smooth foundation代表 Motoki Mike Sagawaのblog -3ページ目

Pro Tools 2021.12は果たしてMBP2015 Mid retinaで動くのか?

めちゃめちゃ更新をご無沙汰しておりました。

コロナで打撃はありつつも、コロナだからこその仕事もあったりして

多方面でいろいろ仕事させていただいたおかげでなんとかサバイブしております。

 

 

  ProToolsの頻繁なアップデート

 

流行りのコロナ禍中、ProToolsがどんどんアップデートしていました。

自分はよっぽどのアドバンテージがない限りはホイホイアップデートする

タイプではない、というか、仕事で使っているエンジニアは皆さんそうだと思うんですが、

我々が求めているもの、それは安定なんです。

安定して約束された動作をすること、これ第一前提です。

いくら素晴らしい機能があったとしても、時々落ちる、フリーズする、

など不安定であれば現場で使うことができないのです。

DAWはただの道具ですが、使えるからこそ道具なんです。

それを使って自分たちは作業をするので、そもそも使えなければその作業ができないわけです。

 

 

 

(表題の件に関して結果だけ知りたい場合は一番下までスクロールしてください。)

 

 

 

 

 

  MBPを使っています

 

道具のことでいうと、普段スタジオでの作業ではスタジオの機材を使っているので

自分で機材を躍起になって集める時代は結構早い段階でやめています。

それでも替えの効かないようなものに関しては所有していますが。。。

なので、macに関しては持ち運んで仕事のできるmacbook proをずっと使っています。

現在は2015 Midの15インチですね。

実はミックスに関してはずっとMBPでいわゆるin the box、それだけで

完結させるパターンでやってきています。まあこれには自分なりの理由があるのでそれはまた別の機会に。

 

 

  注目すべき変更点(自分の場合)

 

ProToolsの話に戻りますが、自分は最近まで2019.10をずっと使ってました。

プラグインなどの環境の縛りもあり、そうしていたんですが、2021.6バージョン、

ご存知の通りボイスが増えたんです。倍に。

nativeであれば128→256です。

実質倍以上だと思います。というのもこれまでは1トラックあたり1ボイスだったので

ステレオであればLとRでボイスを2使うんですが、これ、256ボイスといいつつも256chなんですね。それと、サンプリングレートによってこのボイス数も変動してたんですが、2021.6から固定になったようです。すごいな。

 

これはかつてbounceの際にofflineでできるようになった時くらい心を揺さぶられる仕様変更です。

他にも同時録音で最大64ch(nativeで)まで解放されるようになったとかありますが、

自分の場合、大編成はスタジオだったり、別途機材を用意してやりますが、

そもそも自分のマシンを出動させる録音はそれほど大掛かりな編成ではなかったりするので、ここに対してはふーんという感じでしたが、もちろん人によって食いつきポイントは違うと思うので

あくまでも僕の場合はこのボイス増加が1番の衝撃だったわけです。

 

 

  問題はシステム要件

 

で、ProToolsですが、何年か前からAvidさんはProtoolsのバージョン名を

その年のリリースした年月で統一し始めてからわかりやすくなりましたね。

で、まあこの2021年の完成形が2021.12というバージョンで締めくくっているわけです。

ただこのProTools 2021、システム要件がもちろんありまして、

公式の要件はこちら

見ると、OSは10.14.6のMojaveからになってます。

そしてハードウェアですが、これ探してもMacBook Pro 15inch 2015 Mid retinaがないんですね。海外の口コミサイトでも探しましたがなかったんですよね。

ただ、要はMojaveが動く環境ならいけるだろうということでTime Machineにバッチリバックアップを取った上で入れてみました。

 

あのー、入りましたね。

そして動きますね。

 

まず直近の一番ヘビーなセッションをいくつか立ち上げてPluginを含めた動作確認。

んー、問題なし。

 

ボイスが増えてるかももちろんすぐ試しました。

一番きになってるところでしたから。

Monoで256きましたね。

では、Stereoではどうでしょう。

 

ちゃんとステレオでも256トラックきてますね。

 

前述通り、Time Machineを取った上でやっていますが、

この2015のMBP15inchで動くかということより、実はもっと気になっていたことが

ありまして、それはWaves V11がちゃんと立ち上げあるのかということ。

公式では2021.12ではV11はサポート外でしたが、うちの環境では使えてました。

 

  結論

MacBook Pro 15inch 2015 Mid Retina

2.8GHz Intel Core i7

16GB 

Mojave

ProTools 2021.12

Waves V11

動いています。

 

これで現在一週間ほど過ごしていますが特に問題は起こっていません。

が、公式情報外のことをするときにはしっかりバックアップを取って

やるなら自己責任でやりましょう。

あと、環境ややり方によってなんかの間違いで自分の場合は使えているだけかもしれませんので、必ずしもこのシステムなら必ず動くといっているわけではないので

あしからず。

あくまでも、いち報告としてあげています。