語学力向上に必要な環境とは - Get Out of Your Comfort Zone - | University of Maryland Smith MBA 日本人在校生ブログ

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皆さんこんにちは、1年生のSです。

 

私は、MBA留学に来る以前の海外経験は旅行以外になかったため、語学力の向上をMBA留学の目的の1つとして設定していました。アプリカントの皆様の中にも、私と同様の目的を持っていらっしゃる方も多いかと思います。そこで今回は、語学力を向上させるために必要な環境について、私が感じていることをご紹介させていただきたいと思います。

 

①    日本語から離れることの重要性(日本人学生の人数について)

 

MBAの世界では、“Get Out of Your Comfort Zone”(自分にとって居心地の良い領域から飛び出し、新しいことに挑んで成長しよう、という意味)という言葉をよく耳にします。そして、我々日本人にとって一番のComfort Zoneと言えば、それはやはり「日本語で話せる環境」なのではないかと思います。我々Smith MBAには現在、2年生2名、1年生4名の計6名の日本人が在籍していますが、コアクラス(必修科目)は1学年100名が50名×2クラスに分かれて受講するので、1年生の私たちの場合は各クラスに日本人が2名ずつという状況で、日本語から離れてComfort Zoneから飛び出すには最適な環境だと思います。

また、日本人が少ないということは、何か日本が話題に上った際に日本のことを伝える役割を担う機会も多いということを意味しています。私も、「シンゾウ・アベの三本の矢はちゃんと機能していると思うか?」というとても堅い話を聞かれることもあれば、「おにぎり食べたいから作って」とか「テラスハウスに出てくるあの子かわいいよねー」というとてもゆるい話まで(※こちらでもNetflixでテラスハウスを放映しているため、番組を知っているアメリカ人もいます)、日本人という立場を生かして授業やクラスメイトに貢献するチャンスが多く存在すると思います。

 

 

 

②    ネイティブと話す環境の重要性(=アメリカという国を選択する意義)

私は、MBAのオリエンテーションが始まる前の2か月弱、MEI(Maryland English Institute)という語学プログラムに参加していました。このプログラムには、日中韓などの東アジア諸国だけでなく、中東や南米など、英語を母国語としない国からの留学生が多数参加していました。私にとってはこれが初めての英語のみでの生活であったため、語学力の向上という点で、これ自体は非常に有意義なものでした。

ただ、このプログラム修了後に始まったMBAのオリエンテーション&カリキュラムで、私は、留学生同士の会話もComfort Zoneであることに気付かされました。英語を母国語としない留学生たちの話すスピードは決して速くはありませんし、教科書的な単語・文法を多用するため、比較的居心地の良い英語なのです。

留学生同士の会話ももちろん語学力の向上には役立つのですが、やはり、ネイティブとの会話に勝るものはないと思います。そうした意味で、アメリカやイギリスなど、英語を母国語とする学生が大半を占める環境に身を投じることは、大変重要なことだと思います。特に、Smithの場合には金融やコンサル業界だけでなく、消費財メーカーやエンタメ業界、政府関連、Non-Profit、現役軍人など、多種多様なバックグラウンドを持つネイティブが在籍しているため、彼らとの会話を通して、アメリカの文化や産業についても幅広く知識を広めることができる環境が整っています。

 

 

③    クラスメイトと親しくなることの重要性(=Small Sizeを選択する意義)

ただ、いかにネイティブが多い環境に身を投じたとしても、彼らと仲良くなり、頻繁に様々なトピックについて会話する機会がなければ、語学力やコミュニケーション能力を伸ばすことはできません。そうした意味で、私はSmall SizeのSmithにとても満足しています。

一般論として、同級生が多くなればなるほど、一人ひとりとの関係性が浅く広くならざるを得ないと私は思います。その点、Smithは1学年が100人という小規模であるため、みんなと深く親しくなることができ、みな、お互いの性格や興味のある話題、共通の話題などを理解していて、表面的な世間話や挨拶だけにとどまらず、常に様々なトピックについて会話することができます。例えば、私のクラスメイトたちは、日本の話を私に聞いてくるのはもちろんのこと、私の趣味(スポーツ・音楽)に関連するイベントに誘ってくれたり、現在全米が注目している大統領選について10分以上立ち話をすることもありますし、学生気分に戻ってとてつもなくくだらない話をしてみんなで爆笑することもあります。特に私の場合には、私の趣味を知っていたクラスメイトが誘ってくれた学内のサッカーリーグに参加して毎週試合を行っているのですが、試合やその前後の食事などを通じて、よりみんなと話す機会が増え、さらにはプレースタイルを通して国民性も知ることができ、大変いい刺激になっています。

このように、自分のことをよく知ってくれている人が周りに多くいるということは、その人たちが私をComfort Zoneから踏み出す機会を多く提供してくれるということを意味しています。その意味で、Small Sizeという選択は、非常に効果的だと感じています。

 

クラスメイトと参加している学内サッカーリーグ

 

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