日韓タッグで挑む『TOKYO BURST-犯罪都市-』
2026-06-21
俳優の水上恒司が新たな魅力を爆発させている。
韓国発の大ヒットシリーズ『犯罪都市」を、日本ならではのエッセンスを加えて映画化した『TOKYO BURST-犯罪都市-」。主演を務める水上恒司は、本作で熱血暴走族総長の刑事・相葉四郎を熱演した。
激しいアクションだけでなく、仲間たちとの絆や人間ドラマも描かれる本作。作品への思いから、役作り、そしてバディを組む東方神起・ユンホについてまで、水上が率直な言葉で語った。
一まず、『TOKYO BURST-犯罪都市-」の魅力をどのように感じていますか?
「この作品の魅力は、一人のキャラクターに頼り過ぎていないところだと思います。それぞれのキャラクターにしっかり役割があり、俳優陣が情熱を持って丁寧に作り上げている。その魅力が掛け合わさることで、作品全体の力になっているんです。脚本の面白さはもちろんですが、それを映像として切り取るスタッフの技術も素晴らしかった。役者として見ても、本当に総合力の高い作品だと感じています」
一韓国版とは違う、日本オリジナルストーリー版ならではの魅力はどこにあると思いますか?
「日本で銃が登場すると、どうしても現実味を感じにくい部分があると思うんです。だからこそ、この作品は肉弾戦を中心に描きました。チェイスシーンも車ではなく自転車を使うなど、日本らしいリアリティを追求しています。日本のアクションエンターテインメントとして、ここまで成立させることができたのは大きな挑戦でしたし、僕自身も勇気をもらえた作品になりました」
一相葉四郎という役を演じるうえで心がけたことはありますか?
「内田監督に勧めていただいた北野武映画を観ていました。作品の質感自体は『TOKYO BURST-犯罪都市-』とは少し違うんですが、人間の感情が豊かに描かれているところにはすごく惹かれました。僕自身は昭和を知らない世代なんですが、よく『昭和っぽい』と言われるんです。それはきっと、昭和を生きた方々から受けた影響がどこかにあるからだと思います。感情が豊かで、人間らしく生きる人に魅力を感じる。その部分は相葉という役にも通じていた気はしますね」
一今回のアクションはハリウッド級の激しさでしたが、特に苦労したシーンを教えてください。頭突きで福士蒼汰さん演じる村田蓮司をクラクラさせるシーンもすごかったです(笑)。
「アクションは基本的に相手を見ながら動けるんですが、頭突きは目線を切ることが多いので距離感をつかみにくいんです。実際に一度だけ福士さんに頭が当たってしまったことがあって.....。でも、大事にはならず、ちょっとクラッと来たとおっしゃっていましたが、そのあと僕も食らいまして、おあいこに(笑)。改めて難しいアクションだと実感しました。
今回僕は懲らしめていくという構成を考える上で、相葉の得意なプロレス技を研究しました。プロレス技って、見ようによってはいい意味で隙だらけなんですね。命をかけている相手との戦いの中にどう落とし込んでいくかというのが、一つの大事なポイントだったので、それを考えていました。
だから相手に隙がある時に、例えばスタン・ハンセンのポーズをするとか(笑)。別に誰かに見られているわけでもないのに、そんなことをするのが相葉。相葉はたとえ相手がひとりでも見せることに対する欲や快感があるんです。
でもね、ここは映画を見ているお客さんから、「いやいや、この間にパンチすれば勝てるよね」と突っ込まれないよう、一つでも懸念点を減らしていく作業を今回はアクション中に考えていました。ひとつひとつの動きに理由を持たせて自然に見えるよう、細かい部分まで作り込んだのは大変でした」
一東方神起・ユンホさんとの共演はいかがでしたか?
「ユンホさんは、僕が子どもの頃から第一線で活躍されている方です。長く走り続けていること自体が本当にすごいことだと思いますし、その人柄には心から尊敬しています。歩んできた道のりは想像することしかできませんが、それだけの経験を重ねてもなお、あの誠実さを持ち続けている。そこがユンホさんの一番の魅力です」
一特に印象に残ったことはありますか?
「もちろんパフォーマンスやお芝居も素晴らしいんですが、やはり人柄ですね。とても気遣いがすぐれた方。やっぱり人がついてこなければ長く活躍し続けることはできないと思いますし、ユンホさんを見ているとその理由がよく分かります」
一韓国の観客にはどんな風に届いてほしいですか?
「日本と韓国、それぞれの文化が出会うような作品になってくれたらうれしいです。僕自身、この作品を通して出会ったスタッフの皆さんとまた一緒に仕事がしたいと思っていますし、いつが”またよろしくお願いします”と再会できる未来を期待しています」
一韓国版『犯罪都市』シリーズの主演、マ・ドンソクさんについては?
「マ・ドンソクさんまだお会いしたことはないんですが、俳優としてだけでなくプロデューサーとして現場に立つ姿をぜひ見てみたいです。世界的なシリーズを作り上げている現場で何が行われているのか、自分自身の学びにもなると思いますし、いつか直接お話しできたらうれしいですね」




