2025年1月の読書記録 | のんびり穏やかに暮らしたい

のんびり穏やかに暮らしたい

気持ちに余裕が持てるようにのんびりと、そして、穏やかに暮らしていきたいと思っています!
整理整頓頑張って、おばあちゃんになった時には、ミニマリストになっていよう!というのが目標の50代主婦の毎日。

おぉ、もう2025年も1ヶ月が
終わりです。

2025年の初めに読んだ本です!





益田ミリさんが読んだと書いてあった本。

ミリさんが好きな本ならば

私も好きなんじゃないかと

思ったのです。

だけどね、衝撃でした。

私が読んでいる本は比較的若い作者が多いし

戦後の高度成長した後のお話ばかり。

なんなら、最近のお話ばかりかも。


この本には芸妓子方屋に親に売られて

姉妹のように一緒に修行した

4人の人生が描かれていました。

親が生活に困って丁稚奉公というのは

朝ドラなんかで見てたので

知ってたけれど

体で稼いでこい!と芸妓にしてくれと

売るなんて・・・

親に売られたのが

小学3年とか4年という歳というのも

驚きだし

生理がまだきてなくても

14歳位でもう体を売る世界に

入れられてしまうことにも驚きで

読んでいて

昔の日本って最悪・・・と

引いてました。

子供を売る親の生活も

屋根はかろうじてあるけど

壁は落ちてなかったり

湿気が酷くてジメジメしてたり

人間の住む世界じゃなくて

これにも引きました。


終戦を迎えた時に20歳前後の4人。

私の祖母と同じ世代では?

と思い母に聞いてみたんです。

祖母より10歳ほど若かった・・・

えー!! 祖母より若いのこの4人!!

祖母はすごい時代を生きてきたんだ・・・

と同時に

昔と言ってもほんの少し前まで

日本がこんなにも低いレベルだったと知って

驚きました。

今で言う

児童売春、売春、虐待、DV、ハラスメント・・・

もう、オンパレード。

勉強って大切だなと思いました。


年末から読んでいたのですが

読んでいてとてもしんどかったです。

でも、こういうことが本になるということは

実際にあったであろうことだと思うので

それを知れて良かったとは思います。



ミリさんが子供の時に絵本を読んで

どんなことを思っていたのかが

書かれていました。

想像力がすごい!

そして、私は読んだことのない

絵本ばかりでした。

子供の時に

絵本を読んでもらった記憶がないんです。

どの絵本も知らないので

どうだったんだろう?

読んでもらってたのかな〜?

読んでもらってたなら

全然覚えてないよ・・・



楽しみにしていた本。

漫画でした。

田舎に暮らすことにした主人公と

休みになったら

ちょくちょく泊まりに来る友達2人の

淡々とした会話が良かった。

田舎に引っ越す=スローライフ

のイメージがあるから

畑してるのかな〜とか

駅からすっごい遠いのかな〜

って思うけれど

畑はしてないし

駅もすぐ近く。

お取り寄せして色んな美味しいものを

食べてるのが面白い。

だけど、森へ行って山菜採ったり

鳥に詳しくなってたり

湖でカヌーしたり。

都会で暮らして疲れた友達2人には

とてもいいお休みになっていて

とてもほっこりしました。

1番いいなと思ったこと。

友達が来ても仕事があれば

仕事をしてて

その間友達は昼寝をしてたりする。

この、関係がいいなと思いました。

誰かがやってくると

合わせてしまって

やりたかったことができないことって

多々あると思うんです。

そういうことがないのって

長続きする付き合い方だな〜って思う。

そこが羨ましいなと思いました。



短編集です。

既婚者との恋愛に発展する前のこととか

昔、相手にされなかった

社内の人(既婚者)に

偶然会ってその気にさせて

スっと去る話とか

前半は恋愛の駆け引きが描かれていました。

後半は家族愛のお話。

親の老いと向き合うのって

辛そうだな・・・って思ってしまった。

後悔しないように

親と接しようと思いました。

それにしても

「週末、森で」とは全く違いました。



エッセイです!

ミリさんは甘いものが好き。

カフェに行って甘いものをよく食べている。

お友達ともよく行ってるけれど

編集者さんとも打ち合わせで

ご飯食べに行ったり

甘いものを食べり行ったりしてて 

楽しそうだな〜って思いました。


そして

18歳〜22歳の時に書いていた日記が

出てきたそうで

その中に書いてあったことが

大人になるのを避けていたりして

大人になりたくないと思っているな〜

という内容だったそうです。

ミリさんも

そういや、その頃はそうだったな〜

って感じでした。

今はそんなことなくて

大人の自分も楽しんでるって書いてある。


ん?大人になりたくなかった?


私は早く大人になりたかった。

学校は楽しかったけど

勉強は好きではなかった。

好きな教科は

家庭科と美術と音楽、そして国語。

副教科を楽しみに学校に行っていた(笑)

国語はお話を深読みしていくのが好きだった。

だから、あの苦痛なテストのある学生のままで

ずっといたいとは思わなかった。

早くテストのない

競争のない世界に行きたかった。

大人になったら

やりたくないことはやらなくていいから

いいな〜

大人は自分で全部決めることができるから

いいな〜と思ってた。

いつ大人になったのか

よくわからないけど

今、思う。

責任がついてくるけど

やっぱり大人になって良かった!

社会に出てたら

競争もあるし

やりたくないことも

しなくちゃならない時って

たくさんあると思うけど

私みたいな専業主婦だと

実際、やりたくないこと

ほとんどしてないよ〜(笑)






久々のしをんさん。

古書店の若い三代目と

「せどり」と言われる父を持つ

若い2人の物語。

三代目と父親の対決シーンに

特に惹き込まれました。

しをんさんの物語は

登場人物の描写が細かくて

漫画のように浮かんできます。

とても静かな物語で

読んだあとはほっこりしました。

古本の世界ってこんなんなんだ〜と

知れたのが良かったです!



「西の魔女が死んだ」の梨木香歩さん。

この世界観がとても好きでした。

他の作品はどうなのかな〜と借りました。


不思議な世界観。

苦手な人もいるだろうな。


亡き祖母の家で暮らす

孫娘と美大生の2人と

アメリカからの留学生の女子4人で

染め物や織物をしながら

お庭の雑草を採って食べる

穏やかな生活。

ここに

市松人形のりかさんも加わっているのが

梨木香歩さんだな〜と思いました。

途中から

りかさん絡みの祖先の話も出てきて

混乱した。

小学低学年の時に見た

「世にも奇妙な物語」的な

ひな祭りのお人形のドラマが

私はトラウマで

それからは

日本人形全般には

なんだか昔の呪い的なものが

ついていそうで苦手です。

だから、ものすごく拒否感・・・

でも、最後まで頑張った(笑)

時間がかかったけど。

愛情と憎悪がやっぱり出てきてて

恐ろしいし激しく感じました。

最後の方は

怖さもなくとても惹きつけられたんですが

激しい。

破壊って感じ。

それと同時に再生もあったのが

良かったです。


本の裏に書いてあるあらすじだと

ほんわかした本なのかと思ったけれど

私にはかなり激しい本でした。


読み終わったあと

ボーっとしてたようで

旦那さんに「どうしたん?」

て聞かれました。

かなりボーっとしていたようです(笑)


以上!

2025年1月に読んだ本でした!


今年もたくさん読めたらいいな♡♡