今年も初夏の庭で、

大輪の花とかぐわしい香りを楽しませてくれたユリが、

初秋となった今どうなっているかと言うと、

枝と葉だけになっても、

それらは日光を受けて光合成をし、

次に咲くその時のために、

球根に養分を送り続けています。

 

この様子をここしばらく見ていて思い出すのは、

高校時代に部活でしていた弓道の『残身』という言葉です。

弓道は『射法八節』という8つの型に沿って行うのですが、

弓を射て終わりではなく、

射た後に残った体の状態が8つ目の型で、

『八節、残身』といいます。

 

『残身』のイメージとしては、

体は、動かないが両腕が前後に伸び続けるようなかんじ、

心は、静かに振り返り反省し次に活かす。

といったものだったと記憶しています。

 

咲き終わり、

誰からも見られなくなってもなお、

次に咲くために、

光合成と球根へ養分を送り続けるユリの枝葉。

矢を射て結果が出た後もなお、

竹の節のように、

前の動作と切れずに続く残身。

 

人間の生き方にも、

通じるものがあるのではないでしょうか。

 

いつも、ありがとうございます。

感謝します。

守護霊さま、ご先祖さま、そして周りにいる人たち。

今すぐ、

世界が平和になりますように×10000回。