無庵日録 (1170) 時代の流れに | 無庵日録

無庵日録

 会津八一先生の「学規」を規範としたい。▲ふかくこの生を愛すべし▲かへりみて己を知るべし▲学芸を以って性を養うべし▲日々新面目あるべし

2024/05/05

 時代が大きく変ると<すべて変って行く>ように思われるが、どんなに変ろうと<変えてはならないものがある>に違いない。だが歳を重ねてくるとすべて<変えられない、変ることのない>必然性の受けとめ方と覚える。

 

 仏法哲学の「諸行無常」は、近代科学が発見した遺伝子の働きの先見性である。人間が5種類に分かれて存在していると説いた「五性各別」も然りである。人類の最大の宿題である戦争廃絶のポイントも遺伝子の働きに他ならない。

 

 原因が分かっても対策不可能と思える5種類の人間を自己流に(A)優性:良性:(B)従順:(C)劣性:悪性と受けとめ、その比率を3:5:2で推移していると想定すると重要なポイントになる(B)が(A)または(C)に従ってゆく観方にある。

 

 平和は(A):(B):(C)=3:5:2で維持されている、戦争は(C):(B):(A)=3:5 : 2が生じると思える。昨今の国家戦争で云えばロシアやイスラエルの戦争がこの比率を示している。これを時間で解決できる観方も遺伝子の働きにある気がする。

 

 顧みて<変えてはならないもの>はやはり人間関係に尽きる。人間同士の戦争を国連参加している国家指導者は(A)か(C)の選択を平和必達の心を以て集合行動を起こすべきである。そうしない国家は不幸になる努力をしていることに他ならない。