五十肩だと思ったら…湾フグ | 大網三太郎Zさんのブログ

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カメラやら釣りやらネコやら薔薇やらのお話です。

腱板損傷だってさ。竿は持てないけどリールは巻ける。そんなときにヒデさんからお誘い。

「品川・丸長丸から湾フグ行かない?」。行く行く、行かせてもらいます。集合は午前5時だったけど初めての船なんで午前4時到着。それから三々五々、皆さん集まって来ましたよ。ボクのかませ犬たちが。「湾フグの三ちゃん」知らないんだね。ヒデさん、新井さん、福井さん、橋本さん、松井さんに星野さん。おっヨシオくんの姿も。

これで坂井さんと松川さんがいればオデコ会湾フグ部会完全制覇だね。

んで、釣り座ジャンケン。何せ仕立て湾フグは初めてなんで緊張の一瞬。敗退、しかも最下位。四隅、悪くても右舷胴の間と思っていたけど…。最悪の左舷胴の間。一日は終わりました。

左舷はミヨシから橋本さん、ヨシオさん、三ちゃん、星野さん。

右舷は新井さん、松井さん、福井さん、ヒデさん。

ミヨシからトモに流れる潮。橋本さん、一投目の着底と同時にファーストヒット。オイラの竿にも魚の気配。「んっ?胴の間でも勝負できるかな」。

オイラの仕掛けはカットウの上に食わせ針がついています。前にも書きましたが3本の針をトレーラー状に結んだもの。食わせるんじゃなくて食わせない、見せ針です。効果があるか?と聞かれれば「効果があると信じてます」。エサに勝る集寄はありません。

そしてアタリの出方。湾フグカットウはアタリの数だけ釣れるわけではありません。コン、とかツンっていうアタリは3割も乗りません。良くて尾っぽの先にカットウが掛かるだけです。ツンと来て瞬間に竿先が軽くなる。エビが取れたイヤ~な感触であります。

一番乗るアタリは「ジジジ」とトップガイドの半分ぐらいを揺らすアタリです。というかこの「ジジジ」が出せれば連発することが多いんです。

一匹目はリアランサー湾フグの穂先にコンコンと。食わせ針をつついていると判断し、そのまま誘い上げてフッキング。これは富津の食わせフグ女王から教わったこと。

その後もポツポツと拾い釣り。でも右隣りの人があたらないとぼやいています。

かわいそうなので「ちゃんと底取れてる?」と聞いてあげましたが間違いなく底は取れているようです。でもそいつなら高いエビじゃなくてラッキョウで釣れるよ。

右舷ミヨシでは新井さんが何やらファイトしています。アカエイでもきっとうれしいんだね。でもバラしたらアカエイが5㌔のトラフグってことになるんだね。おまけにチラシ針カットウだし。自分のエビが外れてトモ方面のコマセになることを嫌ったんだね。小さいね。

で、周囲の阿鼻叫喚に目を塞いで黙々とフグ餌付け。そしてついに牧場完成。もう着底と同時にアタる、アタる。4連チャン。

だがしかし。右隣りの男、そんな人の幸せを黙って見ていられる人間ではない。至極当然のように越境攻撃。DMZ(非武装中立地帯)なんてあったもんじゃない。三ちゃん牧場、山犬に襲われる。そしてオデコ会一の人格者と言われていた橋本さんまでが渡洋爆撃。牧場壊滅。

「13対13ですね」。右隣りの山犬・ヨッシオカくん、ついに三ちゃんの心に火を付けた。怒涛のタックルチェンジ。

日本橋サバロの湾フグブランクと廃材で作った歴戦の湾フグ竿。三ちゃんの魂と呼ばれる「総巻き金銀研ぎ出し富士チタンガイド湾フグスペシャルリミテッド」の出番です。

実は朝から早かった潮が移動とともに勢いを増し、リアランサー湾フグでは辛くなってきたところ。

これがはまった。もう竿先「ジジジ」っぱなし。一気に20匹までいったところでタイムアップ。

おそらく竿頭であろう左舷大ドモのヒデさんに釣果などを聞きに行く。「28」。

えっ?

その隣りの福井さん24、左舷ミヨシ・新井さん23。

えっ?

みなさん、もうお分かりですね。誰れが本当の勝者か。

クックックッ。

3年ぶりの湾フグ釣りに気をよくして釣り具屋に行ったらばったりアイツと再会。

今度、教えてあげるね。