ITスキルと真心マナーの講師 内野しのぶです。



皆さんならこんな状況どうしますか?

エレベーターに乗った時、既に操作盤の前に人が立っていました。
自分が乗り込んで操作盤を見ると、自分が降りたい階のボタンは押されていません。
ボタンを押したいですが、両手に大荷物でさらに人も沢山乗り込んでいる。
なかなかボタンを押すのは至難の業です。

1.手を伸ばして押す
2.声をかけてボタンを押してもらう


上記いずれかの行動をするのではないですか?

だって、これ以外に方法ないですものね。


実は、私これと同じ状況に昨日会いました。
操作盤の前には若い女性。
ただ前に立っているだけで『開く』ボタンも押さないので
閉まりかけます。

閉まりかけても知らんぷり

さらに当然のごとく他の人に声をかけることもなくただ立っているというより操作盤の前なだけに明らかに邪魔
(もうちょっと後ろに下がれる余裕があるのに)

ほんと

呆れてしまいました。

その彼女は、この状況に何も気が付かないのでしょうか?
気が付かないのならしょうがない。。。
っていうかしょうがないというのも微妙な表現ですが
なんとも残念な気持ちでなりません。

年齢に関わらずよく気が付く人は、相手の立場になって行動してくれますよね。



で、そこで

『気が付く』



『気が利く』

の違いは何なのか考えてみました。


気が付くとは、状況を察して「こうではないか?」と考えることができる
しかし、行動が伴うとは限らない。
主体は、自分かな。



気が利くとは、状況を察して「こうではないか?と考えることができる
そして相手のためにプラスアルファの行動をとることができ、相手にも喜んでもらえる行動をとることができる。
主体は、相手かな。



最近は、周りに無関心なために損をしてしまう人が多いように感じます。
いくら綺麗な服を着て、美しくお化粧をしていても周りを見る目を持ち、相手の立場に立って行動することができなければ魅力を感じることはありません。

相手を思いやる気持ちを大切にしたいと改めて感じたのでした。