無庵日録 (1084) 戦争を廃絶するには | 無庵日録

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 会津八一先生の「学規」を規範としたい。▲ふかくこの生を愛すべし▲かへりみて己を知るべし▲学芸を以って性を養うべし▲日々新面目あるべし

2024/02/09

 人間は遺伝子の働きで<本能と個性>を受け継ぎ生存と生活を営んでいる。その一生は多様なようで実際は<生老病死>として無意識に生まれて老い、無意識に病んで死んでゆく、必然現象に他ならない。

 

 人間は多様というより実際は、遺伝子の働きで5種類の人間が存在している。その区別を優性・良性・従順・劣性・悪性と受けとめてみた。中でも特に従順は優性や良性に、或いは劣性や悪性に惹かれて行く。

 

 以上はこのブログで何度も考えさせられたが、あらためて人類は5種類の人間の存在で、戦争、平和、文明、文化、等に関わっていると思える。人類が戦争を廃絶出来ないのは、悪性・劣性・従順の遺伝子の働きにある。

 

 遺伝子は生命維持の装置として働く一方、時代の流れで必然的に<5種類の遺伝子のON/OFFの働き>を受けとめている。現在ロシアやイスラエルの戦争は人類史が証するように悪性・劣性・従順の遺伝子がONされている状態に他ならない。

 

 だからどうなのか、どうすれば戦争を廃絶出来るか、人間社会には優性遺伝子を受け継いだ多くの人達がいる。そういう人達が国家の壁を越え人類の立場で、集いの力を発揮することに尽きるだろう、そのための指導者をどうして見出せるだろうか。