「御当地激辛ラーメンの最高峰!」
今回紹介する台湾ラーメンは名古屋の名物料理であります。名古屋には比較的高いと感じられる名物(ひつまぶし、味噌煮込みうどんなど)が多いのですが、この台湾ラーメンは非常にリーズナブル・・・それも生みの親であります本家「味仙」が安い価格で提供してくれているので、他のお店に行く必要が感じられません。
店構えのおおらかさから、接客に期待するところはありませんが、外国人の店員さんが言葉を完全に理解して注文を取ってくれているのかが不安になるところと、何となく油っぽい店内も私は嫌いじゃないな~。
もちろんリーズナブルだからこそではありますけどね。
あくまでも食事で勝負というこのお店。
同じく名古屋名物味噌煮込みうどんのお店であります山本屋本店エスカ店のように、良い接客だけどなんだか店員さんが上目線な気がして落ち着かないようなところよりも、こちらの方が落ち着くというものです。野球でも見ながらだらだらラーメン食って、爪楊枝くわえられるんですね(私は爪楊枝を使うことはありませんが)。
麺はストーレート。そして太麺。コシが思いのほかなく、茹で過ぎていないのに茹で過ぎたような印象を持ってしまいます。しかし他の中華メニューとともに食べていて、麺がのびてしまっても、意外と最初の食感から大きく崩れず、食感の持続力は認めざるを得ません。色々な中華料理を食べながら、ラーメンもって感じでいいんですね。実に食べ手を拘束しない、気兼ねしないお店です。
確かに太さだけでコシがあるという錯覚を起こしてしまう面もあることはあり、まあ580円のラーメンとしては上出来でありましょう。
しかし辛口で有名な台湾ラーメンです。メインはその辛口スープであることは言うまでもありません。
スープはニンニクの存在感とニラのシャキシャキした食感に意識が先行しますが、これらのアジアンテイストなコクのある臭みに負けない美味しさが見事です。
辛さはもちろんこのスープの主眼であり、当然強さを感じますが、この刺激的な辛さの中にみえる旨みが実に素晴らしいのです。私はダシの分析は苦手なのでいつも怪しいのですが、鶏がらベースに、魚系のダシと醤油もしくは魚醤といったものが感じられます。そこに上質と印象付けられる旨みを濃厚に含んだラー油が入ります。辛さの中に光る旨みは、このラー油か入っていれば魚醤がポイントとなっているのでしょう。
辛い。確かにこれだけ辛いラーメンは珍しい。
でも止まらないんですよ。
美味しくって、一気に食べてしまうのです。
美味しい激辛ラーメンの多くが、シャープな辛味が全体を支えるスピード感溢れる味わいだったのに対して、このお店の激辛には、丸みを感じられるところが魅力なのであります。
このスープがやはり台湾ラーメンの主役なのであります。
麺自体は口休めの存在とも思えるほどです(美味しいけどね)。
麺は残しても、スープは飲みきるというのが、むしろ正しい流儀かと思えてしまいますし、食べ終えるころには麺の太さや歯ごたえの弱さも、スープを楽しむためのベストバランスであったと気付かされます。
ちなみにグ材はひき肉を小さく固めたものが入っていて、これが実に面白い。餃子の中身みたいと言われればそうなのですが、何となくカップヌードルのお肉を極上にしたらこうなるねといったB級的うまさの最高峰といったところ。これが辛口のスープをまろやかにしつつ、それでいてラー油とベストマッチするんだから凄いです。
贅沢感は覚えないけど満足!!
味仙のHP: http://misen.cc/
















