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めんりすと非公式ファンクラブ ~静岡県東部の美味しいラーメン店だらけのブログ

静岡県の有名ラーメン店の名作500杯をレビュー。今はめんりすと(三島市)のラーメンに感動しまくった結果、勝手にファンブログを名乗ってます。紹介店舗を徹底して厳選しているのが自慢で拘り。ラーメンが唯一の恋人だから許してねw。

一匹の鯨 甘辛味噌つけ麺

めんりすと非公式ファンクラブ

 
FEAT 2011/xx/xx 20:31:06
 
これぞ一匹の蔵の真骨頂です。
 
ざらっと美味いんです!!
 
正直遊び心といいますか、世のトリプルナインのラーメンファンにとっては未体験の味であるが故に、客観的な数値評価などするに値せず、思わず100点といってしまいそうな衝動にも駆られる、恐ろしい程の存在感と個性を示す作品です。
 
個人的にはSOY豚骨に次ぐ名作で、奇しくもこの2作が現在は鯨の日(毎月9の付く日)限定となっていることに歯がゆさをも覚えます。
やはり夜限定に戻すべきじゃないんかと思うのどすえ。
 
で、その味。
ってか、その前にその個性を語るならば、な~んとつけ汁に漬物が入っています。
 
これはもはや付け汁ではなく漬け汁!!
 
今日のレビューは漬け汁、漬け麺で押し通しますよ。
きっと次にレビューする予定の、某無化調ラーメン店のつけ麺のレビューにおいても、漬け麺と入力ミスしてしまうことでしょう。
 
で、そのお味。
漬け汁の口当たりは、軽い甘みを伴いながらの味噌の風合い。
甘味に少しナッティーな個性を感じます。
味噌そのものは複雑さや調味料の風合いを強く持つタイプではないように感じますが、その素直な風合いを一匹の鯨らしい華やかでアレンジに長けた香りづけによって彩り豊かな個性に導いています。
そして中盤には辛味が感じられ始めますが、その辛味を一瞬前に出しつつ直後にそれを上回る甘酸っぱい味わいが風味を主導するところが、この作品が唯一の存在たる個性。
丸みのある甘酸っぱい風味が、く~っと上昇し、するとその下側には動物系のスープの存在を感じます。
動物系の個性が温かでふくよかな味わいを感じさせ、フィニッシュでは再び辛味・・・、それもトッピングのミョウガなどの個性も加わったハービーさを含んだ辛いを感じます。
 
この漬け汁、実は味わい始めではもう少しコクのある甘酸っぱさが前面に出るのですが、これが漬け物由来の味わい。
わかりやすい旨味の漬けダレがもつ甘みと丸々プリプリした酸味が漬け汁の味わいに、見事にビンゴ!
具材の漬け物を食べると、なるほどインパクトの強さで独立感を見せつつも、漬け汁との絡みにおいて雑多さを露出させません。
 
なんだこの、旨味マックス感!
 
漬けダレの潤いパンパンした密度高い旨味が、なぜか味噌に気張ることなく軽やかに馴染み、漬け汁に臭みを加えることなくパンチを加えます。
 
麺は、変わりましたよね?
 
以前の露骨にシコプリしながら噛めば噛むほどフランス産小麦使用のハードパンな味わいの太麺という個性は穏やかに、もっと素直に小麦の皮を燻した様な心地よい枯れた苦味を白い穀物感に散らした感じ。
この枯れた味わいがもつ暗さが、漬け汁の後味に感じるハービーな個性と性格を揃え、個性豊かな風味展開でありつつも、フィニッシュで落ち着きを与えることで、作品としてのまとまりを感じさせます。
 
食感もいいですね。
露骨に噛みごたえのある麺であり、しかもその固さが表面的ではなく内に締まった固さ。
 
人気のつけ麺店の固くて太くて全粒粉で味わいに貫禄出した感じ・・・、に間違いなく違いのですが、この性格がこの漬け汁には良く似合います。
 
時に作品だけでなく、レシピの妙を味わうことにも魅力を示す一匹の鯨スタイルであります。
麺がここまで硬派に真面目だと、知性に満ちたトッピングとスープの進化系アプローチを、いくらかの遊び心に誤解される心配もなさそうです。
 
漬け物入りのラーメンと言えば、店主の遊びが過ぎた馬鹿ラーメンと思われてしまいそうですが、実際にはこれこそ真面目に「味」と向かい合って作り上げたレシピ!!
 
