※長期にわたって書き貯めていく予定。

中国の一般的な情報は他で幾らでも手に入るので、深圳ならではの部分に絞って書きます。2023年2月時点。

 

(目次)

1.深圳の概要

・面積、人口、気候

2.深圳への交通手段(特に日本から来る場合)

・深圳空港へ直行

・香港空港から陸路・水路

・広州空港から陸路

・マカオ空港から水路

・その他中国国内都市から移動

3.深圳への持ち物(買えるもの・買えないもの。特に日本から来る場合)

・買えるもの・・・ネット通販出来るならなんでも。香港に行けばもっとなんでも。薬も処方薬まで買える。

・買えないもの・・・日本たばこ少ない。加熱式タバコはもっと少ない。ズボン下、ネットにはあるだろうが探しにくい。テーラーメードなスーツは買いにくい。日本語配列・日本語OSなPCはやはり入手しづらい。賭博は香港・マカオで。

4.深圳に来たらまずやること(入手すべきモノ、手続)

・携帯電話番号取得

・銀行口座開設

・WeChat Pay、Alipay開通

5.深圳での移動

・Didiなど网约车

・タクシー

・地下鉄・バス

・美团骑车などのレンタル自転車(モバイク)

6.深圳での食事

・美团外卖など出前

・レストランでの二次元バーコード

7.深圳での買物

・外卖,网购

8.深圳からの国内移動(含香港・マカオ)

・高速鉄道 国内、香港

・高速じゃない高速鉄道 広州

・飛行機

・フェリー

・徒歩での国境越え

・バス

9.深圳からの海外移動(特に日本)

・深圳空港から飛行機

・香港空港から飛行機

・広州空港から飛行機

10.コロナ対応(ビザ取得、PCR検査)

・PCR検査場所 深圳、香港

・トランジットビザ

・香港からの団体観光ビザ

 

(本文)

1.深圳の概要

・中国語表記:广东省深圳市 Shenzhenshi すんずんすー(本当はもっと巻き舌音ですが、巻かなくても大体通じます。iな発音要素は無いので、シェンチェンでは全く通じません)

・日本語表記:中華人民共和国広東省深セン市(かんとんしょう・しんせんし)

 センは機種依存文字なので、使用不可なことがあります(例:外務省居留届システム)。

 現在の学校教科書では「シェンチェン」と表記してますが、外務省・領事館・日本人学校・商工会など全て「シンセン」と読みならわしています。

・面積 約2000平方km、大阪府とほぼ同じ (広東省は18万平方km、日本の半分)

・常住人口 約1700万人(2020年国勢調査) (東京都1400万、大阪府+京都府+兵庫県=約1700万)

・気候 亜熱帯。

 おおよそ4月下旬~11月上旬が夏。とてもむし暑いですが、日本のように30度台後半になることはほぼない。

 冬はとても短く、12月または1月に約2週間。湿度が高いためしっかり寒く、しかも暖房の無い街なので、ダウンジャケットが要ります。が、零下になった事はありません。

 春秋は長袖シャツと、朝晩は上に羽織るものが要ります。

 中国としては雨量が多く、特に6月(小満から夏至)は竜船水(龙舟水)と呼ばれる大雨の季節、日本より梅雨が1か月ほど早い感じ。台風も来ますが、日本のように発達したものが来ることは殆どない。

 

2.深圳への交通手段(特に日本から来る場合)

(1)深圳空港へ直行 …もっともメジャー

 成田便(全日空・深圳航空)しかないのが難点。コロナ以前は名古屋便なども有った。

 深圳発は安価だが、日本発は結構高い。

 宝安区にあるため宝安机场とも呼びます。福田区までクルマで約30分、地下鉄で約40分。リムジンバスも有るが、あまり使われない。

(2)香港空港から陸路・水路

 日本各地から路線あり、便数も豊富。JAL ANA キャセイからLCCまで選択肢が多い。価格も大陸便の半額。

 香港空港内で(香港に入国することなく)フェリーに乗り継ぎ、蛇口(深圳市南山区)まで30分。荷物のピックアップ不要で便利。ただコロナ長期運休から復活したばかりで、便数が7便しかなく、夕方で終わってしまう。

 陸路だと、香港空港からタクシーで落马洲口岸に行き出国→徒歩で越境→福田口岸で入国、約1時間。

 他には、電車で九龍→高速鉄道に乗り換え福田駅・深圳北駅。実乗車時間は45分ほどだが、乗換待ちや切符購入の時間を含めるともっとかかるだろう。罗湖まで地下鉄だと乗車時間だけで1時間以上。罗湖経由の大陸直通電車はまだ復活してない。

