京都での宮崎ますみさんの講演会は大盛会のうちに終えることが出来ました。
今回主催をさせていただいて改めて感じたことは、「新しい医療の形」が本当に求められているのだなということでした。

私が考えている「新しい医療の形」というのは、病気を「病気の出来るプロセス」の中でとらえるというものです。今の医療はどちらかというと下流にばかり焦点を当てていますが、中流や上流にも目を向けていきましょうということです。

下流を担当するのは現代医療であり西洋医学です。
私が「中流や上流にも目を向けていきましょう」と言うとき、決して下流を軽視しているわけではありません。むしろ、中流や上流へのアプローチをしていく上では下流の「現代医療」との連携は非常に重要であると感じています。
いわば「縦のつながり」がとても大切だと思います。




今回は私の招待に応じて関西で統合医療を実践しておられる先生方が何人も来てくださいました。それぞれ、今まで臨床現場で「統合医療」を実践されている先生方ばかりです。
これからは、一人一人で「孤軍奮闘」するのではなく、お互いが繋がって協力し合いながら「新しい医療の形」を広めていくことが大切だと感じました。これは「横のつながり」ということが出来るでしょう。

このようにこれから「新しい医療の形」を実現していく上では「縦のつながり」と「横のつながり」を同時に意識した活動が大切だと思っています。