 
食べる側の知性とセンスをふるいにかける、リトマス試験紙的つけ麺です!!
中村屋 醤油 真空平打ち麺

めんりすと非公式ファンクラブ

 
feat 2011/xx/xx 20:41:07
 
これは細麺よりも、平打ち麺の方が美味いですね!!
以前食べた醤油は細麺でしたが、こちらの方がピタッときましたよ。
しかもトッピングして正解。
 
だしかけだと、元々の醤油が持つ癖がやや出過ぎて、調理の個性よりも素材の個性が前に出過ぎる印象も、トッピングによってその個性がややマイルドに錯覚させられるのです。
 
醤油ダレは醤油そのものの個性よりも、内包するニンニクか生姜を思わす香味野菜系の酸味や辛み、熟成が生んだであろうどろっとしたロースト感が重厚なコクを感じさせます。
 
鶏の風味はしっかり重厚。
醤油ダレが鶏の油脂に絡み、香ばしい鶏の味わいにその素材感を変化させます。
鶏と醤油の甘味に、香味野菜の酸味、タレの熟成が生むロースト感が作りだす、照り照りした香味醤油ダレのローストチキン的味わいは、素晴らしい個性。
鶏皮が醤油で焼きあげられた様な風味が前面に艶々と立ち上がってきます。
 
江戸っ子が喜ぶ、醤油のガリっと効いた味わいは、一口目からきちっと味あわせるという意味でも、淡麗系と評するには値しない圧力の高い風味。
繊細さというよりは、パンチのある醤油ラーメンとの印象です。
 
フライドガーリックの個性も上手に隠微な形で内包します。
 
個人的にはもう少し魚介系スープの繊細な表情を、鶏と変わらぬバランスで存在させて欲しいと思いつつも、そういう味は東京周辺だと個性弱くてうけないのかも。
 
そんな重厚なスープには、この平打ち麺どハマリです!!
麺之房五轍さんの麺と同系の味わいながら、それよりも肉厚で枯れ感を抑えたその麺は、この強い醤油ダレを受け止め、むちっとした質感をより高めます。
 
このスープにはこの麺しかないね!!
 
麺とスープの相性、抜群です!! 
 
 
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中村屋 (なかむらや)
TEL 046-233-7278
住所 神奈川県海老名市中央2-5-41 サティ立体駐車場 1F
交通手段 JR相模線 海老名駅 徒歩10分

営業時間 [木~火] 11:00~14:30 18:00~21:00 (スープが無くなり次第閉店)
土曜 17:30~
定休日 水曜日
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めんりすとさんの伝説の一杯 18杯目
 
☆めんりすと ゆ・ず・し・お

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柚子のラーメンというものは、塩ラーメンをやるお店の多くでラインナップされているもの。
別に驚くものではありません。
塩ラーメンを食べれば、柚子入りのものの味だって、頭の中で大抵は予想し描けるものです。
そんな軽薄な判断を嘲笑ってくれたのがこの作品。
 
これまで頂いた柚子のラーメンの多くは、柚子が持つ柑橘系の味わいで、簡単に上品と言われるような味わいを高揚的に感じさせるものでありました。
私も大好きですが、一方では香料加えて美味しくなった100円のフルーツ&バニラアイスと、やっていることは対して変わりはしないものです。
 
しかしめんりすとさんの柚子の使い方は、少し違いました。
これでもかと柚子を投入しながら、本質的な肉のある旨味を内包するスープ故にその味は乱れません。
柚子の個性を浮かべすぎず、中域でじっくり味あわせます。
香味で逃げず、ジュースにするわけでもなく、スープが持つ出汁の個性と柚子を対等に競い合わせ、その風味に磨きをかけさせていく本物の旨味で勝負する柚子ラーメンです。
さらには、柚子とともに加えられている生姜の辛味によって、むしろスープの味わいに骨格を出していきます。
軽やかな味わいに導かれていることの多い柚子ラーメンと違い、この作品は引き締まった味わいで、食するものを唸らせるような迫力があるのです。
 
これを食べた後、私は何をしたでしょうか・・・。
実は東京、青山に向かいました。
私が世界のビッグ3と認める料理人のうち2人の生姜の作品を味わってくるためにね。
 
めんりすとさんをテーマにするブログなどまだ始める前の話です。
めんりすとさんで感じた生姜のアプローチがあまりに素晴らしいために、他のプロフェッショナルは生姜をどう解釈しているのかを知りたくなったのです。
 
そのくらいインパクトのあるラーメンでした。
写真はネギ抜きのバージョンです。
そして一時期使用されたスペシャル生姜バージョン。
 
一匹の鯨さん生姜を使用したラーメンのインスパイアをブログ限定で発売した直後のモデル。
このゆ・ず・し・お、いつも以上に美味いとめんりすとさんに話してみたら、実は生姜が高級品だと秘密を暴露してくれた。 
やっぱな!!!
美味すぎたもの!!
もちろんいつも美味いんだけどね!!
 

