結婚15年のある日。
夫の突然の不倫発覚
私の記録と、これから。


つづき





夫の不倫の事は、


母以外には

話していなかった。



ただ

実家に帰る事が決まってから、


中学と高校が一緒だった

地元の親友に連絡をした。



親友は遠くに住んでいて

年に一回

会えるか会えないか?の距離。




だけど


休み期間は実家に帰る

夫が不倫をした


という事を伝えたら、



私の帰省に合わせて

帰ってきてくれると言った。




実家に帰ったある日

子供を連れて

親友の家に遊びに行った。



変わらない親友の家。


おじさんやおばさんも

昔と変わらず

暖かく迎えてくれた。




私は

不倫の話を

なかなか、切り出せなかった。


 

しばらくすると

彼女のいとこの子供達が

息子と遊んでくれて



ルイ、ドライブに行こう。



と私を連れ出してくれた。





車が出発してから、



夫の不倫のこと、


まだ終わっていないんじゃないか?

という不安、


こんな事になるとは

思わなかったし

どうしていいか分からない。



という

堂々巡りの話を

ひたすら喋ったと思う。





親友は

頷きながらハンドルを握り

黙って私の話を聞いてくれた。



そして

彼女は言ってくれた。

 


大丈夫。

ルイなら絶対乗り越えられる。


どんな結論を出しても

ルイは絶対大丈夫。


私も付いてるし、

〇〇(息子)も絶対大丈夫だから!!




親友は

数年前のある日


突然、癌が見つかった。



ステージは進んでいた。



知らせを受けた私は

ショックのまま飛行機に乗り

病室に向かった。



行ったその日

病院の中の美容院で

彼女は髪を刈り上げて、


私はかける言葉が

見当たらず

何を話したか覚えていない。



ただ、

神様に物凄く祈った。




親友は子供が2人居て


当時、下の子は

息子と変わらない歳だったと思う。




そこから


物凄く辛い治療と手術を耐え

何年も経過観察を続け


去年

彼女は無事、寛解した。



闘病中、


私は彼女から

後ろ向きな言葉を

一回も聞いた事がなかった。



子供のためにがんばる



ひたすら、そう言っていた。




ドライブを終えて

家に着く頃、


それまで

一切の力が湧いてこなかった私に


少しずつ

何かが湧いてきた。




ここから

何か、、、動き出さないと。




話し合って夫婦修復するのか?

不倫を問い詰めるのか?

離婚するのか?

再構築の為に頑張るか?



具体的には

分からないけど、


とにかく

今の場所から動き出そう。



子供のためにも。



そう思った。




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