旭川のライフオーガナイザー®仲村尚子です。
2018年9月、札幌から旭川への転勤の辞令が出てから新しい家を決めるまでの1週間の出来事を数回に分けて綴っています。
旭川での家選びにあたり、私達家族には共通の思いがありました。
【より安全な家に住みたい】
このように思ったのは、
2018年9月6日北海道胆振東部地震で経験した大きな揺れで怖い思いをしたからです。
転勤の内示が出たのが2018年9月18日
その時はまだ余震の心配が続いている時で
私も息子たちも不安定だった頃でした。
■大きな揺れ
地震当時、札幌市内の10階建てマンションの9階に住んでいました。
大きな揺れが起こった時は家族4人揃って眠っており、突然の揺れに飛び起きました。
「このマンション壊れる!」と思った程の大きな大きな揺れで、早くおさまって!と祈るばかりでした。
今までに経験したことのない大きな揺れは
翌日震度6弱とわかり、札幌市内で最も揺れた地域だったようです。
余震の時には、震源に近い地域よりも震度が大きかった、なんてこともありました。
札幌に引っ越してきて間もない頃
「この辺りは地盤が弱い」と地元の方に言われたことがあり、
住んでから知っても変えられない〜(泣)と思ったことを覚えています。
その後とあるテレビ番組の札幌特集で、私達の住んでいた辺りが何故地盤が弱いのかを知ることができました。
地震後の自宅周辺はなるほどなと言わざるを得ない状況でした。
・近くの大きな道路は広範囲に渡って陥没
テレビで何度も映像が流れていましたが、あの道路から
近い所に住んでいました。
・小学校の体育館ステージが傾いてしまい、
体育館が使えない、行事を延期、
息子たちの少年団⚽の冬の練習ができないなど
その後にも大きく影響しました
・ガラスが割れていたり壁にひびが入るなど
規制線が貼られているおうちもありました
私が住んでいたマンション建物は無事でしたが、
生活への影響はしばらく続きました。
■9階
震度5より大きい揺れをそれまでに体験したことがないので私の感覚でしかありませんが
9階で体感した揺れは6弱より大きい気がしました。
立っていられない
何かに掴まっていないと耐えられない
掴まっていても怖い
建物が壊れるかと思った
先日次男と1年前を振り返りましたが
あの揺れの大きさの恐怖がまだ残っており
上の階に住むのはもう怖い…と思うほど
私にも次男にもトラウマになっています。
また地震直後から始まった停電。
普段から1階⇔9階の行き来をエレベーターに頼っていた私達は、階段での往復がとっても辛かったです。
電気が復活しエレベーターが動くようになっても
いつまた地震がくるのかわからなくてしばらくは乗ることができませんでした。
運動不足の大人だけでなく、身体を動かしていた息子たちにもラクではなかったようです。
幸いライフラインは停電のみですみましたが
もし水が止まっていたら、給水所の往復+9階まで階段…
どれだけの体力と心を消耗していたことでしょうか。
■より安全な家を
もし別の地域に住んでいたら、
もしもっと下の階に住んでいたら、
ここまで怖い思いをしないですんだのかもしれません。
札幌の家選びの時に私の防災意識が高かったら、きっと違う選び方をしていたはず。
でも、住む地域も9階の部屋も、私達家族が選んだものです。
この経験と反省から
【安全】というキーワードが家選びの軸になりました。
家選びの中で一番大事にしたい事が明確になったので
基準が立てやすくなりました。
続きはまた次回に。
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