High School Jam (ハイジャム)を始めた理由
この一年、僕が毎月欠かさず足を運んでいるイベントがあります。
それはHigh School Jam( twitter)という高校生のLiveイベントです。
10代の音楽活動を支援するために、高校生を含むバンドに対して
彼らが一切のお金リスクを負うこと無くLIVEイベントを行えるように
無料でliveスペースを提供し、もちろん入場料も無料というイベントです。
僕はこのイベントをスタートさせるにあたり、大きな二つの目的がありました。
一つ目は音楽学校だからといって音楽だけを教えるのではなく、音楽を通じて
これからの世の中に適応しうる社会人の育成するための機関であるための、
新しい「音楽教育」としての種まき。
二つ目は今までの常識に則って行われてきている日本の義務教育を受けてきた
人たちをリセットする、若い世代の古い常識や日本人だけに通用する常識をぶちこわすこと。
そしてこの上記のことを行うためには、今の義務教育で横並びの立派な日本人として
出来上がってしまう前の早い段階で彼らに出会いたかったということがあり、
こうしたイベントをスタートさせるに至ったわけです。
もちろんそうした方針でイベントを動かしているかどうかなんて参加者には
まったく関係ないのですが、何か物事の選択しを迫られたとき、問題が生じたときに
運営側の僕らとしてこれは何のためにやっているのかという判断基準としての
ブレないコンセプトを持っていることは必要でしたし、このコンセプトを共有している限り
あとは何でも有りでありたかったというところがあります。
僕が音楽教育に携わった約8年、いろいろな生徒さんに出会いました。
そのほとんどの生徒さんの目標は「プロになる」「デビューする」ことでした。
じゃあプロになるとはどういうことなのか?
デビューして何をしたいのか?
ところがこれらの僕の質問には答えられない。
音楽は趣味の延長や、お金にならない、好きなことをやってていいね、など
音楽をやっているといろいろなことを周りから言われます。
ですが、僕は音楽活動をしていることで学べることがいっぱいあると考えていました。
音楽家は言わば個人事業主、いわゆる自営業なのです。
プロになること、これは起業です。
プロになって何がしたいかということは、実は非常に大切な部分です。
一般企業に入社して固定給をいただくような場合であったとしても、僕はこの個人事業主的な
感覚や心構えは非常に必要になる思っていました。
希望の会社に入社することが目標ではなく、そこで何をしたいかということを明確に
自分で意識していることが仕事の成績にも必ず繋がりますし、会社に所属していたとしても
「個」としての強さや個性は大切で、それは会社にとっても戦力になります。
個としてあるために、自分の個性を自分で理解し、そこを伸ばす。
自分の弱点の穴埋めをして平均的な人間になるのではなく、自分の強いところを伸ばすことで
その分野においてのスペシャリストになりうるのです。
もっと言うと、自分に出来ることを集約していくと自ずとそれが自分にしか作れない
キャリア作りに繋がると思っています。
大学に入ることが悪いとは思いません。が、何のためにその大学に入るのか?と聞いたときに
「とりあえず」という返答を良く聞きました。
多くの高校では大学進学を進めますが、本当に今の大学がその一人一人のこれからのキャリア作り
にとって唯一の選択肢なのでしょうか?
学校が生徒達を進学させることよりも、本来は自分で自分の人生を進んで行ける力や知恵、そして
選択肢を見せて導いてあげるのが本来の教育なんじゃないかとずっと思っていました。
僕がMIにいた約8年、ここにずっとフォーカスして学校運営に携わっていました。
馬鹿なことやったっていい、けどちゃんと自分で責任を取る。
好きなことやったっていい、そのかわりそこには理由があるべき。
例外や前例のないことをやってもいい、なぜそうするべきか周りを納得させられたら。
周りと違ったって良い、人は一人一人個性があり違うべき。
答えはいつも一つじゃない、答えは教えてもらうものじゃなく自分で探して納得できるもの。
音楽は無から有を作って行く芸術です。
芸術家が周りと一緒ではツマラナイ、結果飛び抜けることが出来ないのです。
上記のことは音楽活動をしていくためにはすごく大切なことである反面、
社会人として至極当たり前のことだと思いませんか?
