酸化じゃなくて??
糖化??
「酸化」はよく聞く言葉ですよね。
だけど「糖化」ってあまり聞いたことがないかな?
分かりやすく言うと、
酸化・・・「体のサビ」
糖化・・・「体のコゲ」
の差です。
まあ、どっちも体に良くない(笑)
ちょっと想像してみて欲しいんだけど…
ホットケーキ、美味しいよね^^。
あ、今はパンケーキっていっちゃう?
あのこんがりした焼き目も食欲をそそります。
あの焦げ目はどうやってできているかというと
小麦粉(糖)と卵や牛乳(タンパク質)が混ざって加熱されることで
(メイラード反応と言います)こんがりきつね色になるわけです。
味、香り共に食品のおいしさを左右する一つでもありますね!
ホットケーキ表面のこんがりキツネ色になっている部分。
ズバリ、そこが糖化した部分(笑)。
体内でも同じようなことが起こってるの。
食事などから摂った余分な糖質が体内のたんぱく質などと結びついて、
体温で熱せられると、「糖化」が起きます。
↓
これが過剰に進むと 肌のくすみ、シミ となって現れます。
つまり、糖化は細胞などを劣化させる現象なんですね。
糖化はタンパク質と糖が加熱されてできた物質
AGE(糖化最終生成物)を生み出すこと。
※アゲ、と覚えておきましょう(笑) ←適当。
でもね。たとえ体内のタンパク質が糖化しても、
初期の段階で糖の濃度が下がれば
元の正常なタンパク質に戻ることができます。
だけど、高濃度の糖がある程度の期間さらされると、
元には戻れなくなります
問題はここ。
甘いものを過剰に食べ続けたりすると…、ってことなんです。
糖化は体内で起こるだけじゃない。
現場で起こってるんだ!!(・・・古くね?)
で、さっきのホットケーキ。
こうした飲食物に含まれるアゲ、いや、AGEも摂取することで
一部体内に溜まってしまいます。
(消化の段階で分解されますが約7%は排泄されないんだって。)
ホットケーキやクッキーの表面を見るとわかるとおり、
糖化によって生まれるAGEは褐色で硬いよね。
それが肌の上にも起こる。。。っていうこと!!
糖化によって肌のハリを保つコラーゲン繊維が破壊されると
・肌のハリや弾力を失う
・糖化によって生み出された老廃物が皮膚の細胞に沈着→シミ・くすみ
・髪のたんぱく質が糖化すると、髪のハリやツヤがなくなる。
まさに、老けて見える要素満載じゃん~
血管にも悪さをするので、動脈硬化の原因とも言われています。
でもさぁ、糖もたんぱく質も食べないって言うわけにはいかない!
ホットケーキだってクッキーだって食べたい!!!
てことで、どうすれば糖化を防ぐことができるのか。
【1】急激に血糖値を上げない食品を選ぶこと。
できるだけ低GI値の食品を選ぶことが、糖化の抑制につながります。
白米よりも玄米を。
カロリーが高いか低いかよりも、GI値の低い食品を選ぶことが重要!
(※GI値…ブドウ糖の血糖上昇率を100とした場合の、血糖値上昇の割合を数値化したもの。)
【2】食事で食べる順番。そしてゆっくり食べる。
炭水化物を摂る前に、食物繊維が豊富な野菜やキノコ類、
たんぱく質を含む肉・魚類を食べると血糖値の上昇が緩やかに。
ゆっくりよく噛んで食べることも大切。
また、AGEを下げる効果がある緑茶カテキンも、食事と併せて摂るといいです。
【3】血糖値が一番上がるのは食後1時間。この時に運動する
30分から1時間のウォーキングは、糖化のリスクを減少させることができ、
さまざまな生活習慣病に対しても有効です。
ただし、運動直後に糖分を多く含む飲み物を摂らない。意味ないじゃん!
【4】タバコの煙がAGEを増やすことも判明しています。
自分で吸うだけでなく、隣にいる人の副流煙を吸うだけでも、
約30分でAGEを増やしてしまうと報告されています。
【5】睡眠は6時間以上取る!
睡眠不足は美容と健康にとって何ひとつ良い事がありません。
睡眠不足が続くと成長ホルモンの分泌が悪くなってしまって老化物質がうまく代謝・排泄されません。抗糖化のためには、良質の睡眠を6~7時間とることが大切です。
ん?糖化しないための対策って
つまりはダイエットにも同じことが言えますね~!
体にいい事っていうのは、つまり美容にも良い事です。
体の中からキレイになるってことは
健康を維持するということ。
男性にだって当てはまります
メンズエステも良いけれど、
男性は特に食事に無頓着な方が多いですから普段の食事から
気にしてみてくださいね。