一匹の鯨 甘辛味噌つけ麺 …明日は鯨の日(9のつく日)限定が食べられるぞ!
 

味噌つけ麺っていうと、究極のラーメン店だと麺処田ぶしさんとか、あとは冬はやくみやさんとか、そ~と~数が限られるのです。

 

だから味噌つけ麺っていうだけでも珍しいメニューだというのに・・・
 

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ガーン!!


つけ汁に漬け物が入ってるし!!


このメニューは味噌つけ麺という個性だけに終わらず、まさかの漬け物が入っているという日本中探してもライバルを見失うくらいのインパクト!!

 

しかも、遊び心臭さよりも、美食コーディネート感が勝っているから、恐ろしい!!

 

9のつく日限定のSOY豚骨と甘辛味噌つけ麺は、どちらも凄すぎます!

斬新なのに超あるべき姿に思わせてしまう美味しさ・・・、半端ないっす!!


 

 

つーわけで、12月19日(月)午前0時に、今は鯨の日にしか食べられないメニューに栄転された珠玉のメニュー、甘辛味噌つけ麺、レビュっちゃいまっせ!!


卓朗商店裏メニュー 背脂こってりつけめん塩 細麺の麺固

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FEAT 2011/XX/XX 20:39:02

 

裏メニュー① 背脂こってり塩くんたまつけ麺濃い目!!

裏メニュー② 背脂こってり醤油にたまごラーメン堅め!!

裏メニュー③ つけ麺の麺を細麺にチェンジさらに堅めで!!

 

 
常連さんが愛する裏メニューとのこと。
これ、美味しいです。
 
バツグンです!!
 
もともとつけ麺の有名な卓朗商店さんですが、この細麺はつけ麺にしても素晴らしい!!
本当に申し訳ないのですが、正直言うと、この麺の方が本来の平打ち麺よりも好きだったりして。
 
固め茹でてもらったせいか、平打ち麺よりも麺同士が絡みすぎません。
固め故の食感の強さを持ちながら、内側にドライな感じを残さず、しっかり噛んだ分だけ反発する感じも出ています。
 
平打ち麺にみられる優しい玉子系の香りがないことは、私にはむしろ好み。
 
噛めば穀物の味わいもしっかりと浮き上がります。

固めに茹でたことで味わいが煩くならず、噛んだ一瞬後にキリッとした穀物感が出る印象。
この都会派めいた個性・・・、いいじゃんね!!
 
個性的な酸味で楽しむこのつけ汁には、こういう一瞬個性を押し殺したような旨味を持っている麺がハマる気がします。
そして全力で味わいを前に出さない感じがあるからこそ、むしろ真剣に麺を味わいたくさせられちゃうんですね。
 
完全に、麺に主導権を奪われている私・・・。
惚れちゃったんだから仕方ないかな。
 
つけ汁との相性においても細さは生きています。
麺をすすると、麺の細さを通じてするするっとつけ汁の柔らかな味わいが口に流れ込む感じ・・・、やばい、これ美味すぎるし!!
 
細い分だけ、平打ち麺よりもつけ汁を拾う印象です。
平打ち麺はつけ汁との絡みよりも、麺そのものの美味さを主張するタイプに思えますが、細麺はつけ汁の味わいを優先し、それに一瞬遅れて麺の味を出してくる感じが秀逸です。
 
裏メニューとは思えないね、これ。
これ考えた常連さん、ありがとうって感謝したいです。
 
で、そんな麺の美味しさが極まれるのも、やはりつけ汁が美味いからこそ。
 
並べられているバルサミコ酢の瓶が去年とは違いますよね。
つけ麺は久しぶりに食べたので、とても語る資格はないはずなのですが、以前の私の記憶よりもビネガー由来の酸味はとても柔らかく感じられました。
 
完全にMORE THAN EVER。
がっつり好みです。
 
後味にじゅる~っと出る塩気も、十分な強さがあるのですが、そこに重量感出しすぎないのは、バルサミコ酢の個性あればこそ。
酸味が適度に軽やかさをだし、同時に酸味が背脂の甘味を軽く押し上げるために、塩気が重くならないのです。
 
もちろん塩気が効いているから、全体の旨味に張りがあり、味わいにも展開が出ています。
ボディーをしっかり持ちながら、くどさのないつけ汁・・・、巧みだ!!
 
