鞭は1日にして成らず。縄と同じ気持ちで練習しましょう。 | 体験的SM論とSM事故&緊縛事故などのトラブルについて

鞭は1日にして成らず。縄と同じ気持ちで練習しましょう。

鞭を持って50年😅。
まぁ、生業にしているプロではないので年月の割に時間的には少ないのですが……、自らの実体験の中で考え工夫して来たのは、「鞭を握り締めない」「遠心力や肩肘手首指、骨格・筋肉・靭帯等になるべく負荷を掛けない…、そして一本鞭は鞭の自然なしなりなどの力を利用」して無理の無い力加減で多彩な打ち方をする事でした。

しかも、打ち姿も女性はセクシーに男はカッコよく見える様に…が私の基本なんですよね。(^^)

だからSMクラブの女王様は私の鞭を覚えると指名が増えるのかもしれません。(^o^)

でも、未だSM界では緊縛がメインでね。
緊縛は複雑だから習うべきもの。
むちは握って振れば良い単純なもの。
受け手へのテイスト・ダメージを変えたければ違う鞭を振れば良い…、みたいな風潮が続いていて…。
しかもバチバチ打つ人が多かったし、鞭ショーなんて残酷ショー的な扱いだったから「鞭は嫌い!」ってトラウマ級のMが増えてしまってね。
私の所にSM行為や性感開発の依頼に来る人の中にも、私はSM的性感開発だって言ってるのに「鞭とアナルは嫌な痛いだけの思い出しかないのでNGです!」て言われて…。
Mの鞭に対する恐怖心を取り除くのには苦労したものです。(苦笑)

まぁ実際、緊縛教本やDVDは沢山あるけど、出版社から出てる鞭の教本的なものは、私のムック版以外に見ない気もするし、あとは女王様の自費出版位しか私も知らないし…、鞭への「軽視」は当分続くのかもしれません。😅

そんな中で、私も1人力だけど三和出版さんから「調教鞭の打ち方」のDVDムック版を出版した事が弾みになり、希望者にSMバーやサロン、私の自宅などで「鞭講習会」を行って来た結果、教えた人達の上達ぶりや…、彼らの鞭を見る目も肥えて来て、プロのショーを観ても上手い下手をかなり具体的に見抜けるようになってね。
ショーにも取り入れられて来たり
…、添え物扱い故に下手でも許された鞭への世間の眼が認識が変わって来来るのでは…?と感じるようになりました。

まぁ…、SMショー創成期はハエ叩きか布団叩きみたいな打ち方でも鞭をするだけで「凄い!」と「痛そう!」と思われ、やがて鞭ショーは、女性の悲鳴を聞かせ身体への鞭痕を見せる残酷ショーの様に扱われて…、快感とは程遠い、まるで「我慢大会」の様に思われ、「奴隷の私は御主人様の為に耐えているのです」…みたいな…雰囲気を醸し出したり、鞭嫌いのMを多く生み出して来たので…まぁ仕方なかったと今は思えるし…。
だいぶん変わりますよね。

それに、緊縛は学ばなきゃいけないもの、鞭は振れば良いもの練習は必要無いもの…みたいな扱いに甘んじて来たんだからレベルが低いのも仕方ないといえば仕方なかったんだけど…。

今後も、うちでは無料で鞭講習を行います。

まぁ、簡単だと思って来てみたら、自分はプロだから打なれてるち慣れてると思ってたのに…、3回くらい大きな壁が有って挫折する人も居るし…。
その壁を全てクリアーする人は稀なんだけど…。
それでも、うちである程度振れる様になった中級レベルの人でも、界隈ではかなり目立つ存在だと思いますし…、鞭ショーも出来ちゃうと思いますよ。

まぁ、うちで1〜2回練習するだけでも確実に変わりますから…、鞭に興味のある人は気楽にご連絡下さいね。(^^)/

そうそうそれと、何度も言うけど、ウエストへの鞭は、私は反対です。
血のションなんて興味ありません。。