六本木ミッドタウンに入っているサントリー美術館さんへ行ってきました。SOMPO 損保美術館さんからハシゴです。


その前に、併設されているカフェ、加賀麩不室屋さんでお昼をいただくことにしました。

こちらは金澤のお麩やさんがやられているカフェで、この不室屋さんを最初に知ったのはもう20年位前に金沢へ遊びに行った時です。お土産に親戚や友人、自宅に購入させていただきました。今はこういうお麩の中に色とりどりの惣菜が忍ばせてあるお吸い物(お味噌汁)はたくさん出回っていますが、こちらはその先駆けだと思います。


お椀に開けて熱いお湯を注ぐだけで、夢のような世界が広がります。例えば夜食にお握りといただいても、一気にご馳走になりワクワクした気分になります。そういうお店のお食事と言えば、また楽しい気持ちにして貰えます♡。お麩をメインに使用した色とりどりのおかずが、目にも、また食しても本当に美味しく嬉しくなります!! じつは今回初めていただきました。サントリー美術館さんがこちらに移転されてからも何度か行かせていただいていますが、時間対応や次の予定が、あったりでお茶しをする機会しかありませんでしたので、今回晴れてお食事をいただくことができました。 一つ一つをとても丁寧に美味しく作っていただいておりまたお値段もこのお値段でいいのでしょうか?というお値段で感謝です。ありがとうございました。美味しくいただかせていただきました🙇‍♀。

いつも美味しいものをいただく近所の方へと家にお吸い物とお味噌汁を買わせていただきました。



お腹も、心も満たされ、いざ美術館へ。

サントリー美術館さんの今回の展示は『虫めずる日本なかぬ人々』。昆虫が苦手な方には厳しい内容なのかなと思われるかもしれませんがそんな方でもきっと愛しさを感じるのではないかという美術展でした。

日本画や日本美術には、花鳥風月を取り入れているものが多く、普段目にしている日本画や美人画や   などには、密やかに虫たちやかえるなどの小動物達がが描かれていたりします。普段目にしている日本画も虫たちにスポットを当てていないので、見過ごしている時もあるのかもしれません。特に工芸品では好んで昆虫や小動物を彫ったりしています。京都迎賓館にも、天井に鈴虫が切り抜かれたりして日本人と虫たちは昔から共存していて、その鳴き声や羽音さえも季節の風物詩として身近な存在でもありました。
また余談になりますが是非ご紹介したいのが、工芸品でしたら、京都清水寺の坂、三年坂側にある、清水三年坂美術館がおすすめです。驚きの工芸品に出会えます。

サントリー美術館さんの今回の展示では写真を撮ることができなかったのですが、素晴らしい日本画やその卓越した技が光り輝くふんだんに螺鈿を施した漆器類、筆入れや物入れに描かれている蝶や鈴虫、蛍やとんぼ、カエル、イモリなどなどが生き生きと表現されており、日本の画家や職人さんの素晴らしさに感激するばかりでした。

日本画がお好きな方は、今は 広尾へ移転して定着した日本画を数多く所属されているや山種美術館さんがおすすめです(以前は九段下にありました)。
山種美術館さんは、色々なテーマで日本画を楽しませて下さいますし、皆さんが教科書などで目にされたことのある有名な日本画を数多く所蔵されています。また、館内に併設されているカフェは青山の骨董通にひっそりとお店を構える『菊屋』さんオリジナルの、その時にテーマになっている日本画をモチーフにした本当に美しくていただくのを躊躇してしまうような生菓子を、京都は寺町通りにあり、美空ひばりさんなどが顧客であった純喫店、スマートコーヒーさんのコーヒーがいただける、東京では唯一の場所だと思います。スマートコーヒーさんのコーヒー豆は今はスーパーでも購入できますが、美味しい菊屋さんの和菓子といただけるのは嬉しいもので、ちなみに菊屋さんの生菓子は持ち帰りもできます。

油絵も海外の絵画も好きですが、日本画や、日本の美術工芸品も上品で、しかもダイナミックで職人さんの技、その美術品に向けられた情熱、心意気に圧倒されます。やはり、日本っていいな、日本人に生まれて本当に良かったなと心から感じます。 

*昨日位まであった入り口で撮った写真を消してしまったようなので、素敵なチケットを。

今回お世話になったサントリー美術館も程よい広さで、ミッドタウンのなかでもひっそりとありますので六本木であることを忘れてしまいます。

また伺わせていただきます。
皆様どうもありがとうございました。

🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