【S様邸】 和室 その6 ~長押(なげし)~ | 前川建築工房

前川建築工房

金沢がもっと好きになる。そんなtayoriが届けられたら...と思っています♪






春の旬菜“こしあぶら”をいただいたので
天ぷらにしていただきました('-^*)/



山菜の苦みが春を感じさせます。



塩で食べると「ツウを気取ってる(-_-メ」って思われたりします(;^_^A



でも、塩で食べてウマいもんは
やっぱりウマいんです音譜


















鴨居を付けたらその上に
横長の長押(なげし)を取り付けます。

















高さ10㎝。



見えない後ろ側は斜めになっています。


















この鴨居上に取り付けます。

















取り付ける場所の柱を
このように切り欠きます。



柱は仕上がりで見える部分なので
失敗厳禁汗
















ここに先ほどの長押をはめ込みます。



これを上から鴨居に固定します。



柱の部分にわずかな隙間がありますね。



ここも当然くっつけなければなりません。















上から見た様子。



長押と切り欠きした柱との隙間に
クサビを打ち込みます。

















そうすると長押が柱に
ビチャ~ンとくっつくんです('-^*)/



クサビを打ち込むこと自体はカンタンですが
そのような“細工”を施すのが大変なのです。




気持ちを落ち着かせ集中!


















長押の入り隅はこんな感じ。



お互いが45°でくっついてるように見えます。



しかし、これがまたなかなか
くっつかないもんなんです。



後ろからビスで固定できるなら可能ですが
すぐ後ろは壁なので無理なのです汗



そこで実は…













こんな細工が施されています。











今では少なくなった真壁の和室。



もし、皆さんの家に和室があったら
鴨居の上から覗いてみてください。



見上げではわからない
ややこしいことしてありますよ('-^*)/










石川県の人気ブログランキングに参加しています。
励みになりますので、よかったらポチッとお願いします('-^*)/
人気ブログランキングへ$KANAZAWA コラム-20090412082246.gif