「法律家から愛のある動物愛護法を学ぶ」 講師紹介です | Smile Project from 岡山

Smile Project from 岡山

♥人とパートナーの笑顔のために・・・
Smile Projectは「人と犬猫が共存する健康的な社会」を作るために、
従来のペットボランティアの形にとらわれず、
自分の得意なことを生かして
ボランティア活動に参加していただくプロジェクトです。

法律問題担当講師紹介

 ボランティア活動をしていく上で、私たちが知っておかなければならないペットに関する法律上の問題があります。 現状を知り、その対処法を知ることで、私たちの活動もより有意義なものになっていくでしょう。

 例えば、近年問題となっている悪徳ブリーダーの不要犬放棄問題、動物虐待の問題、犬の飼育が起こす近隣住人との問題などに対処するためには、法律の基礎知識を学ぶことが求められます。

 法律の知識を持てば、真のボランティアとして、ペットの救済だけに留まらず、困っている人をも助ける活動にもつながっていくのではないでしょうか。

  そこで佐藤先生に「現在の法律の中で、私たちにできることは何? どんなことに注意しなければならないの?」と聞いてみましょう。

Smile Projectでは、佐藤先生をお迎えして、「1DAY 動物愛護法及びペットの病気についての基礎講座」を8月開催で調整中です。 是非、参加をお願いします。

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法律家  佐藤 修市 先生

$Smile Project


***********応援メッセージ************


私は長く法律の分野に携わってきた者ですが、縁あってこのスマイルプロジェクトの活動に側面から関わることになりました。

 私は、子供の頃は犬とともに生活をしてきましたが、現在は猫3匹と生活しています。

 忘れもしません。今から9年前の4月14日の早朝、かつての我が家の勝手口の前で猫の死体を発見しました。そしてその日の夕刻、空いていた犬小屋から小鳥のさえずりに似た声がしたので中を覗くと生後数日程経たと思われる子猫4匹がいました。その瞬間、私は、死を悟った親猫が最後の力を振り絞って勝手口のところまで辿りついて我が子の将来を私に託したのだと感じました。

 人間からは野良と呼ばれる動物でもその母親の愛情は人間の母親と何ら変わりはなく深いものであることを実感しました。そして、その親猫が野良として子を身ごもり死んでいくことを余儀なくした人間社会の身勝手さ無責任さに対して悲しみと憤りを感じました。

 4匹のうち1匹はすぐに死にましたが、以来、3匹の猫に癒されながら生活しています。
 
 ペットは人間が愛情を注げば必ずそれに応えてくれます。
 
 動物の飼育等に関しては動物愛護管理法(通称)という基本となる法律がありますが、法律は所詮は観念的なものであり、関係者により命を吹き込まれなければ、生きた法とはなり得ません。
 
 その関係者として法が規定する者は、飼い主、ペットショップ等の業者及び行政に携わる者であり、それぞれが法の遵守を期待されていますが、およそ遵法精神の欠片もペットに対する真の愛情もない人間がペットを飼い始めるのが実情です。そのような実情の中、実際上極めて重要な役割を演じているのが動物愛護運動に関わるボランティアです。

 ボランティアの活動なくしては動物愛護管理法の精神は体現され得ないと言っても過言ではないでしょう。
 
 出来るだけ多くの人が犬猫等の動物の命の大切さとボランティア活動の意義を理解され、活動の輪が広がっていくことを期待しています。そして、それが犬猫等の動物だけではなく人間の幸せに繋がっていくものであると思います。



経歴

岡山県出身
昭和47年 東京大学法学部卒
同年    司法修習生
昭和49年 裁判官任官
昭和51年 法務省民事局付検事
昭和61年 裁判官任官
平成13年 依願退官
平成16年 岡山大学大学院法務研究科教授
平成19年 任期満了退官



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