70歳過ぎたら引っ越しは至難の業! | 体験的SM論とSM事故&緊縛事故などのトラブルについて

70歳過ぎたら引っ越しは至難の業!

私は家族とずっと別居してて彼女達は関西で若い頃に建てた一軒家住まい。

その後に、東京で住むために買ったマンションは子供達の大学入学に際して学費の足しにする為に売却。


そして時は流れ、遂に離婚も出来て身軽になって気楽に過ごしていました。


そうそう、緊縛事故後遺症の早期回復整体ボランティアを表に出て始めたのが58歳。

引っ越して間もなくの中野坂上から数分の、分譲マンションを賃貸で借りた部屋でした。


当時は、まだフルで仕事をしていたので整体は土日祝日と、仕事から早く帰れた平日の20時以後…。

だから土日祝日は昼から夜まで平均8人を整体。

それに、付き添いや見学者を含めると、毎回15〜6人が2LDKの部屋に出入りする状態でした。

そうしたら、マンションの管理組合から「住居専用なのに何か商売をしてるのか、それとも怪しい宗教か」と疑われ、管理会社から「2回目の更新は無理」と追い出されました。


もちろんその時は、既に60歳は過ぎている訳ですが気楽に考えてて…。

敷地内に駐車場が有って、人が来るので1Lから2LDKのスペースと、声が上の部屋に特に届くので最上階を希望に部屋探しを始めました。


すると、60歳を過ぎた単身者という事で、分譲賃貸数軒から「ご丁重なおことわり」を貰いました。(苦笑)


そう、実は「60歳過ぎの一人暮し」がネックだったのです。


ハッキリ言えば、持ち主からすれば「孤独死」で虎の子の部屋の価値が下がるのが嫌」なんだけど、60すぎはその確率が高くなるので厳しいのだそうです。

不動産屋のスタッフがこっそりが教えてくれました。


結局、練馬区で、近所の建設会社が建てて管理していた、駐車場が1階に有る3階建ての小さな賃貸マンションの3階の角部屋に入居しました。


でも…、相変わらず活動は続けている訳で整体や個人講習もしててね。

SMイベントで緊縛ショーをする練習場所が無い人達に「うちならタダだし音楽をかけて練習しても大丈夫だから…」と自室の吊床を貸してもいたのです。

すると、狭い道の目の前の狭小住宅の3階が子供部屋で…、カーテンでも揺れて観えたのか…「あの部屋、お姉ちゃんが下着姿で吊られてる!」となり、いつの間にか近所で評判になっていたのです。


まだまだ人の出入りも多かったし…、つい私も一本鞭で干した布団を叩いていた事も影響したのか…、ある日、建設会社の課長がビックリした顔で来て…結局また引っ越す事に…。


まぁ、活動を始めてからマンションの2回目の更新が2回とも出来ず、その数か月前に退去することになったのです。

その時には65歳を過ぎていだけど、また住居探し…。


まあ、最上階で2LDK駐車場付というのも難しい原因では有ったけど…、分譲賃貸はもちろんダメで賃貸も苦戦続き…。


表向きでは言わないけど、ご丁重なお断りのオンパレード。


要するに65歳過ぎは「益々孤独死の危険率が高くなる」ので部屋の価値が下がるのを嫌ってなんだそうで…、まぁ大家さんからすればそうですよねぇ。(苦笑)


不動産屋さんにもっと田舎なら有るかもと言われて、埼玉県内で東武東上線と西武新宿線池袋線の沿線も探し始めたのですが…、賃貸マンションも相変わらず難しくて苦戦続き…。


でも、その中で私も知恵が付いて来てね。(笑)


所沢の不動産屋で、狭山市内3階建ての3階角部屋駐車場付を見つけた時は、これ以上都心から離れると活動に支障をきたすと思って、親しい独身女性を同伴してね。

「彼女は婚約者で週に半分は来ます。私は完全な単身者では有りません」…と言ったら、大家さんから了解が取れたのです。

彼女には連絡先の欄に署名捺印をしてもらって、やっと棲家を確保!


まぁ、もちろん彼女にはお礼に食事をご馳走して…、まぁそれが縁で頻繁に連絡するようになり、縁が深くなったのですが…。(笑)


今はもうすぐ71歳になるところです。


来月末で丸6年でマンションの更新。

だいぶん活動も落ち着いて来たし、今よりも狭くても何処か良い所がないかなと…、今年になってから数カ所不動産屋に行ってみました。


そこで分かったのは、「70歳過ぎの単身者の引っ越しは至難の業」…という事。


70歳過ぎは、ほぼ年金生活者で細やかにアルバイトをしてる人が多い。


その中で収入の低い人は生活保護対象で、手続き後に市区町村役場から紹介の部屋に入居。

裕福なら、ちゃんと医療機関とも提携してる有料老人ホームを勧めるのだとか…。

これは単身者でも老夫婦でも…なんだそうです。


まぁ、なかなか借り手が無いマンションなら借りるのも大丈夫かもしれませんが…との事。


まぁ、そりゃそうでしょうよ…。(苦笑)


まぁ。今は私も年金とある会社からの顧問収入のみ。

借金は無いけど離婚の時の事もあり贅沢は出来ません。

30万円以上などの高額家賃ならまだ違うのかもしれませんが…、改めて現実を突きつけられ…、トボトボと帰宅しました。


こんな事になるなんて、若い頃には考えられなかったことだし、離婚した頃は「これからは一人でノビノビ!」なんて喜んでいたけど……。

小さくても良いから、マンションが安い時期に終の棲家を買っておけば良かったと真剣に後悔しました。


それに、確かに体調もこの数年腎尿管結石で手術したり、心臓の動脈瘤で手術直前とまで言われ、毎日血圧の薬を飲む状況…。

加えて、今回の冬はギックリ腰と持病の坐骨神経痛が酷くて、眠れなくて…。


特に、結石の時は、夜中に意識を失うほど痛くて苦しかったけど…、大家さんが近くに住んでいることもあり、治まってからタクシーで病院に行くなんてやりましたからねぇ。

ホント、あまりの痛みに死ぬかと思いました。


いよいよ「孤独死」が信憑性を帯びる齢なんでしょうね。 


これらの事は、実際にその齢になって分かる&感じる事なんですよね。

私の場合、死んだ後色々見せたくない物も多く有るので…、少しずつ就活もしようと思います。


40代50代の単身者で結婚する気が無い方で、マンションや一軒家と賃貸どちらが得かなんて考えてると私と同じ目に遭うかもですよ。


一人暮らしは便利で気楽だけど…、齢と共に住みづらくなるんですねぇ。😥