この前、人が自分のココロを守るシステムについてお話しました。
参照「あなたはあなたが悪いとは思っていません」
もちろんこれがすべてではないのでご注意ください。
心理学というのは統計によって研究されているので、全部が全部当てはまると思わない方がよいので
付け加えておきます。
さてさて、先日のつづきに戻りましょう。
人には防御システムがあって、自我を守っているという話でしたね。
それを知っておくか知らないかで、対人関係に大きな差が出てきます。
例えば組織の中で、誰かが失敗して全体がうまくいかなかったとき、
あなたの周りの人たちやあなた自身はどんな対応をしますか?
考えられるのは、失敗を責めるケース。
それまで全員が一生懸命努力してきたものが、一人のミスで全部ダメに・・・。
そりゃ文句も言いたくなるでしょう。
けれど、責められたその人はどうでしょうか?
「決して自分だけのせいじゃない」
「時間が足りなかったからだ」
「そもそも自分には荷が重すぎたんだ」
「あの人は要領よくごまかしただけだ」
などなど
きっと防御システムが作動して、その人自身のココロを守ろうとします。
「自分が悪かった!」
と心から思える人は、それを受け入れるだけのココロの余裕がある人か、
逆に何でも自分が悪いんだ・・・と思ってしまう癖をもった人です。
つまり、人を責めても、その人のココロを動かすことはできないのです。
例えは悪いかもしれませんが、動物実験でも実証されています。
悪いことをしたときに叱って教える場合と、
良いことをしたときに誉めて教える場合。
犬なんか特にそうですよね。
人間のココロは複雑ですが、根本的な部分は動物だって同じなのかもしれません。
誰かが失敗したとしても、次は自分かもしれません。
その人を心から認め、励ましてあげた方がよっぽど力を与えます。
他人を認め、敬って、それを心を込めて伝えていけば、
きっとあなた自身が思うように周りが動き始める・・・そう思いませんか?(*^-^*)
(c) シャンタオ|写真素材 PIXTA
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