 陸路の場合、香港入国が必要(日本人はノービザでOK)、香港ドルが必要のが難点。電車・バス代はOctopus for touristsで即解決だが、タクシーはカードすら使えない。

(3)広州空港から陸路

 遠い…深圳までクルマで160km・2時間、渋滞するともっと時間がかかる。

 空港に国鉄が乗り入れたので、これと高速鉄道を組み合わせれば、深圳都心まで乗車時間1.5時間。乗換時間を含めると2時間以上になるし、旅行者にとって国鉄切符購入は難易度高いので、在住者以外はお勧めしない。

 ANA・南航・JALの週3便(日本発は5便)と便数が深圳便と変わらないので、その意味でも勧めない。

(4)マカオ空港から水路

 もっとマイナー…いったんマカオに入国し、空港の近くのタイパ(氹仔)埠頭から蛇口へフェリーで1時間。

(5)その他中国国内都市から移動

 深圳空港は国内線の便数が多い。北京・上海なら30分~1時間毎に飛んでる。チェックインや荷物検査の列も短い。単一ターミナルなので間違えることもない。おすすめ。

 高速鉄道のターミナルは深圳北駅。広州南駅方面は頻発だが、長距離便はさほど多くない。上海との夜行新幹線が走ってる。 福田駅は香港西九龍方面がメインで、それ以外に行く便は少ない。

 長距離バスのバスターミナル(汽车站)は市内に分散しており、どれもどっこいどっこい。WeChat Payが使えればネット購入も出来るが、サイトはターミナル毎に分かれている。時刻表の探しにくさ、路線図の分かりにくさ、車内が相変わらず汚い・治安が不安、ターミナルがどんどん寂れてきてるなど、お勧めしない。

 都市間高速道路は発達しており、北方方面だけでも京港澳、沿海、珠三角环线、武深いずれも6車線以上。広東省内はSAのレベルも良いので、マイカー・レンタカー・リムジン移動も快適。ただし長期連休は渋滞する。

 フェリー(旅客船)は、前述の香港空港便の他にも、マカオ・珠海便が多数ある。このほか香港市内便・中山便も復活したが便数少ない。広州南沙便は運休中。

 

3.深圳への持ち物(買えるもの・買えないもの。特に日本から来る場合)

ネットを探せば何でも見つかる。香港に行けばイオンもドンキも有る。買えないものは無い。手ぶらで来ても問題ない。

但し、ネット通販は「中国の銀行口座」が必須なので、出張者・旅行者は選択肢がかなり狭まる。

・そんなものも買えるの!?というもの・・・衣類はユニクロ・無印があちこちに有る。日本のドラッグストアで売ってるような薬・化粧品・日用品は淘宝に溢れている(代購を使えば外国人も購入できる)。抗生物質・事後ピル・ED薬のような処方薬はネット上で診断(チャット)+購入できる(京东なら外国人も可)。日本式の食材(含生鮮食品)は、日本人向け共同購入が有る。

・買えないもの・・・深圳は日本たばこを扱う店がとても少ない、但しメビウスなら香港の免税店で確実に手に入る。加熱式タバコはもっと少ない(香港は全面禁止)。ズボン下が意外に無い。テーラーメードなスーツ屋が無い(オーダーメイドばかり)。日本語配列・日本語OSなPCはやはり入手しづらい。エロい画像の載った本・雑誌は無い(完全にネット化)。競馬やパチンコは無い(賭博は香港・マカオで)。イカ塩辛とか冷凍できない半生食品は案外手に入らない(香港に有るかも)。

・日本から買ってくるのはやめとくべきもの・・・炊飯器は中国製も十分性能良いし、松下や象印製も売ってる。ましてや、日本で売ってる200V対応品は、高価で種類がとても少ないのでナンセンス。今時中国人すらお土産にしない。 

変圧器。日本は取扱店少・高額・重いので輸送費がものすごく高価。中国で買うか帰任者・帰国者に譲ってもらえ。そもそも日本から炊飯器でも持って来ない限り、使う機会は無い。 同様に、変圧器が必須になる動力系家電(電子レンジなど)も、要らないと思う。

 

4.深圳に来たらまずやること(入手すべきモノ、手続)

まず、スマホで支払が出来るようにならないと、不便極まりない。それには銀行口座開設が必要で、それには中国携帯電話番号が必須なのである。これらはとにかく早く済ませた方が良い。

・携帯電話番号取得

 電話会社営業所は至る所に有り、パスポート提示だけでSIMは買える。移動(China Mobile)・電信(China Telecom)・聯通(China Unicom)、価格に大きな差はない、半年200元・初月は100GB位だと思う。箱(スマホ本体)は、日本で購入したモノも使用可能だが、電波方式が若干違うため、使える電波が制限される。

