本の内容紹介

病気や症状は突然現れるのではなく、それまでに自己治癒力を低下させるさまざまな原因が潜んでいる。だからこそ対症療法ではなく根本原因にまで遡って治療を行うことが重要。

全人的な治癒を目指し「新しい医療」を実践する著者が、ふだん現場で実践している実際の検査方法や治療方針をまとめた。慢性疲労症候群、起立性調節障害、潰瘍性大腸炎、難治性のアトピー性皮膚炎、気管支喘息、食事アレルギー、うつ病の治療体験記も掲載。

本の目次

推薦の言葉 ・・・・・・・3
始めに ・・・・・・・5

第1章●自己治癒力と根本治療 ・・・・・・・11
病気になるプロセス ・・・・・・・12
自己治癒力と分子生物学 ・・・・・・・18

第2章●どのような病気が治るのか ・・・・・・・23
症例1 「慢性疲労症候群」体験記 ・・・・・・・24
症例2 「起立性調節障害」体験記 ・・・・・・・26
症例3 「潰瘍性大腸炎」体験記 ・・・・・・・29
症例4 「難治性のアトピー性皮膚炎、気管支喘息」体験記 ・・・・・・・ 30
症例5 「食事アレルギー」体験記 ・・・・・・・31
症例6 「うつ病」体験記 ・・・・・・・34

第3章●自己治癒力を目に見えるようにするために ・・・・・・・39
自己治癒力を「見える化」する ・・・・・・・40
自己治癒力とミトコンドリア機能の関係 ・・・・・・・42
ミトコンドリア機能を見る検査(尿中有機酸検査) ・・・・・・・46
腸内環境の乱れの程度を「見える化」する検査 ・・・・・・・53
遅発型フードアレルギー検査 ・・・・・・・54
遅発型フードアレルギーはどうして起こるのか? ・・・・・・・56
遅発型フードアレルギー検査の意味について ・・・・・・・59
遅発型フードアレルギー検査を行う意義 ・・・・・・・61
遅発型フードアレルギー検査に対する注意点 ・・・・・・・63
全便分析検査 ・・・・・・・65
腸内環境とデトックス機能 ・・・・・・・67
腸管と肝臓との関係 ・・・・・・・71
インとアウトのバランスで恒常性をキープ ・・・・・・・76
重金属が与える影響 ・・・・・・・79
重金属の蓄積による症状 ・・・・・・・79
重金属の蓄積を調べる検査 ・・・・・・・82
オリゴスキャン検査 ・・・・・・・85
重金属の排泄機能・・・・・・・87
環境汚染物質検査 ・・・・・・・89
デトックスに影響を与える要素について ・・・・・・・91
PATMという病態 ・・・・・・・96
消化管カンジダ症 ・・・・・・・102 カンジダ症を調べる検査 ・・・・・・・105
バイオロジカル検査から自己治癒力を見る ・・・・・・・108
ミトコンドリア機能と副腎機能 ・・・・・・・109
副腎疲労の程度を見る検査 ・・・・・・・110

第4章●検査に基づいてどのように治療するのか? ・・・・・・・115
腸内環境の修復によって改善した例 ・・・・・・・118
カンジダ菌の除菌治療について ・・・・・・・120
重金属の蓄積を排除する治療 ・・・・・・・121
キレーション治療とは ・・・・・・・124
デトックス治療とは ・・・・・・・127
副腎機能をサポートする治療 ・・・・・・・130
活性酸素について ・・・・・・・131
自己治癒力を高めるための治療指針 ・・・・・・・135

第5章●分子栄養学、機能性医学は
今までの医療と何が違うのか? ・・・・・・・139
第6章●病気になるプロセスの「上流」について ・・・・・・・145
あとがき ・・・・・・・151
謝辞 ・・・・・・・156

その他の著書

自己治癒力を高める医療:病気になるプロセスに寄り添う

■内容紹介

現代医療は私たちに多くの恩恵をもたらした。しかし一方では対症療法に終始し、根本的な解決でない場合も多い。著者は臨床の場で還元電子治療、温熱療法などの自己治癒力を高める医療やカウンセリングを実践し、その経験から新しい医療の形を提案している。病気を「一つの流れの中のプロセス」として捉え、がんや高血圧症などの慢性疾患を生み出す生活習慣や心のブロックに心理学的にアプローチすることで、全人的な治癒を目指す。

出版社: 創元社 (2014/1/22)
著者:小西康弘