こんにちは
小説を読む頻度が、少し減っていた最近ですが、
帰省&移動中に一気読みしたのが、辻村深月さんの『傲慢と善良』。
「人生で一番刺さった小説」
という帯に惹かれて買ったものの、しばらく読めずにいて。
でも、読みだしたら展開が気になって、止まりませんでした!
ジャンルとしては、ミステリー要素を含む恋愛小説で!?、
姿を消した婚約者と、彼女のことを探す彼、という二人の立場から、
自分の過去や自分自身と向き合っていく内容の物語。
なんですが…、恋愛や婚活、結婚だけでなく、
様々な価値観や常識、現代の生きづらさ等を、
色んな登場人物の角度から語られる、とても濃い内容の作品でした!
そして、題名にある、傲慢と善良とは、
果たして何なんだろう…、と考えさせられる時間でしたね。
さらには!!
親の価値観が、いかに子どもに影響を与えるのか、という恐ろしさも感じ、
自分も親として、改めて意識しないといけないなぁと思いました。
他にも、辻村さんの作品(かがみの孤城など)を読んでみたいと思いますが、
この小説の解説を書いた朝井リョウさんの作品が、今、本棚で待っています。
あ〜、小説ってやっぱり面白いなぁ
読んでくださった感謝を込めて