 コロナ時代は、中国携帯番号でしか使えないアプリが多々あったが、通常運転の現在は「日本の携帯番号」だけで入出国程度は出来るから、出張・旅行者は買わなくてもよろしい。 

 

・銀行口座開設

 外国人の口座開設は厳しい。パスポートのほか、就労(または就学)を証明する書類の提示が求められることが多い。よって、ノービザや短期ビザではまず開設出来ない。また支店ごとでも対応が異なり、結局開設してくれない事もあるようだ。

 とはいえ口座開設出来ないと生きていけないので、就労先の会社・留学先の学校が銀行口座開設をしっかり支援してくれるはず。彼らが推奨する場所・時間・手順に従って手続を進めよう。 それら推奨が無い場合は、自力でいろいろな銀行・支店に当たる事になる。外国人が多く居住する地域・口岸の傍・(留学生の多い)大学の中や近辺、といった辺りがヤリヤスイと思われる。また、中国銀行・招商銀行・工商銀行辺りが比較的外国人に優しい気がする。

 口座開設時は、スマホアプリ(ネットバンキング)も開設する。銀行側が気を聞かせてやってくれる事が多い。出来ればその場で、スマホアプリが動作することを確認しておく。

 合わせて、お金をいくらか預金する。窓口では外貨両替をしない(したがらない)ので、日本円をそのまま預金して(外貨預金)、スマホアプリ上で中国人民元に両替し、ATMまたは窓口で下ろす、という手順となる。

 

・WeChat Pay、Alipay開通

 WeChatアプリのインストール・アカウント開設については、省略。

 我→服务→钱包→银行卡と進んで、銀行口座番号を登録する。その際、本人認証のために暗証番号入力、身分証明書(パスポート)のアップロードなどを求められることが有る。

 これらが全て終わると、晴れて電子マネーが使える人となる。スマホでの買物が出来るようになり、レストランでスマホオーダーが出来るようになり(紙メニュー・店員へのオーダーは絶滅しつつある)、グループ食事会の精算支払が出来るようになる(みんな現金を持ってないから、お釣りも出せないし、貰っても困る)。


・居留許可関係の手続

 長期駐在(居留許可を取得する)場合、臨時住宿登記・健康診断・工作証取得・入出国管理局で面接、といった手続があるが、就労先・就学先が具体的に案内してくれるはずなので、それに従えばよい。

 なお常に忘れてはいけないのは「臨時住宿登記」で、これを漏らすと居留許可など公安の関係する手続が滞ったり、罰金を払う羽目になる。ホテルチェックイン時にホテル側が自動的にやってくれているが、それ以外でも「ビザや居留許可を更新した」「パスポート更新した」時は、速やかに・自発的にホテルフロントへ申告して、登記を更新すること。

 ホテル以外に住んでる人の場合、チェックインという行為が無いので、自分で派出所に行って手続する。特に「家族や友人が日本から遊びに来た」場合は、その家族・友人分の登記を忘れないように。

 

・家探し …略。

 

5.深圳での移動

地下鉄は随分増えて十分便利だが、やはり車が一番便利。北京・上海に比べれば渋滞は少なく、雨が降っても普通に車を拾える。但し、スマホ決済が出来ない場合は、制約が多い。

 

・Didiなど网约车…要はUber。深圳は多数の事業者があるが、Didi滴滴のシェアが大きい。曹操・神州は、都心から外れると捕まえづらい。

専用アプリを使う・WeChatのミニアプリを使う・百度など地図アプリを使う方法が有る。出発地と目的地をアプリに入力し、精算はスマホ決済(WeChat Pay, Alipay)なので、運転手と会話不要なのが利点。但し、わざわざ電話して来て「出発地はxxで良いですか?あとx分でそちらに行きます」と電話してくる運転手も多い。スマホ上にルートが明記されるので、ぼったくりの可能性も少ない。

 

・タクシー…台数が減ってる気がするが、都心部ではまだまだ多数走っている。昔と違って、地理は余り詳しくないが、スマホが有るので知らない所でもどこでも行ってもらえる。

基本は流しを拾うか、ホテル・ショッピングセンター・駅など溜まっている場所で拾う。なので、アプリ操作の手間なく即座に拾えるのが利点。難点は、今でもボッタクリ(遠回り等)が有る事。このため、网约车用のアプリでタクシーを呼ぶ人も多い。タクシーセンターに電話して呼ぶ方法も有るはずだが、誰も使ってないと思う。

