「理佐らしいね。」

「そうですね。まぁ、そこからなんですよ。理佐とは...」

「へぇ...」

「理佐と一緒にいて楽です。」

「2人お似合いだからねぇ...」

「守屋先輩と菅井先輩には劣りますよ。」

「え?そんなことないよ。」

「いやいや...」

「まぁ、それは置いといて、理佐のことお願いね。」

「えっ?」

「志田ちゃんが来てからなんだよね。あんな表情を毎日のように見せてくれるようになったの。前は、今みたいに笑わないし、あかねんとの言い争いも雰囲気はものすごく怖い感じで私でも止めに入るのがなかなかできなかったよ。」

「理佐が?」

「志田ちゃんはイメージできないと思うけど、常に近づくなっていうオーラだしてて、私とあかねん、てちやねる以外誰も近づけなかったんだよ。」

「なんかあったんですか?」

「うーん...それは私からは言えない。」

「え?」

『菅井先輩!』

理佐が声をかけた

「わ!どうしたの?」

『部長が、タイム測る準備してほしいって...』

「あっ...ありがとう!」

『なに話してたんですか?』

「それは...」

『"あのこと"ですか?』

理佐は友香を軽く睨みながら聞いた

「違うよ!"あのこと"は誰にも話すわけないじゃん!」

『それならいいです。すみません...』

理佐はそう言い残し練習に戻った

「理佐が菅井先輩のことを睨むなんて...」