こんにちは。光莉です。

更新が遅くなってしましましたが、前回に引き続いて

車いすでの宝塚観劇について書いていきたいと思います。

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↓前回の記事↓

『車いすでの宝塚観劇ってどうするの?①〜車椅子席チケット・前編〜』

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前回の記事では、チケットの購入方法と注意点について書きました。

今回は、チケットの購入〜当日の流れをもう少し詳しく書いていこうと思います。

(前回の記事と一部重複した内容がありますがご了承ください。)

大前提としてまずは、チケットの確保が重要です。

購入方法は、

  1. 宝塚友の会 会員先行販売(宝塚友の会への入会が必要)
  2. 宝塚Webチケット販売サービス(劇団HPの一般前売)
  3. 各種プレイガイド
  4. 電話受付(※Webチケットサービスやプレイガイドで取扱予定枚数を終了した場合、販売はありません。)
  5. 当日券(新型コロナウィルスの影響で現在が休止中)
が挙げられます。しかし、Webチケットサービスでの一般発売はやプレイガイドでの販売は、公演ごとに販売状況が異なります。必ず宝塚歌劇団公式サイトにて販売状況をご確認ください。
 
最初にチケットを入手する際は、極端な話をすると、
どこの席種でも構いません。
とりあえず、車椅子スペースを使用したい人の分の枚数をゲットしてください。介助者の方も車椅子スペースの座席(当事者の方の隣)の利用を希望する方はその方の分も車椅子スペース扱いになります。
ただし、車椅子席と異なる席種のチケットの場合は、差額精算が必要になりますので、余裕があれば車椅子席と同じ席種を購入したほうが手続きが少なく済みます。
また、東京は1階S席にしかありませんが、大劇場の方には1階と2階に車椅子スペースがあります。恐らく、2階席の方はA席に該当すると思います。それを前提として書きますが、2階席の車椅子席を希望の場合はA席のチケットを取っておくとスムーズです。
余談ですが、私はどうしても2階席から観劇がしたく、以前ムラへ遠征を計画したことがありました。結局個人的な事情により観劇はできませんでしたが、A席のチケットで2階車椅子スペースの振替申請を行いました。その際に差額の話はなかったため、恐らくはA席扱いになってると思われます。
しかし実際に観劇することは叶いませんでしたので、断言はできません。利用される方は予約の際に確認をしてみてください。また大劇場でB席やSS席チケットをお持ちの場合は希望の車椅子スペース(1階か2階)を伝えると可能な限り対応してくれると思います。
 
 
そしてチケットを取ったら、劇場へ電話をします。連絡の期限は観劇の2週間前ですが、車椅子席は予約制(=先着順)となりますので、座席番号がわかったら早めに連絡することをお勧めします。
電話は、HPに記載されている電話番号にかけてオペレーターに繋いで貰います。
そしてオペレーターの方に『(劇場名)の(組名)(公演名)の車椅子席への振替えをお願いしたいのですが。』と伝えれば、後は必要なことをオペレーターの方が聞いてくださいます。
主に聞かれることとして予想されるのは、
・公演名
・観劇日時
・チケット購入者の氏名
(ご友人の方などにチケットを取って貰い、ご本人のみ車椅子スペースをご利用の場合はその旨を伝えると安心です。)
・人数
・電話番号
・チケットの予約番号
・座席番号
などです。その他にも車椅子のサイズ等聞かれるかもしれませんが、質問に答えれば問題ありません。
恐らく、必要事項を伝えると一旦電話は切られ、車椅子席の振替手続きが完了後、折返し電話があると思います。
当日の流れ等についての詳細は、車椅子席振替が確定後にかかってくる電話で案内があります。
 
前述の通り、東京宝塚劇場ではS席、宝塚大劇場ではS席とA席に車椅子スペースが存在します。

車椅子スペースを使用する場合には、事前に購入した席種に関わらず、車椅子スペースの席種の代金を支払う必要があります。その為、車椅子席の該当席種以外の席種のチケットを持っていた場合には差額精算が必要です。

それについてもオペレーターの方からご案内があると思いますし、わからなかったり不安な場合は聞いてみてください。

 

そして、当日は事前連絡の際にも案内があると思いますが、当日劇場にてチケットを引き換える形になります。

当日の流れについては、予約した際に説明がありますのでご安心ください。

不安な方は何らかの形で記録を残しておくことをお勧めします。

私は、固定電話でスピーカーホン状態で電話をしiPhoneのボイスメモに記録を残しています。

 

ちなみに、『観劇中は1人でも大丈夫。観劇前後や幕間のみ介助が必要だから、座席は離れていても平気。』という方は、車椅子の方のみ振替手続きをすれば大丈夫です。

その為、当事者の方は車椅子スペースで観劇し、介助者(お連れ様)は一般の座席でご観劇することも可能です。

 

実際、私が観劇の際は、一緒に行く母も車椅子スペースの座席で観劇することもありますが、母が別の席で観劇したいというときはバラバラにチケットを買って観劇前後と幕間に合流しています。

 

 

以上が、車椅子スペースのチケット・予約についてのまとめです。

次回は、実際の観劇についてご紹介します。

 

光莉

 

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※このブログは、脳性麻痺当事者が、車椅子での観劇の記録を発信していくことで、どなたかの参考になればと思い、個人的に書いているものです。できる限り正確な情報を発信していく所存ですが、全ての方の観劇を保証するものではございませんので、ご了承ください。ご観劇の際は、その都度ご自身で劇場にお問い合わせ頂きますようお願いいたします。

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