支払方法はスマホ決済が基本だが、現金も可。カードは使えない。10km程度の距離でも50元を超えるので、タクシー代って高くなったなあと思う。北京で100元を超えるタクシー代なんて払ったこと無かったのに…

ちなみに、全社バッテリーEVである。水色×白色の統一デザイン。一人で乗るとき、助手席に座る人は大分減った。

 

・地下鉄・バス…地下鉄路線は今も猛烈に増えている。しかしバスは減らない。至る所をまさに「網羅」してる。深南大道や滨海大道のような地下鉄が走ってる路線であっても、階段を昇り降りせずに済むバスを敢えて選ぶ人もいる。

路線・乗換は地図アプリで検索できるし、バスの現在地まで表示されるので、特にバスについては日本以上に使いやすい。

 

(支払手段)

  1. 現金 (地下鉄の自販機も大分復活してきたが、基本は窓口で購入)
  2. 交通カード (基本は窓口で購入。自販機もある)
  3. スマホ二次元バーコード(WeChatPay,Alipay,深圳地铁,深圳通がそれぞれ提供している)
  4. NFC(ApplePayなどを使った深圳通)
  5. 云闪付(銀行キャッシュカードを使ったタッチ支払)

殆どの人が二次元バーコードを使う。NFCやカード利用者は少ない。現金利用者はほぼ皆無。

二次元バーコードの利点は、チャージ不要なこと。一方で、WeChatPay等のバーコードがそのまま使える訳ではなく、ミニアプリを開いて専用バーコードを表示する必要がある。それが面倒くさい。

NFCは、アプリを開かずともタッチだけでOK、チャージもスマホで完結なので、とても便利。中身は交通カードなので、チャージ式・デポジット要なのと、デポジット返金が割と面倒なのが、普及しない理由か。

云闪付は、スマホ不要・事前チャージ不要なのが便利。カードスキャンに時間がかかる・割引が無いのが難点。

交通カードは、地下鉄の駅でしか購入・チャージできないので不便。駅には、スマホ決済でチャージできる機械があるが、だったらスマホで改札機を通った方が速い。子供用はこの交通カード(実体カード)が唯一の手段。子供用はごく一部の駅でしか売ってないので、詳しいことは駅員に尋ねよう。もっとも、もともとの運賃がとても安いため、大人運賃を払っても痛くない。 (中国人の場合、学校で配られると聞いた。日本人学校はそんなことやってくれない)

 

新しい手段はいずれも、スマホ決済または中国の銀行口座開設が前提なので、旅行者・出張者は使えない。現金で買うにしても、地下鉄の自動券売機は殆ど止まってるので、有人窓口へ行くのが無難。バスでは、カード購入・チャージは出来ない。旧式な現金投入箱が有るが、使ってる人は滅多にいない。

 

おおよその運賃は、地下鉄3-9元、バス2‐3元、急行バス10元。深圳通(交通カード。NFCと二次元バーコードもある)を使う場合、各種割引が有る。地下鉄▲5%、バス▲20%(3元を超えると更に割引)、乗継割引▲0.4元。バスは殆どの路線が全区間均一運賃だが、一部路線は区間制で、車掌に目的地を告げて運賃を支払う(地図アプリのおかげで、会話出来なくても支払が出来るのが有りがたい)。

 

・美团骑车などのレンタル自転車(モバイク)…ラスト1マイル(いやせいぜい1kmかな)に欠かせない紀元。特に都心部は、レンタル自転車が至る所に大量に配置されている。しかし坪山区・大鵬区等郊外はサービス区域外。美团(黄色)のシェアが大きいが、哈罗(青色)等もある。

スマホ決済(Alipay, WeChat Pay)が前提。初回利用時は本人認証が要るが、スマホで完結する(約半日~1日かかる)。

利用時は、自転車についてる二次元バーコードを読むと、アプリが立ち上がり、自転車ロックが解錠される。目的地に着いたら、アプリで返却操作すると、自転車がロックされる。(その際、スマホGPSで駐車可能場所かチェックされる)

料金は1.5元/半時間。7日券・1か月券などもある。

深圳は自転車のみだが、恵州など田舎に行くと電動バイクもある。

 

・(番外)クルマ…日本の運転免許・国際免許は使えないので、中国の免許を取得する。(詳細は別記事へ) 深圳の道路環境は良好で、車で行けない所は無い。また運転マナーも他の都市に比べ良好だが、渋滞個所での運転はしんどい。なので、自分で常時運転してる日本人はほとんどいない。

外国人がクルマを購入するには1年以上の居住歴が要るなどハードル高い。なのでリース・レンタルが現実的だろう。神州など大手業者なら、外国人にもレンタルしてくれるようだ。

