ご無沙汰しております!日本は蒸し暑くなっているかと思いますが、ウガンダは涼しい良い気候が続いております。

 

3月末に開始したキトゥグム県での「ウガンダ北部における道路インフラ整備・地域の緑化を通した強靭なコミュニティづくり」(外務省NGO連携無償資金協力事業)のお話です。

 

7月21日より待ちに待った「土のう工法」を用いた農道補修訓練を開始しました〜!

2日間の座学理論講座ー1日目は道路補修と排水整備、2日目は資金管理とビジネススキルーを経て、18日間の実地道直し訓練を始めました。

 

座学。英語と現地アチョリ語を織り交ぜて講義します。

 

今回はキトゥグム県内のナモコラ準郡・ラゴロ準郡というところで、各25名の訓練生たちと合計650mの道路補修に挑んでいます。私も初日の道直しにお邪魔し沿線の草刈りのお手伝いをしましたが、ものの2分で戦力外通告を受けました。訓練生は畑仕事で慣れているので、数時間で250mもの草刈や側溝掘りを終わらせていました。

 

   

2mに満たない道路幅を草刈りによって5mに拡幅します。そして道路の大敵である水を流すための側溝をひたすら掘ります。この下準備が終わってから土のう作業に移ります。

 

補修中の2箇所の道はいろんなファクターを考慮して選びました。既存の土管は壊れていて道路排水がままならず、雨が降ると泥濘化し、洪水してしまう難敵です。

 

道直しは8月中旬まで続きます。道が良くなり通行性が向上すること、それに50名の訓練生が技術を身に付けて逞しくなってくれることを楽しみにしています!

 

道路のビフォアアフターについてはまた次回!

引き続き応援頂けると嬉しいです⭐️

 

こんにちはー!

 

北部キトゥグム県内の2小学校にて、衛生・健康啓発ワークショップを実施してきました。

 

生理用タオルの裁縫ワークショップ、感染症予防セミナー、3Rs(リユース、リドュース、リサイクル)によるゴミ分別指導などなど、盛りだくさんの3日間でした。

講師である私たちも、グルに続き2回目の先生ということで前回より効率良く進められたと思います。

 

生理用タオル裁縫ワークショップには、学校からの熱い要望もあり、女性生徒ではなく男子生徒にも加わってもらいました。生理や性に関する知識が乏しく、女の子をバカにしてしまうことも少なくないとか。生理は決して恥ずかしいことではないこと、それを理由に学校を休む必要なんてないことを強調しました。

 

とにかく子供たちが可愛すぎて、とっても癒されました☺️

私たちが行う草の根での活動が根付き、継続されることを祈るばかりです。

 

   

 

   

 

 

こんにちはー!オリオティア。

 

4月より、NGO連携無償資金協力の下、「ウガンダ北部における道路インフラ整備・地域の緑化を通した強靭なコミュニティづくり(第2年次)」を開始しました。

 

第1年次(2023年4月〜2024年3月)はグル県にて、以下を無事完了しました。

  1. 「土のう工法」を用いた農道補修 → 560mの補修
  2. 育苗・植林トレーニング → 2育苗場を立ち上げ25,000株以上の苗を生産、15.5ヘクタールに植樹し緑化 
  3. 省エネ型かまど作成トレーニング → 331基のかまどを作成、各世帯での実用開始
  4. 小学校での衛生・健康啓発教育 → 2校にてトレーニングを実施(生理用タオル裁縫、ゴミの分別、疾病予防など)
これから重要なことは、訓練生たちが自主的に活動を続けること。継続性・持続可能性や発展性は非常に大切なのですが、団体のExit後は色々な理由で活動が立ち消えることも多々あり、すべてのNGOが課題とするところなのです。
今後は新事業を実施しながら、グル県の訓練生たちのモニタリングも続けます。
 
 
さて、4月から開始したキトゥグム県での事業、活動内容はグル県とほぼ同様ですが、1年次にうまく行かなかった事の反省を取り入れて、発展させていくつもりです。
 
我々キトゥグム県での事業実施は初となるので、まずは県政府への事業説明会に行ってまいりました(カンパラから車で7時間かかります)。この事業、エンジニア課、教育課、天然資源課、コミュニティ発展課など様々なデパートメントが絡むため、20人程のオフィサーが集まりました。事業内容と今後のスケジュールを共有し、県政府人員の事業への積極参画についてお願いしました。ウガンダではこれが大切で、入り口を間違えると後々とんでもないことになります。参加者の皆様、事業内容に合意してくれ、各種トレーニングの視察や訓練生の早期選定などを約束してくれました。
 
 
 
キトゥグム県は乾燥地で雨の少ないところ。4月〜5月は貴重な雨期ということで、早速一つ目の活動である植林が走り出しています。50名の農民と30日間で20ヘクタール以上に植樹することで、森林面積がめっきり減ってしまった地域の緑化を目指します!
 
農民グループ50名と植林地の整地や測量をしました。苗木の種類によって植林間隔が違うので、測量は大切です。
 
植樹予定のユーカリとチークの苗
 
ぐんぐん育ってくれることを祈ります。植樹後の活着率・生存率もモニターしていきます。
 
7月〜8月はかまど作成訓練、農道補修訓練が控えているので、準備も進めています。
 
また、各活動の進捗についてレポートいたします!
引き続き応援いただけると嬉しいです ☺️