3月に入り2023年も3ヶ月目に突入しました。
去年の今頃は幹細胞採取で入院をしていました。

移殖はしない予定ですが、念のため身体が若くて元気なうちに幹細胞の採取をしておくことになりました。何年間か病院内で保存してもらえるそうですが、移植はするつもりはありません。
今後は標準治療でも移植は必要なくなってくると言われているので、きっとお世話になることはないでしょう。

1週間くらいの入院期間で、最初の4日間は毎朝白血球を増やす作用のあるG-CSF製剤を皮下注射で投与します。
造血幹細胞は骨髄の中に存在していて、骨髄以外の血管の中にはほとんど存在していません。造血幹細胞を採取するために、薬剤を投与して骨髄中の造血幹細胞を末梢の血管の中に移動させて増やします。

その4日間はそれ以外は特にすることもないので、病院内をグルグルとウォーキングしたり、ベットの上で筋トレをしたりして過ごしました。
入院した病院は広尾にあり、東京の風景を堪能できる大きな窓もあったので病人気分にならずにすみました。

幹細胞採取は首にカテーテルを入れて採取しました。
処置室で全身に緑色にビニールを被せられ、首だけを出した状態でブスッと針を刺された時は怖くて震えました。
おそらく血が溢れたのか、首に生温かい水分がたらーっと流れるのを感じました。

なにせ場所が首なので非常に恐ろしい体験でしたが、過ぎ去ってしまうとこれも経験!と前向きに捉えています。

そんな事から1年。
相変わらず、体調もよく病気のことを忘れるくらいに毎日元気に過ごしています。
毎日1錠のレブラミドと予防薬、週1回のデキサメタゾンを服用しています。
そして、月に1回は病院でサークリサの抗がん剤です。

先月の血液検査では、比較的ゆっくりではありますが数値は少しずつ良くなってきているようでホッとしました。
今回は以前から気になっていた漢方薬を一緒に処方してもらいました。
人参養栄湯というもので、骨髄腫の治療時の体力補助などに役立つというような内容のものを前にネット情報で仕入れていて気になっていたので、主治医に聞いてみました。効果のほどはわかりませんが、身体に悪いものではないので出してくれることになりました。
服用を始めて2週間くらい経ちましたが、特に変化は感じられません。
何か少しでも良い効果があれば嬉しいのですが、次回の血液検査の結果を楽しみにとりあえず毎日朝晩きちんと服用しています。