口当たりには背脂の甘みが滲み、スープが内包する豚の個性も柔らかで綺麗なもの。
恐らく獣感の少ない動物系スープと思いますし、獣感を出してしまうとこのお店のエレガントな世界観は台無しです。
 
しかし一方では美食から外れた獣感を出すことでで、食べる側を高揚させるのもラーメンがラーメンたる魅力の一つ。
 
そんな相反する魅力を奏でるのがニンニクの存在。
多分、隠し味としてニンニクやそれに近い香味野菜がスープに入れられていると思いますが、そんな植物系の臭みで豚の獣感に代わるものを演出しているような印象です。
 
だからパワフルなのに上品なんですね。
この辺が卓朗イズムって感じです。
 
強い魚介の個性で旨味に厚みをつくったり、旨味調味料で安易な味わいに仕立てたり、多分な調味料を多分な砂糖で整えちゃうタイプのものでないために、つけ汁ながらも体に馴染みます。
 
汁完できるつけ汁ですよね。
 
その自信は、蓮華にも垣間見れます。
つけ麺だけど、蓮華つき。
蓮華はもちろん右手で持つための配置。
 
つまり麺が汁を飛ばさない様に左手に持つ蓮華ではなく、これはつけ汁を箸を置いた右手で持った蓮華で味わえというメッセージ。
 
格好良すぎるぜ!!
 
やっぱり力のある人の作品は違うな~っと、今更ながら感激しちゃいました!
 
 
≪追伸:卓朗商店さんのラーメンは、使われている素材がメニュー表に載っているわけでもなく、何より創造性豊かな作りを感じさせるお店でありますが故に、私の舌が感じた素材が実際に使われているかどうかは不明です。でも漠然と書いちゃうとそれはそれで私の成長もないし、レビューの危うさもまた読者の方からみれば、レビュアーのスキルを判断する材料でありましょう。そんなわけで、素材などの情報には何ら根拠はないってことを理解して読んでくださいね、≫
  

めんりすとさんの伝説の一杯 17杯目
 
☆めんりすと し・ろ・ど・り(芳醇系の塩ver.)のフライドガーリック抜き

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これはもう、私の中でいい意味でも悪い意味でも一番心に傷跡残した作品。
実は完全に同じアレンジで一1度しか食べたことがありませんけどね。
で、先日頼んでみたけど、やっぱりぎりぎりで注文変えました。
食べたら泣きます。まじでね。
実はめんりすとさんの味に初めて訪問した際にすっかり感動して、連続的に通っていたときのこと。
めんりすとさんのし・ろ・ど・りがやたらに美味しいと思いつつ、フライドガーリックだけがその美し過ぎるスープの中でもたついて感じてしまったのです。
そこで自分がこの地で一番美味しいと信じたラーメンのフライドガーリック抜きを頼んでしまったというわけ。
もちろん究極に美味かった!!
で、食べ終えた後にめんりすとさんに初めて声を掛けられた。
「フライドガーリック入れない方がいいですか?」とね。
これはやばいと思った。
きっと味を変えられたことを、この完璧主義者の料理人さんは不快に思ったんだと思いこむ。
で、これ以降お店に行くことができなくなってしまったというわけ。
連日訪問していたのに、このラーメンを境にしてとあるきっかけまで半年間もぴたり訪問できなくなった私でした。
続きはまた今度・・・。
 
まあフライドガーリックうんぬんのマクロな話はさておき、めんりすとさんのし・ろ・ど・り、素晴らしい作品です。
ここまで綺麗な鶏と豚の味わいを楽しめるこってり系って他にはあらずの唯我独尊系。
さらにはスープが導く麺の舌触りの美しさ・・・、ここは気付いてほしいなぁ!
 
「このブロガー、本当に美味いもの紹介してくれるよな!」って言われたいと思っているんで、皆さん是非食べてください!
 
ラーメンろたす 豚つけそば 800円


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豚そばのつけめんバージョンです。
昼も夜もやってます。
ご来店おまちしておりますんやで~。


親方のブログによりますと、・・・だってさ!!

というわけで2011年12月16日デビューの新作です!!


