こんにちはニコニコ
 
 

低温長時間発酵パン教室

le sucrier”です。

 

少しのイーストでじっくり発酵

育児中でもお仕事をしていても

無理なく続けられるパン作りを応援します

 

パン作りのハードルが下がって

日常に手作りパンのある暮らしを

あなたにも

 
 
こんにちは!
 
 
今日は【製パン理論編】ということで
パンの仕込み水温について
書いていきたいと思います。
 
 
パン作りをしていて
 
✔︎いつもレシピ通りの時間で
 発酵が上がってこない!
 
✔︎最近発酵が早く上がりすぎて
 時間がよめない!
 
こんなお悩みありませんか?
 
 
あるある〜!と思った方、
それは、
生地のこね上げ温度が関係しているかも!

 

 

こね上げ温度って?

 

 

その名のとり

生地をこね上げた時の温度のこと。

 

 

こね上げ温度が高いと

過発酵のリスクがあり

 

 

こね上げ温度が低いと

レシピ通りに発酵が進みません

 

 

これには、イーストの活動が関係しています。

 

 

イーストの活動温度帯は

6〜45℃

 

低いほどゆっくり活動し

27〜36℃で活発に働きます。

 

 

温度によってイーストの活動が変化するため

生地のこね上げ温度が

発酵活動に大きく影響します!

 

 

パンによってこね上げ温度の

目安があります。

 

image

こね上げ温度目安

 

 

一般的なテーブルパン 26-28℃

(食パン、プリパン、惣菜パンなど)

 

バターの多いパン 24℃

(ブリオッシュ、ワッフルなど)

 

ハードパン 24℃

(バゲット、クッペなど)

 

レシピに記載がある場合もあります。

チェックしてみてくださいね!

 

 

こね上げ温度が重要なのは分かったけど

じゃあ、どうやって調整するのかというと

 

 

こね上げ温度は

仕込み水温で調整します!

 

 

仕込み水温の求め方

 

 

パン屋さんで使っている

難しい公式もあるけど

家庭製パンなら

これで簡単に求められます!

 

 

こね上げ温度ー室温=X

室温+3X=仕込み水温

※室温=粉温=水温の条件下

 

 

例えば、

こね上げ温度27℃

室温25℃の場合……

 

 

室温=粉温(常温)=水温(常温)=25℃

そのままこねたら、こね上がり25℃

 

 

室温も粉温も水温も

全てが+2℃なら27℃になる。

 

 

だから室温に3×2℃を足せば

水温が求められる!

 

 

27℃(こね上げ温度)ー25℃(室温)=2℃

25℃+3×2℃=31℃

 

仕込み水温は31℃

 

 

季節によって水温を変えよう!

 

 

パン作りの仕込み水は

いつもぬるま湯

というのは神話です!

 

 

同じパンでも

室温によって仕込み水温を変えた方が

一年を通して安定したパン作りができます。

 

 

室温が高くなる真夏は

ぬるま湯だとか発酵になりがち。

 

 

気温が上がってきた今だからこそ

仕込み水温チェックしてみてくださいね!!