無庵日録 (1057) ネガティブ・ケイカビリティ | 無庵日録

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 会津八一先生の「学規」を規範としたい。▲ふかくこの生を愛すべし▲かへりみて己を知るべし▲学芸を以って性を養うべし▲日々新面目あるべし

2024/01/13

 新聞を読むと時に面白い記事に出会う、最近ではインタビュー記事で「ネガティブ・ケイカビリティ」という考え方を学んだ。

『答えが出なくとも問題に挑み続ける力』と説明されている。

 

 今現在の世界情勢を眺めるとロシアやイスラエルの過酷な戦争を止める答えが出ない事態を考えさせられる。一読して聞き手の記者にこんな質問をして欲しかった、自分が記者ならと思う。

 

 「答えが出なくとも問題に挑み続けるには、具体的に何をすれば良いと思いますか。現在世界には多くの国際組織があります、その国際組織の力を結集出来ないでしょうか」

 

 自己流にこの戦争の答えが出せない原因を人類の遺伝子の働きと思っている。答えを出せる遺伝子の働きを見い出す力があるに違いない。遺伝子学者と国際政治家の問題のように思える。