エジプトの旅(その1)ルクソール(テーベ)
年が明けて最初の旅にエジプトを選びました。小学校高学年時に同級生と競うように図書館でエジプト古代史の本を読みあいお互い刺激を与えあったのを思い出します。現代のルクソールはアメリカラスベガスに燦然と巨大ホテルとして君臨しておりますが、エジプトのルクソールはナイル川の東岸に位置しており古代エジプトの政治的、宗教的な中心都市でありました。古代エジプトはナイルの東岸が生者の街、日の沈む西岸が死者の街とされました。写真はカルナック神殿の模型でアモン神を祭ってあります。
向こうに見える壁が第一塔門で、スフィンクスがそこまで続きます。今はスフィンクスは数十メートルぐらいしかありませんがその当時はずーとはるかかなたまで続いていたそうです。アスワンハイダムができるまでナイルがスフィンクスのすぐそばまで流れており、上流からの石をはこび神殿の建築に利用したそうです。
ここは第一中庭で巨大な石柱が林立していたそうです。遺跡のかなりの部分が砂漠に埋もれていたそうで逆にそのおかげでこうして遺跡としてわたしたちは古代エジプトを楽しむことができるのかもしれません。ひとつひとつ石が巨大でナイルの上流から切り出し、運搬し、建立し大変な労力と富が必要だったと思います。
セティ2世の小神殿。アメン、ムト、コンスの古代神の聖船が収められていた神殿だそうです。
偉大なる王ラムセス2世(第19王朝)の像。
ハトシェプスト女王のオベリスクです。
スカラベの像。この周りを7回廻ると願いが叶うそうです。
同じくルクソールにあるルクソール神殿でカルナック神殿と一体化した神殿であったそうでこの第一塔門の前からスフィンクスがカルナック神殿まで続いていたそうです。この第一塔門にはラムセス2世の像とオベリスクがあります。オベリスクがありますが本来左右2対のものがありましたが、欠けた一本はパリのコンコルド広場にあります。
ここはラスセスの中庭と呼ばれておりラムセス2世の像と石柱が数多くみることができます。。
これはおそらく捕虜のレリーフで、偉大なる王の力を表しています。
ルクソールの神殿群は4000年ほど前のものですが、きれいな形で今も残っています。
ツタンカーメン王ご夫妻の像。後ろへ廻ると奥さんが右手をツタンカーメン王の方にかけているのがわかります。