2016年12月ラスベガスの旅
ラスベガスから車を西の方角に走らせで約3時間悪名高きデスバレーに到着します。むかしラスベガスからヨセミテに行くのに通過した思い出があります。
「ダンテのながめ」。ここは天国なのか、地獄なのか、はたまた煉獄なのか・・・。神曲の地獄編を思い出しながら眺めを楽しみました。写真の白いところは岩塩の地帯でここは太古海底だったところで、しかも海抜下86M、太陽の照りつける灼熱の地域です。
GOLD CANYON。オーストラリアの風の谷を思い出し、疲れもあり(学会疲れ)TRAILはパス。
まるで火星にでも来たような風景が広がります。
悪魔のゴルフコース。7200ヤード、パー72。悪魔しかPLAYできません。
岩でなく岩塩。少し削ろうと思いましたが堅くて無理でした。
降水はほとんどないし灼熱だし、まさにデスバレー。昔はNATIVE AMERICANのいくつかの部族が住んでいたみたいですが、今は小さなINNとレストランがあるだけの土地です。
続いてフーバーダム。ニューディール政策を思い出しますね。昔グランドサークルへ行くとき、キャンパーで険しい坂道を登りフーバーダムの横を通り抜けて行ったのを覚えていましたが、おそらくバイパスができ昔のルートとは違っていました。このフーバーダム工事のために輸送とお楽しみのためにラスベガスが建設されました(と、解説してありました)。
発電所を説明するシェーマ。
脇から水を送るパイプ。TOO BIG。
ダムのBACKYARD TOURに参加するのは初めて。
ダムから見たネバダとアリゾナを結ぶ幹線道路(上の橋)。アメリカはとてつもなく巨大なものを作るし工事で犠牲になった人たちをきっちり顕彰するし偉大な国家であることに違いはないなとあらためて思いました。
この25年の間に名古屋空港はセントレアになるし、アメリカ入国も複雑になるし、現代の宗教戦争(もしくは代理戦争)は起こるし、世界の勢力地図は大きく変わるし、わたくしの母校もノーベル賞受賞者が何人か出て喜ばしいことだけど同級生の教授殿は病院に金がないと訴えてくるし(ちょっと前なら考えられないことですが)、困難な時代を迎えつつあるのだろうとこの25年を振り返りながら旅行を楽しんでいました。言い訳はせず、今後もいろんなことを考えながら突き進んでいくつもりです。
2016年の旅 完
2016年12月サンディエゴの旅
約25年前医局から初めて7,8人で学会で訪れたのがここサンディエゴです。砂漠の中のゴルフ場でスライスボールが民家の屋根を直撃し慌てて逃げたのもここですし、ホテルデルコロナドの体育館のようなレストランで夕食をしたのも良い思い出です。先輩が100ドル以上のワインをポンポン注文しASTONISHしたのもこのサンディエゴでした。
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このホテル歴史的遺産で、25年ぶりに訪れると現代のラグジュアリーホテルになれるとどこかかび臭い感じがしましたが、やっぱり良いホテルです。
ホテル目の前のビーチで太平洋を望みます。ジョッギングやら散歩する人がちらほらいました。真冬に半袖半パンです。アメリカ人やるぜー。
当時の記憶が鮮明に残っていましたが、このホテルを訪れたモンローや歴代大統領の写真が廊下に展示してあります。そう言えばこのホテルモンローの「お熱いのがお好き」のロケが行われてホテルです。ジャックレモンだったかー?
サンディエゴ含めてアメリカには歴史的遺産は少ないかなーと思っておりましたが、国宝級のHISTORIC HERTAGE。スペイン人がはじめてここカルフォルニアで布教活動を行ったバシリカです。ZOOやSEA WORLDもいいですが、ここ一見の価値あり。
どことなくメキシカンな感じがしますが(ヨーロッパの重厚な聖堂とは少し違う)、みんな熱心に祈りを捧げます。
おそらく「ジュニペロ セラ」の像。何にも書いてなかったのですが・・・。
NATIVE AMERICANに殺されそうになっている宣教師。困難を乗り越え布教、布教。日本での布教の方がある意味楽だったかもしれません。
建築に造詣の深い方に連れて行っていただきました。ラホヤのソーク研究所にあるルイス・カーンの代表的建造物で、コンクリートの打ちっ放しが特徴だそうです。私どもの母校の教養部もそうだったなーと感慨にふけりました(この建物がはしりだそうです)。
自然とデザインの共生がテーマの一つだそうです。初めて教えていただきましたが、EPOCK MAKINGな建築家だそうです。
話変わり西洋人として初めて新大陸西海岸に上陸したカブリロの記念碑です。
サンディエゴを見下ろす岬に立っており遠くデルコロナドも確認できます。サンディエゴは穏やかないい街で米国人がRETIREMENT後、住みたいというのもうなずけます。今回学会で25年ぶりぐらいにサンディエゴを訪れましたが感慨深いものがありました。当時一緒に行ったメンバーはどんな風にしているのか気になりましたし、長い年月がわたくしを成長させてくれたなーとあらためて思い感謝の気持ちでいっぱいになりました。