「ワンダーウーマン」鑑賞。え、油断した、と思った。ヒーローものでしょ、気楽に見よう、な感じだったのに、これは大変油断した。
もちろんヒーロー物にありがちなキテレツ展開なんですけど、第二次世界大戦が舞台です。ヒーローがスーパーパワーでばんばん解決するわけにはいかないんですね。絶対悪のせいで戦争が起きたんじゃない、人間が人間だから戦争をする。
絶対悪はあると思っているから、それとは闘う。もしくは逃げる。そのつもりで生きている。
「ヴァガバッド・ギーター」では、闘いたくないと言う王子アルジュナに、神の化身クリシュナが「闘え」と言うのです。義務を果たせ、と。死が終わりなのではない、肉体は幻に過ぎない、この世のすべてが幻影だと。
経典に、戦争は悪ではない、と書かれているんですよ、神が「闘え」と言うんですよ、大衝撃。
義務。昔のインドでは(今もだけど)カースト制があったから、戦士の天分は闘うことだった。その時代はまだシンプルかもしれない。じゃあ、カーストのない私たちにとっては、義務を果たすとはなんだろう?と私の先生は問いかける。
今の私の義務は。夫のおかげだけで、ぼんやりとしたフリーランスでいられる今の私の義務は。目一杯、必死で、自分を輝かせようとしています。うっかり間違って虚栄心に油を注いだりする。洋服を買いすぎたり(とほほ)、美容院は高いし(でも白髪がたくさんあってそれが我慢できない)、でも一番の義務は、輝くことだと信じているよ。最終目標は、飾り立てずに輝けること。これは本当に修行が必要。
自分が輝く。そういうやり方でしか抗えないよね。
戦争、善悪について、これ以上自分の考えを深められない。なんてシンプルな頭なんだろう。
昨日は忙しすぎる夫がキレキレになっていた。もう八つ当たりも甚だしい。八つ当たりは自分が傷つくんだろうけど、私も傷つく。けど、あれだけ忙しかったら、仕方がないところもある。帰った途端にホッとできる家づくりが全然できていません。とても反省。
そしてまた今日から彼は泊まり仕事。
「ワンダーウーマン」を観る前にマツエクに行ったんですが(これも虚栄心だとほほ)、マツエク後数時間は水に弱いのに、涙をこらえるのが大変でした。
相手役はクリス・パイン。目の見えない男性の役をした「Blind Dating」っていう映画以降、結構好きです。
「よく人はなにかに守られているというが、それは確かにとてもすばらしい感覚だ。大きなものが自分を気にかけてくれている、それ以上に心強いことはない。
しかし、守られているということは、当然守っているものの敵からも目だちやすくなるということだ。」
よしもとばなな「サーカスナイト」幻冬舎文庫