プロ野球ユニフォームをタイプ別に語るシリーズです。
第一弾は「前立てラケットラインユニフォーム」です。

古くて新しい、何故かカッコよくまとまるデザイン。

 まぁ、野球ファン以外の方が野球のユニフォームをデザインしろと言われたら、おそらく前立てラケットラインユニフォームを書くような気がします。それだけ前立てラケットラインユニフォームが認知されているんだなと思います。なお、前立てラケットラインユニフォームって何だ!?とおっしゃる方は下の画像をご覧ください。

 1993年、正確に言うと前年のシーズンオフになりますが、読売ジャイアンツがユニフォームを変更するというスポーツ紙の記事を見ました。前立てラケットラインユニフォームに変更することになりましたが、イメージ写真を見たときは古臭いなとしか思えませんでした。時同じくして福岡ダイエーホークスも前立てラケットラインユニフォームに変更しました。その後少しずつですが、各球団が採用するようになりました。

 実際に選手がプレーしているのをみると、カッコよくみえるようになりました。はっきりとは言えませんが、オールドスタイルに回帰している現在のプロ野球界にマッチしているからではないかなと思います。また、カッコよくまとまっているなと見るたびに感じます。前立てラケットラインユニフォームは歴代ユニフォームランキングにも顔を出していることも多いと思います。そのチームのチームカラーやチームの歴史によって順位は異なりますが。
 今回は1993年以降に各球団が採用した前立てラケットラインユニフォームをざっくりと載せました。楽しんでいただけたら嬉しいです。

読売ジャイアンツ
1950年。戦前から1950年代はこのタイプがよくみられたようです。
1993年〜2005年 斎藤雅樹選手。
2006年〜2014年 上原浩治選手。


福岡ダイエーホークス・福岡ソフトバンクホークス
1993年〜2004年 トラックスラー選手。
2005年〜現在 松中信彦選手。


西武ライオンズ埼玉西武ライオンズ
1996年〜2001年 左から鈴木健選手、松井稼頭央選手。
2009年〜2014年 星秀和選手。


広島東洋カープ
1996年〜2001年 上の画像は金本知憲選手、下の画像は左から江藤智選手、緒方孝市選手。
2009年〜現在 左から黒田博樹選手(背番号15)、二人挟んで新井貴浩選手(背番号25)。

ヤクルトスワローズ
1999年〜2005年 2001年リーグ優勝時の記念撮影。

オリックスブルーウェーブ・オリックスバファローズ
2001年〜2004年 戸叶尚選手。
2006年〜2010年 左から清原和博選手、中村紀洋選手。
2001年〜2008年 一見すると目立たないが、紺色のラインが入ってます。西勇輝選手。
2011年〜2015年 金子千尋選手。

中日ドラゴンズ
2002年 左から荒木雅博選手、山田久志監督。
2019年〜現在 与田剛監督。


千葉ロッテマリーンズ
2005年〜2007年 勝利のハイタッチ。
2005年〜2007年 2005年日本一の胴上げの瞬間。


横浜DeNAベイスターズ
2012年〜2013年 左から中畑清監督、ラミレス選手。

阪神タイガース
2001年〜2006年 左から長嶋清幸コーチ、今岡誠選手。
2015年〜2017年 岩貞祐太選手。


もちろんすべてのユニフォームを載せてないですが、まだ載せてないのもあるはずです。