『自分のアタマで考えよう』が面白い。 | RIYO's room         
娘も、もう2歳、私もお母さん2年生、
そして就園まで(3年保育なら)、あと約半年。

ここにきて、私の“働きたい”、“社会とつながりたい”熱が、
ぐんぐん上昇している気がします。

最近よく読ませていただいてる、ワーキングママさんのブログで紹介していた、
“おちゃらけ社会派”ちきりんさんの、『自分のアタマで考えよう』という本を読んで、
ぼけーっとしていた、私のアタマが、動きたい動きたい~と思ってきたのかも。。




↑ “知識にだまされない思考の技術” というサブタイトルにもあるように、
  「知っていること」と「考えること」はまったく別モノということが、
非常に分かりやすく、書かれています。

判断基準が多すぎて決められない。というひとのための、
婚活女子から学ぶ、シンプルな判断基準。というのも面白かった!

膨大な情報量、膨大な基準があふれてる中で、
婚活女子は、もっとも大切なことは何か。ということがはっきりしているんですよね。


ちきりんさんのブログ(http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/)にも、
興味深いエントリがたくさんあるので、おすすめです。



私は、娘にしつけをするとき、なるべく、
「~だから静かにしようね」、「~だから●●しようね」と、
理由づけをして話すようにしていますが、
なんでこうするんだっけ?と、自分でよくわからなくなることもあります。

育児書に書いてあったから、テレビで言ってたから、人に言われたから。
などで、行動していると、考えずに知識だけで行動するようになっているような。。

雑誌に載ってたから、芸能人が持ってたから、今流行ってるから、
ブランド品だから、もしくは安いから。

そうやって買い物をしていると、考えて選ぶ能力も低下していく気がするし、
何も考えていないから、家に一過性の熱で買った不要なものがどんどん増えていく。。
誰かのマネばかりしていると、自分自身の基準を見失ってしまう。
(それが自分の基準って人もいると思いますが。。)

私自身もですが、ママになってから特に、そういう現象をよく目にするような気がします。。


ちきりんさんの本では、社会的なデータから主婦の買い物までもが例に出され、
自分の頭で考えるコツを、説明してくれています。

お役所やどっかの先生が書くような分かりにくい&まわりくどい&上から目線な本より、
ずっと分かりやすい。


NHKとBBCの違いも面白かった。

雑誌やテレビなどのマスコミは、スポンサーだとか、話題性とか、インパクトとか。。
いろんな要素が入り混じっているので、それを基準にするのは危険だなあと感じます。
私も出版で働いていたのに、すっかり受け取る側に慣れてしまって、
編集側の意図を考えることが減ってしまったなあと思います。

むしろ学生時代や20代前半の頃のほうが、
自分でじっくり考えたり、自分自身の基準をちゃんと持っていたような気がします。
それだけ、世間体や周囲の人に合わすような立場になってしまったのかも。。とも思いますが。

主婦としての仕事も、よく考えて効率よくこなせることを目指しつつ、
自分の思考の時間も、ちゃんと設けていきたいなと思ったのでした。

最近は、ひとりのお風呂の時間や食器を洗う時間が、貴重な思考の時間です。
日々の忙しさに流されぬよう。。よく考えたいです。