駐車場(車庫)は安くない…都心は1000元近くする。アパートメント契約時に、車庫代の扱いをよく確認しておこう。また深圳のナンバーは、EVは取りやすいが、従来車はとても高額。一方で機械式車庫だとEVの充電が出来ないので、これまた住居選び時に注意しよう。(機械式は、ぶつけられる可能性が無い、車が汚れないという利点があるのだが…)

 

 

6.深圳での食事

他地域と特に変わらない。

・レストランでは、WeChat/Alipayミニプログラムでのオーダーが普通。卓上の二次元バーコードを読む。それが出来ない場合、店員に頼む。現金は使えるはず。

・美团外卖など出前は、中国の携帯番号とWeChat Pay/Alipayが必須。持ってない場合は、友達やホテルフロントに代行をお願いする。

・日本人向けの店が多いのは、羅湖区の国貿(特にクラウンプラザホテル・粤海酒店)周辺、南山区の南山書城(ホリデイインホテル)周辺。

 

7.深圳での買物

他地域と特に変わらない。

・どんなに小さな店でも、屋台でも、支払手段の基本は二次元バーコード。大多数の人が現金を持ち歩いてない。
 無人レジは電子決済前提であり、現金は使えない。現金客は有人レジへ。

・外卖・网购が非常に普及しており、スーパーやコンビニに行く機会は少ない。基本的に中国の携帯番号と、中国の銀行口座が必須。

・日本人向けの品揃えの店は無い。深圳のイオンに日本のものは殆ど無い。せいぜい、羅湖の粤海酒店内の売店、南山のホリデイインホテル裏のタバコ屋、程度(後者は酒とたばこのみ)。 よって、ネットで買うか、香港のそごう・ドンキ・イオンまで行く必要がある。

 

8.深圳からの国内移動(含香港・マカオ)

・高速鉄道

 深圳北駅がターミナル。国内各地(含む広州南)、香港(西九龍)へ行くならココ。
 福田駅は、広州南・香港(西九龍)方面の電車が通るが、本数は少ない。

・高速じゃない高速鉄道
 いわゆる在来線は、深圳駅(羅湖駅)から出る。 広州東行きが頻発。

 このほかに、深圳東駅・深圳西駅があるが、使わない。

・飛行機

 省外への移動の基本。便数もかなり多い。

 深圳空港(宝安空港)は、ターミナルが一つだけ。駅は11号線「机场站」のみ。迷わない。

 遅延は少ないが、龍舟水の時期(6月ごろ)は雷雨による遅れがある。

・フェリー

 マカオ・珠海へのメインルート。香港空港へ行くときも便利。

 それ以外の地域(香港市内・中山・広州南沙)へ行く船もあるが、少なかったり運休してたり。

 蛇口がメインの港。空港(机场码头)は境内便のみ。

・徒歩での国境越え

 別スレッドにて。

・バス

 鉄道との競争に負けて、どんどん衰退している。広州番禺へ行くのに一度使ったが、新幹線の方が速いもん。

 銀湖、羅湖、福田、宝安、沙井あたりが比較的有名か?

 外国人が利用するのはお勧めしない。

 例外は、香港行きのバス・リムジン(スカイリモ)。各口岸始発のもののほか、福田区内・南山区内からも出るものもある。

・クルマ

 ネット予約車・网约车ならば、市外への移動でも安心して使える。

 タクシーは、広州または深圳の境界付近で乗換を求められることが多い。

 レンタカーは、まだまだ一般的ではない。神州などは外国人にも対応するが、中国の運転免許証が必要なので、使いづらい。

 

9.深圳からの海外移動(特に日本)

・深圳空港から飛行機

 コロナから立ち直ってきたとはいえ、国際線の便数が少ない。日本線は成田・羽田便のみ。しかし便利である。

・香港空港から飛行機

 日本各地はもとより、世界のどこに行くにも、安くて便利。

 空港-蛇口間のフェリーは、荷物もスルーチェックインなので、飛行機の乗継と同等にラク。

 陸路でのアプローチも多数。

・広州空港から飛行機

 コロナの時は香港空港が使えず、深圳より広州の方が便数が多かったので、選択肢に入っていた。

 深圳からかなり遠い(車でも2時間以上)ので、基本的には使わない。

・船 ない。

 

10.新鮮情報の入手方法

以下いずれも、深圳のお店の広告は非常に少ない。

・Whenever広東(ミニコミ誌月刊、冊子型)

・ジャピオン広東(ミニコミ誌週刊、ダブロイド型、Web配信有り)

・深圳ファン(ブログ)

 

以上