まずはつけ汁が美味い!!
美味い上にしっかりとしたボディーを持っているんですね。
 
つけ汁の表面に浮かぶオイルは、豚の個性がコクリと表現され、べたつかない範囲で密度の高さをみせています。
トッピングのネギの味わいを適度に受け止めて、風味も単調ならぬ色鮮やかさを持っています。
うっすらオイルの膜が、12月の風に固まりかける感じもなかなかセクシー。
 
そして色彩もいい!!
一見すると白濁したような色彩のつけ汁ながら、麺をつけて攪拌されるならば、オイルの下に沈む醤油ダレの効いたスープが浮き上がることで、一気にその色彩を深い茶色に変化させます。
 
あ~、この官能的な演出、素敵だわ!!
なんか、血沸き肉躍るゾクゾク感でちゃうわ~。。。
 
スープにはしっかりボディーがあり、豚の柔らかくも太い味わいが感じられます。
そのためしっかりした強さのあるオイルが独立感を見せすぎることなく、ボリュームの強さによってスープとオイルが同調します。
 
スープには野菜も多く含まれていると思いますが、つけ汁ということで、比率的にはオイルとタレの個性が強い印象です。
タレの美味さで味あわせる感じが、このお店の親方のかつての修業先の二郎インスパイアを思い出させたりもします。
 
それにしても実に美味しい醤油ダレです。
ジャンキーですし、スナッキーな旨味を感じさせる作風だとおは思いますが、そのわかりやすい甘辛さや、熟成感よりも香ばしさを先行させるキャッチーな味わいは、この手の作品には「ド」のつくハマり具合。
 
淡麗系のラーメンを愛する私ですが、やっぱりこの手の作品も大好きなんですよね~。
そりゃそうか、だって「タイチュー(らぁめん大山の大麺中毒者)」ですからね、私。
 
そんな極上のつけ汁は、強めに醤油ダレが効いているために後味には塩気が独立しているかのようにひしっと感じられはしますが、意外とそれはそれで嫌われるものでもなし。
むしろキレのある味わいに感じられ、この手のガテン系ラーメンには望むところでもあります。
 
恐らくはスープに含まれているであろうニンニクかショウガかネギかの味わいが、つけ汁で味わう場合にはそれほど強く前に出ず、それ故にやや無機質な表情はみられるかもしれません。
しかし弾力を感じさせる味わいであるこのお店のオリジナル二郎インスパイアに対して、つけ麺バージョンは鋭利な刃物で切りつける様な刺激的な性格を堪能できるように思います。
二郎インスパイアというカテゴリーにおいて、この二つの個性をアイテムを、好みに応じて選べるようになったというのが、この作品の一番の存在意義なのかもしれません。
 
まあ、いずれにしても醤油ダレの美味さですね、このつけ汁は。
オイルもネギの味わいを含み、なかなか色気のある味わいですし、スープももちろん美味いのですが、やはりタレの美味さで食わせる印象が強いです。
 
で、麺!! 
タレが効いているから、麺とつけ汁の相性も抜群!!
故に、麺が美味い!!
 
以前から何度も書いてきましたが、このお店の二郎系の麺は、醤油ダレを吸い込むとその旨味を倍増させますね。
今回はひやもり故に引き締まった肉感がさらに強調され、噛んだときに吸収して反発するのではなく、いきなり耐えようとするタイプの固さを感じさせます。
味わえば、燻した様な固い穀物の味わいが、雑多な性格であるように感じられるも、やはりこの味が醤油ダレのガツッとエッジの効いた個性に馴染むこと馴染むこと・・・。
つけ汁の醤油ダレの強さは、正にこの締まりに締まり切った麺のためにあると言わんばかりです。
 
で、これほど美味いこのつけ麺、魅力はここで終わりません。
 
まさかのスープ割りでさらに楽しみは広がります!
 
店主さんが以前修業されていたお店で提供した二郎インスパイアのつけ麺のスープ割りは、優しい魚介系スープで割られた結果、二郎インスパイアとは思えない綺麗で上品な味わいだった(と思う)のですが、あれ・・・、今回は違うタイプのスープ割り??
 
多分、鶏のスープで割っていると思いますが、豚の個性に旨味濃度の高い醤油ダレの個性、そこに鶏ってことで・・・、おっと家系のスープの味わいになっています。
 
ってか、家系のスープってこういうバランスなんだなと逆に勉強になりました(思いこみだけど)。
 
まろろーんと柔らかな豚の油脂感を基調としながら、鶏の個性がスープの味わいを立体的にしつつ、醤油ダレが濃厚な旨味と甘味を押し出しながら、豚と鶏の境界を取り持ち、適度のちょい増しくらいの絡みでキレとフィニッシュの強さを演出。
後味にいくらかの魚介系テイストが一瞬転がる感じがしたことはしたけれど、それはさすがに錯覚かな?
別の風味が、それを連想させただけかもしれません。
いずれにしてもスープ割とか言いつつ、かな~りうまいバランスのスープに仕上がっているというのは間違いなし!
 