学校で目的の無い勉強ばかりを教えているのであれば、こうしたことを気付かせる場を
作ろうと、その第一歩としてこうしたイベントをやっていこうと思った理由です。
僕が学校を退職した今でも、このイベントはスタッフや講師のおかげで続いています。
続いているどころか、参加者も増え、動員も増えどんどん進化しています。
コンセプトの共有、参加者に対しての熱、参加者の姿勢、素晴らしいと思い、
今では僕が刺激を貰いに毎月通っているわけです。
そんな僕は、この音楽学校という枠の中に捕われずもっと広くこうした
動きを広めて行きたいと思い立ち、会社を辞め、smooth foundationの設立に至ったわけです。
まだ少しずつですが確実に古い常識にとらわれない新しい仕掛けを作っています。
それはHigh School Jam( twitter)という高校生のLiveイベントです。
10代の音楽活動を支援するために、高校生を含むバンドに対して
彼らが一切のお金リスクを負うこと無くLIVEイベントを行えるように
無料でliveスペースを提供し、もちろん入場料も無料というイベントです。
僕はこのイベントをスタートさせるにあたり、大きな二つの目的がありました。
一つ目は音楽学校だからといって音楽だけを教えるのではなく、音楽を通じて
これからの世の中に適応しうる社会人の育成するための機関であるための、
新しい「音楽教育」としての種まき。
二つ目は今までの常識に則って行われてきている日本の義務教育を受けてきた
人たちをリセットする、若い世代の古い常識や日本人だけに通用する常識をぶちこわすこと。
そしてこの上記のことを行うためには、今の義務教育で横並びの立派な日本人として
出来上がってしまう前の早い段階で彼らに出会いたかったということがあり、
こうしたイベントをスタートさせるに至ったわけです。
もちろんそうした方針でイベントを動かしているかどうかなんて参加者には
まったく関係ないのですが、何か物事の選択しを迫られたとき、問題が生じたときに
運営側の僕らとしてこれは何のためにやっているのかという判断基準としての
ブレないコンセプトを持っていることは必要でしたし、このコンセプトを共有している限り
あとは何でも有りでありたかったというところがあります。
僕が音楽教育に携わった約8年、いろいろな生徒さんに出会いました。
そのほとんどの生徒さんの目標は「プロになる」「デビューする」ことでした。
じゃあプロになるとはどういうことなのか?
デビューして何をしたいのか?
ところがこれらの僕の質問には答えられない。
音楽は趣味の延長や、お金にならない、好きなことをやってていいね、など
音楽をやっているといろいろなことを周りから言われます。
ですが、僕は音楽活動をしていることで学べることがいっぱいあると考えていました。
音楽家は言わば個人事業主、いわゆる自営業なのです。
プロになること、これは起業です。
プロになって何がしたいかということは、実は非常に大切な部分です。
一般企業に入社して固定給をいただくような場合であったとしても、僕はこの個人事業主的な
感覚や心構えは非常に必要になる思っていました。
希望の会社に入社することが目標ではなく、そこで何をしたいかということを明確に
自分で意識していることが仕事の成績にも必ず繋がりますし、会社に所属していたとしても
「個」としての強さや個性は大切で、それは会社にとっても戦力になります。
個としてあるために、自分の個性を自分で理解し、そこを伸ばす。
自分の弱点の穴埋めをして平均的な人間になるのではなく、自分の強いところを伸ばすことで
その分野においてのスペシャリストになりうるのです。
もっと言うと、自分に出来ることを集約していくと自ずとそれが自分にしか作れない
キャリア作りに繋がると思っています。
大学に入ることが悪いとは思いません。が、何のためにその大学に入るのか?と聞いたときに
「とりあえず」という返答を良く聞きました。
多くの高校では大学進学を進めますが、本当に今の大学がその一人一人のこれからのキャリア作り
にとって唯一の選択肢なのでしょうか?
学校が生徒達を進学させることよりも、本来は自分で自分の人生を進んで行ける力や知恵、そして
選択肢を見せて導いてあげるのが本来の教育なんじゃないかとずっと思っていました。
僕がMIにいた約8年、ここにずっとフォーカスして学校運営に携わっていました。
馬鹿なことやったっていい、けどちゃんと自分で責任を取る。
好きなことやったっていい、そのかわりそこには理由があるべき。
例外や前例のないことをやってもいい、なぜそうするべきか周りを納得させられたら。
周りと違ったって良い、人は一人一人個性があり違うべき。
答えはいつも一つじゃない、答えは教えてもらうものじゃなく自分で探して納得できるもの。
音楽は無から有を作って行く芸術です。
芸術家が周りと一緒ではツマラナイ、結果飛び抜けることが出来ないのです。
上記のことは音楽活動をしていくためにはすごく大切なことである反面、
社会人として至極当たり前のことだと思いませんか?
学校で目的の無い勉強ばかりを教えているのであれば、こうしたことを気付かせる場を
作ろうと、その第一歩としてこうしたイベントをやっていこうと思った理由です。
僕が学校を退職した今でも、このイベントはスタッフや講師のおかげで続いています。
続いているどころか、参加者も増え、動員も増えどんどん進化しています。
コンセプトの共有、参加者に対しての熱、参加者の姿勢、素晴らしいと思い、
今では僕が刺激を貰いに毎月通っているわけです。
そんな僕は、この音楽学校という枠の中に捕われずもっと広くこうした
動きを広めて行きたいと思い立ち、会社を辞め、smooth foundationの設立に至ったわけです。
まだ少しずつですが確実に古い常識にとらわれない新しい仕掛けを作っています。