スタイルが隣の部屋から持ってきたものを副部長が受け取り、そのまま進撃とラクダに渡した

それは、けやき坂の制服で2人はどこから手に入れたのだろうと不思議そうな顔を浮かべていた


「ちょっとしたツテがあってね。あんまり深く聞かない方が良いよ。」


副部長は2人の考えを読み取り、聞くスキすら作らずそう答えた


「これ着て潜入すればいいんですね。」

「誰に会いに行けば...」

「そう。それ着て潜入してきて。3年の前部長に会って、お互いに半年間はケンカや抗争をしない不可侵協定を結んできて。」

「え......」

「そんな大役...」

「大丈夫。前部長、2人のこと気に入ってるみたいだから。」

「だからと言って...!」

「難しいんじゃ。」

「そこは、2人のトークスキルでなんとかしてね。」

「「......。」」

「部長も2人にお願いしたいって言ってた。」

「分かりました。」

「行ってきます。」

「よろしくね。」


そうして、進撃とラクダの2人は、けやき坂の制服を受け取り作戦決行に向けて、部室を去っていった


「ねぇ...ぺーちゃん。」


2人が去ったところで、キャロが口を開き副部長に話しかけた


「んー?」

「部長に会ったの?」

「うん...」

「どこで?」