皆さま、こんにちは!

 

先週ウガンダ共和国北部のアジュマニ県、オボンギ県に行ってまいりました。

UNDP(国連開発計画)経由、日本政府の補正予算事業で' Builiding resilient refugee and host communities'という案件を実施させて頂いております。

 

両県の難民とホストコミュニティ1,320名を対象に、昨年9月より下記の活動を続けてきました。

1. 労働集約型アクセス道路補修→ 合計6.7km補修・アクセス向上に成功

2. 地域の緑化のための植林→ 合計50エーカーの緑化(40,000株植林)に成功

3. 森林伐採抑制のための高効率かまどの作成→ 1,320基作成し、使用薪木が7割減!

4. 難民と、難民受け入れコミュニティ住民の平和的共存のための様々な活動を展開(スポーツイベント、文化交流会、ラジオショーなど)

 

上記活動を終えた1,320名の裨益者たちは、活動を独自に続け自立を達するために、VSLAというビジネスグループを立ち上げました。なんと50VSLAが誕生!!

 

今回の旅の主目的は、裨益者が立ち上げたVSLAが活動を開始するためのビジネスツールの配布に立ち会うためです。各VSLAが執筆したビジネスプロポーザルを元に、地区のリーザーを巻き込み委員会を立ち上げ、配布するビジネスツールを選定しました。

 

酪農拡大のためのヤギ、小売店立ち上げのための生活用品、サロン開設のためのヘアケア用品など様々。

 

これらは単なるギフトでなく、今後彼らがビジネスを展開・発展させていくための初期投資であることを強調しました。各VSLAには今後3ヶ月毎に、ビジネス進捗報告書を出してもらいしっかりモニタリングしていくことになりました。

 

ブラウンシュガーはグラム売りにして利益を上げる作戦らしい

 

配布物品を積んだトラックが事故に遭ったり、5時間遅れで到着したりと、ウガンダらしいハプニングの連発でしたが、何とか無事予定していた物品を引き渡すことができました。

 

植えたチークの苗も力強く育っていました

 

作成したかまどは各家庭で大活躍していました。

 

引き続き彼らの自立を見守りたいと思います。頑張れ、若者!!!

 

PS 北部で食べられる、シムシム(特産品のゴマ)とピーナッツのソースが絶品でした。また食べに行きたい!