満足ですよ、大満足!

Ψミッシェル・ブランのマカロン・ビスコッティ・ブラン ショコラ ♪85.4

クラブ ミッシェル・ブラン ~ Club Michel Belin


ショコラは他よりも生地が重々しく、いかにもココアパウダーをブレンドしたタイプの菓子に起こりがちな他との差異を覚えますね。
どうしても気泡が小さいです。
塩がトッピングさらた場合、これがややきつい気も。
かなりオーバーパワー気味に、荒い塩の粒子感と強靭な塩気で他の風味を凌駕します。


いくらかあまみがぬっくりしたチョコレートの質感に、この塩がキレを出しますが同調はしきれていないような・・・。
しかしちょっと塩を払って食べるとあら不思議、これはしっかり塩とチョコのマリアージュ。
チョコの質感が、実はステラおばさんクラスのクッキーのチョコ味と差異がないのは残念ですが(だからラスクでないマカロンショコラを食べましょう!)、これもチョコは焼いたら不味くなるという私の思い込みが証明されたようなもの。
ほのかな量でもがっちりその風味の輪郭を密密と感じさせるこの塩が、何とも言えず愛おしい味わいとなりますから是非!!
ちなみに試食の時は、塩が付いていないんだな。
なんか印象が異なる作品になってますけど・・・。。


とか文句を言いつつも、他のマカロンとは生地のタッチが異なり、同時にアレンジも鮮烈ですから、最も食べたいマカロンラスクとなっています。
気泡の大きい作品の方をより評価すべきとは思いつつも、ショコラティエの作品を食べる時にショコラを食べぬおバカさんなどアルマーニ。