で、ここまで美味いと、このスープ割りに麺入れたくなるよね!!
 
このお店の激ウマの細麺(←ちょっと考えられないくらい美味い)をここに入れたら、いくつもの名店といわれる家系のお店の味を超えちゃうんじゃないのかって、家系のお店に失礼なことを考えてしまう程。
 
結構、自分が考える家系の理想っぽい味に近い内容です。
実は一口飲んで、軽く笑ってしまいました。
 
「二郎インスパイアを味わって、締めが家系ラーメンテイストって、なんだよこのつけ麺は!?」ってね!!
 
で、今思い出した。
書き忘れてたけど、煮豚も最高だったんだ!!
どろろ~んと茹でたてほかほかの煮豚じゃなく、ハムの様に肉の味わいを綺麗に締めた感じの煮豚なのです。
これがひやもり故の冷やかな旨味の鋭さの中できっちりハモります。
煮豚の引き締まった味わいが生かされますね。
 
つーわけで、このつけ麺、完璧です!!
あまりにも大満足の逸品でした!!


中村屋 らーめん 塩

めんりすと非公式ファンクラブ

 
FEAT 2011/XX/XX 20:47:00
 
やっぱり焼豚美味いです。
ロースト感がばっちり効いています。
炙りによるジューシー感に、タレの焦げたジャンクな味わい・・・。
美味いね。
 
単独では。
 
でもこれ、スープ汚します。
チャーシュー周りのスープには、少しぬるっとした味わいが出ちゃってます。
 
それゆえにスープに透明感がなくなり、スープに含ませた甘味?がそこに重なることで、混沌とした曇った味わいに!!
 
こりゃ痛い!!!!!!
 
改めて思う。
めん処藤堂さんが、焼豚やめたの正解だとね。
 
単独で美味かったとしても、手間かけた結果が主役のスープ汚したんじゃいけません。
 
ただ、だしかけ(チャーシューなし)よりも嬉しいのは、チャーシューのあった場所にはネギがないということ。
だしかけも、なぜか刻み葱を散乱させているために、スープのデリケートさを素直に味わえないのです。
 
なぜ?
なぜ????
 
作り手の気持ちがぜーんぜんわかりません。
 
めんまは、比較的すっきりとした味わいで、ラーメンのめんまとしては最高の部類と思いつつも、やっぱりこれだけスープが美味いお店だと邪魔にも感じます。
 
美味すぎるから、こういうこと言われるんですよ。
仕方がないよね。
 
で、そのスープ。
口当たりに鶏の味わいが柔らかに感じられます。
オイルの個性がやや出過ぎないのは、トッピングが多いからというのもあるのでしょう。
 
一周回ってトッピングを肯定したくなる瞬間です。
 
キレを抑え柔らかな味わいに。
 
入っているかどうかは知らないし、カツオは入っていない気はするんだけど(甘味と魚介が合わさってカツオっぽく感じられる気がする)、舌が思ったことを通訳するならば、口当たりの鶏感は中盤には鶏とカツオの個性に変化し、後味では煮干しとすこーしだけ昆布の風合い。
 
中村屋さんの血脈にあるめん処藤堂さんや麺之房五轍さんでもよく感じることのあるタイプの風味の展開。
 
麺はストレート。
しなやかだけど、だれた感じをみせない気品のあるタイプ。
 
細麺故にすいすいと口に運ばれ、口の中でまとまった量を噛ませると、塊で穀物感を味あわせる感じ。
小麦の癖がないのが良いのか悪いのかと思いつつも、良く良く味わいとやっぱり個性的な小麦の味わいでありつつ、同時にカジュアルな旨味すぎない小麦の味わいであることが、スープの雅やかさを妨げません。
 
日本を代表する塩ラーメン、一世風靡セピアの天空落としは今なお健在!!
一度は食べたいとラーメンファンならだれもが願うメニューの一つですよね。
 
むろん、美味すぎ!!!
 
