趣味はいろいあるものの、一周まわって、やっぱり本が好き!と再認識しました。
今年はたくさん本を楽しむ一年にしたいと思っています。魅力的な読みたい本がありすぎて、心がメラメラと燃えています。
たくさん読んで、そして自分の小説もまたひとつ書きたいです。
ブログから離れていた間に別のところに書いていた感想を、いくつか貼ります。
やはり一箇所にまとめておいた方が、自分で後から見直したり思い出したりしやすくて。
短文の方が通勤時間などに感想をぱぱっと書けるので、これからはこういうスタイルにするかも。ほとんど自分用備忘メモな荒っぽい文章ですが…
それでもよろしければお付き合いください。
アンナ・カヴァン 『氷』
美しい描写に誘われた。
この世界で確実なものは堅固な存在は、氷だけ。確かな事実は、世界はやがて終わるということだけ。較べると、人の何と弱く流されやすく不確実なことか。故に自己を変革することも欺くこともできるわけだけども。
何かと何かの境目が見つからない。
『宇宙は何でできているのか』(村山斉 幻冬舎新書)
すごくわかりやすい、宇宙と素粒子の話。自分の中でばらばらの断片だった知識を綺麗に纏めて整理してくれた。宇宙関連の本、もっと読みたい。暗黒物質とか暗黒エネルギーとか聞くとわくわくする。わくわくが、好奇心が人間を動かすんだ。
ナボコフ『ロリータ』
悲しかった。人間って愚かで、たくましくて、悲しい。
ナボコフは読んでいると、してやられるというか、ずるいなぁとも思うけど、美しさを味わい尽くすためにこれもまたいつか再読したい。
早稲田文学増刊女性号
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買ってよかった。可愛い装丁と裏腹の、熱い中身。川上未映子さんの序文が胸を打つ。毎日少しずつ、好きなところを自由に読んでは、私の体温が上がり下がりするのを楽しんでる。明日はイーユン・リーのを読むんだ。
ルシア・ベルリンは短編集待ってます!さらっとしたタッチで核心に迫るところにぐっときた。ユーモアのある視点も。岸本佐知子さんの軽快な訳文も。ぜんぶ魅力。もっと読みたい。
ポール・オースター 『リヴァイアサン』
国家という巨大な幻獣の中で、怪物を構成する一要素である人々はどう生きていくのか。人と人との化学反応、そこで発生する化合物、それらは幻ではない、本当に存在するものだと思う。
面白かったー。物語世界に没頭してしまった。
サックスが自らを爆破する進路しか選べなかったことが、哀しい。いつか再読する際には、語り手ピーターとサックスの関係性にもっと注目して読んでみたい。
アメブロ、アプリからamazon貼り付けられたんですね!便利