朝早く-大学生とは思えないほど早く起き、身支度を整え同級生の到着を待つ。眠たい。集まりはあまりよくないので、シャワーを浴びる時間はある。


COXBOXとスピードコーチの充電を終えて、スマホにレインボーつけて、サングラスを掛けて、ローヤー達のアップを眺める。でも、我々のクルーは集まりがあまり良くないので、ぐだる。艇を持たないから緊張もしないし、重くもない。

コールをかけて、蹴り出す。そのあとは声を出すだけだ。




今までは勝たせてもらった。




対校として初めてのシーズン。
信頼できる同学とも、尊敬する先輩とも漕いだ。九州医学部ボート部のこの世代のCOXなら、誰にも負ける気はしない。九山は勝った。西医は漕いだ。いろんな人の支えがあってここまできた。COXの楽しさも、苦しさも、悔しさも、スプラッシュの冷たさも感謝も、日焼け止めは塗らないので忘れることはないが、お茶を忘れた悲しみは分かる。




なら、自分1人ならどうだろう?

漕げへんやないかい。



でも、同学がいるからボートに乗れる。





最近、自分なりにCOXに真摯に向き合ってきました。特に去年の九山での勝利から、今年の西医で何をしようか迷っていた。
この、何をしようか、というところが個人的に大事です。今までの自分は、先輩のおかげでなんとか勝たせてもらっていました。



今回のシーズンは執念というテーマを掲げてやっていきます。



執着じゃなくて執念です。


思いじゃない。行動する。がっつくんです。
沈はしないし、泥には塗れないし、殴られ蹴られもしないが、勝利への執念を忘れない。やるべきことをやり続ける。カッコ悪くとも自分達との約束を守り続ける二ヶ月にします。

来年の西医優勝する為に今年から追い込んでいきます。  

最後に、小艇やマネージャーの方々、この二か月間迷惑ばかりかけるでしょうが、よろしくお願いいたします。