 
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中村屋 (なかむらや)
TEL 046-233-7278
住所 神奈川県海老名市中央2-5-41 サティ立体駐車場 1F
交通手段 JR相模線 海老名駅 徒歩10分

営業時間 [木~火] 11:00~14:30 18:00~21:00 (スープが無くなり次第閉店)
土曜 17:30~
定休日 水曜日
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一匹の鯨 鯨の台湾らーめん・改

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(注)写真はハーフサイズです。レギュラーサイズはもっとリッチですよ♪


 
feat 2011/xx/XX 20:11:03
 
先日、しずめんTV!で特集された鯨の台湾らーめんの『改』バージョンです。
これ、初代のモデル(このレビュー中はオリジナルと呼ぶことにします)より、がっちり美味さパワーアップしています。
 
勝手予想では、オリジナルは料理人の主張であり、改はオリジナルを理解できなかったお客さんへの救済策とも思えますが、そこは流石は私ですよね、きっちり救済される側となりました(爆)。
 
オリジナルの台湾らーめんでは、ベースのスープをふくよかにせず、辛さをシャープに感じさせ、そこに甘味すら錯覚するようなスナッキーな食感と味わいの細麺を使用することで麺に独立感を加えることで、麺の旨味を主張的に楽しませるように感じられましたが、今回はちょっと違うんです。
 
前作よりも甘味を加えることえ、ベースのスープの味わいに厚みがぐっと増し、辛味も単体で主張することがなく、複雑な味わいにしてまとまりを感じさせられます。
 
またトッピングの輝き、これはもう前作を大きく上回っています。
まずは肉!!
挽肉がスープにいくらかのぐずついた肉の味わいを染みだす感じが、堪らず愛おしいですね。
台湾ラーメンの本家である、愛知県の味仙さんの台湾ラーメンに感じる魅力をそのままにしつつ、ぐっと洗練させてきた印象。

味仙さんのスープに感じたトッピングの挽肉がスープのボディーの一部となっている感じを、スープを濁さない範囲で演出するあたりは、流石は一匹の鯨さん。
やはりトッピングとスープの関係をここまで知的に表現する作家さんは、他にはおりませんって!!
 
さらには挽肉を味わっていると時々顔を出すコマ切れチャーシューが秀逸の存在。
辛いスープの中で、はっと目が覚める様な肉の甘みを感じさせ、辛さ一辺倒にならない心地よい味の流れを生み出します。
 
肉だけじゃありません。
野菜も素晴らしいの一言!!
糸唐辛子の美しくも繊細、そして辛味の色調を複雑化させる個性も見事ですし、前作以上にスープの一部としてその個性を馴染ませるニラも秀逸の一言ですが、主役はやっぱり白菜かな。
 
白菜の芯に近い固く白い部分を細切れにしてトッピングしていると思うのですが、これがコリコリした食感だけでなく、スープの風味にもキレを残す助演男優賞。
唐辛子系だけでなく、ネギやニンニク生姜系のハービーさも感じさせられるようなスープのハービーな辛味がこの白菜に加わることで、どこかセロリを思わす様な青々とした野菜の風味がすぱっと立ち上がる印象を受けます。
それでいてセロリのように周囲の風味を蹴散らす様子はなく、他を立てながら自身の魅力をすっきり存在させる様は、トーク番組雛壇に座る美人モデルを思わす佇まい。
 
この白菜ネタ考えた人は誰でしょう?
当ブログが神料理人認定します。
それも客のハートが見えちゃう神料理人認定します。
 
そんな、素晴らしいトッピングとスープです。
台湾ラーメンというジャンルにおいては、これが最高クラスになるんじゃないでしょうか?
 
麺は細麺です。
オリジナルの際には、スープの旨味がそれほど厚め主張ではなかったために、麺がいくらか独立して感じられることでその旨味がしっかり伝わりました。
あれは間違いなく麺料理でした。
しかし改バージョンでは、スープのボリュームがアップした分だけ麺の個性がやや圧力負けしている感はなきにしもあらず。
それでも前作で麺の美味しさを知っている食べ手にはモーマンタイ。
麺の味わいどころが頭に入っているから、細麺の個性をきっちり舌が受け止めてしまうのです。
 
 
で、正直なことを言っちゃうブロガーである私が、ここらでやっぱりぶっちゃけちゃいますと、この作品の前に存在したオリジナルの鯨の台湾ラーメンよりも、実は私、本家である味仙さんの作品の方が好きだったりもしました。
料理人の主張のより伝わるオリジナルこそ、作り手にとっては味仙超えの自信のある作品と思えつつも、その美味さは味仙さんへの愛着を吹き飛ばし、冷静に美食を判別させるほどのパワーは感じませんでした。
後出しであるからには、圧倒的でなくてはならないのです。
 
