最近日本が怖い | smooth foundation代表 Motoki Mike Sagawaのblog

最近日本が怖い

日本のサービスってやつはつくづく凄いと思うのです。アイデアもそうだけど、それを現実化出来てしまう人、その人間力。と、いわれますが、俺はちょっとこれを問題視してます。確かにサービス凄いかもしれない、けど、そのおかげでいろんなところにボロがでていると思ってます。表向きには課せられた過剰なサービスに応えようと企業が一生懸命になる反面、一人一人の肝心な人間としての大事な部分を犠牲にしてはいないか、と。

ただね、サービス凄いですよ。確かに。
宅配便の配達が予定されている日にメールが届いて、今日は帰りがてっぺんまわる、けど帰ったら直ぐ使うんだというときに、指定のコンビニに配達させてそこで受け取ることが出来る。これ日本だけじゃないの、こんなこと出来るの。
凄い助かる。
だから作業から帰って来ても朝の4時に配達物を受け取れるわけ、コンビニ24時間営業だから。

コンビニ入ると客はまあ誰もいませんよ。
むしろ店員さんも見当たりませんよ。
俺もコンビニの深夜バイトを長いことやっていたからわかるけど、この時間帯が一番眠い。客も来ないから余計眠い。もうちょっとすると生活用品とか納品されてきて検品で忙しくなるから一番マッタリしたい時間。で、大体ワンオペです。
5分待ってみたけど、店員さんでてこない。
今度は事務所に向かって、「すいませーん」て声を掛けてみること数回。無反応。

「おーいっ」
結構声を張って呼んでみる。
寝てるのかなと思って、じゃあ事務所の扉を少し空けて声を掛けようか、と思って少し空けたら勢い良くお兄ちゃんがでて来た。
あれ、ちょっと面倒臭そう。まあいい。仕方ない。

バイトくん「。。。」
俺「あ、じゃあこれお願いします」
バイトくん「。。。」ガサゴソ

バイトくん「。。。」ピッ(バーコード)
バイトくん「サインお願いします」

俺「ねえ、客を待たせたとこに何も言わないんだね?それで一言目に発した言葉がそれか。」

怒ったり気分が悪いとかそういうことはないけど、ちょっとがっかりするよねこれ。これは俺の感覚だけど、こういうやっちゃった時こそ俺はコミュニケーション取って行くけどね。大変お待たせ致しましたとかは普通だけど、少なくともすいませーん、眠くてうとうとしてましたとか、そういう風になるのことを勝手に期待してたけど、例え形だけでも謝罪すらなければ、良いわけもしない、なんならコミュニケーションも取らない、それすら面倒臭いくらい疲れてるんだなと。人間として終わってるよね、それじゃあ。
24時間営業してお客さんへサービスを提供してることで無理させてるんじゃないかな、と思っちゃうよね。人間としての大事な部分をすり減らしちゃうならそんな過剰なサービス要らねえと思ったね。

彼の育った環境や彼の体調等は知らない。けど、明らかに人としておかしいだろう。日本のこういうのものすごい恐い。彼の胸にはトレーニング中というバッチが付いていたが、何をトレーニングしてるんだろうか。

「トレーニング期間だからなおさら言うけど、間違ってると思うよ。それは店員としてじゃなくてとりあえずまず人として間違ってる。」
たまたま彼のテンションがOFFになっていたときだったかもしれなけど、だとしたら人としての彼のデフォルトがこれなら、なおヤバいだろう。
言うだけ言って、言い逃げはいやだから連絡先を置いて来た。何か反論があれば後で連絡でもくるだろうからその時ガッツリやってやると思って。

日本人って凄いね、外国人に優しいね、サービス良いよね、おもてなし。

その期待に答えるために自分をすり減らして、その結果満員電車の人間は出がらしだよ。もう隣にいるやつにすら関心も持ちたくない、人が転けたって知らん顔。足踏んでもどうにも思わないし、自分が邪魔になってようが動こうともしなければ、だからといってそれでケンカをふっかける。酷いもんだ。朝晩の満員電車は日本のダークサイドだと思っている。負の遺産。
疲れちゃってるんだよね。
いつからこんな感じに何だろう。

昔はこんな無理してるのは都会だけだったような気がするけど、今は地方も一生懸命で、いろんなことが便利になって来ている反面、こうした疲れた人が増えて来ている気がする。

会社や仕事、組織、全て取っ払って結局最後に残るのは人と人との付き合いよ。