※2019年7月10日に投稿したものを再編集しました。

 プロ野球ユニフォームをタイプ別に語るシリーズ第1弾は「前立てラケットラインユニフォーム」です。

古くて新しい、何故かカッコよくまとまるデザイン。

 まぁ、野球ファン以外の方が野球のユニフォームをデザインしろと言われたら、おそらく前立てラケットラインユニフォームを書くような気がします。それだけ前立てラケットラインユニフォームが認知されているんだなと思います。なお、前立てラケットラインユニフォームって何だ!?とおっしゃる方は下の画像をご覧ください。

 1993年、正確に言うと前年のシーズンオフになりますが、読売ジャイアンツがユニフォームを変更するというスポーツ紙の記事を見ました。前立てラケットラインユニフォームに変更することになりましたが、イメージ写真を見たときは古臭いなとしか思えませんでした。時同じくして福岡ダイエーホークスも前立てラケットラインユニフォームに変更しました。その後少しずつですが、各球団が採用するようになりました。

 実際に選手がプレーしているのをみると、カッコよくみえるようになりました。はっきりとは言えませんが、オールドスタイルに回帰している現在のプロ野球界にマッチしているからではないかなと思います。また、カッコよくまとまっているなと見るたびに感じます。前立てラケットラインユニフォームは歴代ユニフォームランキングにも顔を出していることも多いと思います。そのチームのチームカラーやチームの歴史によって順位は異なりますが。

 今回は主に1993年以降に各球団が採用した前立てラケットラインユニフォームをざっくりと載せました。楽しんでいただけたら嬉しいです。

読売ジャイアンツ
1950年。画像は左から川上哲治選手、藤本英雄選手、千葉茂選手。
1993年〜2005年。画像は斎藤雅樹選手。
2006年〜2014年。画像は上原浩治選手。


福岡ダイエーホークス福岡ソフトバンクホークス
福岡ダイエーホークス1993年〜2004年。画像はブライアン・トラックスラー選手。
福岡ソフトバンクホークス2005年〜現在。画像は松中信彦選手。


西武ライオンズ埼玉西武ライオンズ
西武ライオンズ1996年〜2001年。画像は左から鈴木健選手、松井稼頭央選手。
埼玉西武ライオンズ2009年〜2014年。画像は星秀和選手。


広島東洋カープ
1996年〜2001年。上の画像は金本知憲選手、下の画像は左から江藤智選手、緒方孝市選手。
2009年〜2022年。画像は左から黒田博樹選手(背番号15)、二人挟んで新井貴浩選手(背番号25)。

ヤクルトスワローズ
1999年〜2005年。画像は2001年リーグ優勝時の記念撮影。

オリックスブルーウェーブオリックスバファローズ
オリックスブルーウェーブ2001年〜2004年。画像は戸叶尚選手。
オリックスバファローズ2006年〜2010年。画像は左から清原和博選手、中村紀洋選手。
オリックスバファローズ2001年〜2008年。画像は西勇輝選手。
オリックスバファローズ2011年〜2015年。画像は金子千尋選手。

中日ドラゴンズ
2002年。画像は左から荒木雅博選手、山田久志監督。
2019年〜2022年。画像中央は与田剛監督。


千葉ロッテマリーンズ
2005年〜2007年。画像は勝利のハイタッチをするマリーンズナイン。
2005年〜2007年。画像は2005年日本一の胴上げの瞬間。


横浜DeNAベイスターズ
2012年〜2013年。画像は左から中畑清監督、ラミレス選手。

阪神タイガース
2001年〜2006年。画像は左から長嶋清幸コーチ、今岡誠選手。
2015年〜2017年。画像は岩貞祐太選手。

【追記】2024年に東北楽天ゴールデンイーグルスの新ユニフォームにも採用されました。今回は掲載しませんが、後日プロ野球ユニフォームを語るシリーズで取り上げます。