故に当時、失礼千万でありますが、味仙さんの方が安いというのに、味仙を選びたいと思いました。
故に当時、失礼千万でありますが、味仙人さんでオーダーが正しく伝わっているかどうかが不安だったり机がちょっとオイリーに感じたりするのを差し引いても、味仙さんの方が好きだと思いました。
味仙さんの、カップ麺の謎肉のごときジャンキーな味わいといくらかの辛気臭さに馴染む混沌とした旨味は、ソウルに響く生活臭があって美味かったのです。
 
あれ? なんだか、一匹の鯨さんだけでなく、味仙さんにも失礼千万でありますな・・・。
誤解のない様に言いますと、味仙さんのこと大好きなんですよ。

ってか、超好き!!
いまだに郭源治さんのお店に行っていない最大の理由は、味仙人さんの魔性の味わいにあるのです。
 
で、そんな味仙さんの作品に対して、オリジナルの鯨の台湾ラーメンは綺麗すぎたかなと。
レコードで聴きたいオールディーズを、CDで聞かされたらなんか違ったという感じ。
あるいはトムとジェリーのオリジナルは好きだったけど、よりストーリーや映像を極めた最新のトムとジェリーキッズは何だか心に染みないんだよな~という感じ。
 
ですが、今回の鯨の台湾らーめん・改は、改作どころか快作の領域。
味仙が提示した台湾ラーメンと言うジャンルを、スタイリッシュに進化させつつ、味仙に存在した「うまいっ!」を突いているんです。
 
前作オリジナルよりも、味仙さんの個性に歩み寄っている部分をいくらか出しつつ、こっそり差をつけるところは差を付けたようにも感じられます。
オリジナルが味仙さんとは異なるアプローチで台湾ラーメンを美食に導こうとした作品だとするならば、今作『改』は味仙さんと比較的近い土俵で、進化系ラーメンの真髄を見せつけた名作と言う印象。
 
これは是非とも味仙さんのファンの方に食べさせて、悔しがらせるべき作品でしょう!!

これが後出しじゃんけん&今時のハイクオリティーラーメン店の実力だとね!!
 
(だから鯨さんは絶対に味仙さんよりも安価にしちゃダメですよ。味仙さんの安くてがっつり、よくわかんねーけど舌とか脳よりも先行して魂に響いちゃうんだぜという魅力までもは奪っちゃいけません。この辺が後出しのマナーって奴でしょ)
 
だからね。
 
この作品も、R30みたいに細麺と太麺を選べるといいですよね~。
デフォルトの細麺の方が美味しいなんてことは、プロのセレクトだから当然だとは百も承知です。
それはもちろん、わかってる。
 
でも味仙さんの台湾ラーメンに愛着のある輩は、味仙さんみたいに太麺で辛いスープを味わってみたいと思うもの。
台湾ラーメンという名古屋B級グルメ的郷土料理故に、美食貫く細麺バージョンと、名古屋めしリスペクトな太麺バージョンがあってもいいのではないかと。
 
きっと味仙さんの台湾ラーメンへの郷愁から訪問したお客さんは、太麺で楽しみたいと思うんだけどね~。
でもまあ、そこが究極の美食ラーメン店には妥協できないラインなんだろうけどね。
 

 

というわけで、味仙さんのソウルフードとしての永遠に不滅具合は圧倒的なものとしても、味仙さんがソウルフードではない一般的な静岡県民であるならば、これは一匹の鯨さんでいいんじゃないかというわけです。


えっ、私ですか?


もちろん私は、どちらも食べるけどね(爆)!



めんりすとさんの伝説の一杯 16杯目
 
☆めんりすと ら・あ・め・ん(淡麗系の正油ver.)。

めんりすと非公式ファンクラブ


めんりすとさんで初めて食べたのがこれ。
ラーメンの麺がこれほど美味しいって思わされたのは、初めて。
それこそ、人生変わっちゃうくらいの衝撃でしたね。
実際ラーメンなんて美味しくないと思っていた私の右脳と左脳は反転しました。
麺がただ美味いというのではなく、スープの中で麺がどうあるべきか、麺に対してスープがどうあるべきかということに対して、完璧に意識を注ぎ込んでいることが明快だったから。
これ以降、私はラヲタになったのです。
トッピングの胡麻が、実は素晴らしい個性を出しているのも見逃せません。
スープの醤油ダレの個性と麺の全粒粉の個性を見事に仲人しちゃってます。
美味し!!