塩尻市初の就労継続支援A型事業所の開所式。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

塩尻市初の就労継続支援A型事業所の開所式。

1.関係者の努力が実を結び、「就労継続支援A型事業所ドネーション」が無事開所することになりました。インクルーシブな社会を実現するため、障害者が希望する地域社会を実現するため、一般就労への移行障害者の能力向上のための訓練等にしっかりと取り組んでいただけるものと期待しています。

      

2.就労継続支援A型は、障害者が自立した生活を営めるよう、雇用契約に基づく就労機会を提供(労働法制、最賃法の適用あり)し、能力向上のために必要な訓練等を行うものです。こうした支援を安定的に提供する観点から、従来より指定基準において、生活活動収支が賃金総額を上回るよう求めています。

 

3.令和6年度の障害福祉サービス等報酬改定では、全体の改定率は+1.12%と、3年前の前回改定(+0.51%)の2倍以上となっています。

(1)障害福祉分野の人材確保のため、「物価に負けない賃上げ」に向けて、三報酬改定の共通の目標として令和6年度2.5%、令和7年度2.0%のベースアップを実現するための処遇改善を行う。

(2)A型事業所経営改善、一般就労への移行を一層促すため、  ①生産活動収支が賃金総額を上回った事業所、②労働時間の長い事業所、③能力向上のための支援を行った事業所などを高く評価するなどサービスの質等に応じたメリハリのある報酬改定を行っています。

 

4.また、障害者雇用をさらに促進するため、令和6年度から、

法定雇用率が2.3%から.5%に引き上げられるとともに、

②週の労働時間が10時間以上20時間未満の精神障害者等を雇用率に算定できるようになります。

5.市の職員、建設会社勤務の経験があり、自らも障害者となったドネーションの吉池淳氏は、建設、農業、林業の場でも人手不足が進む中、ICT機器、iPhone等を使って、起工測量、3次元設計、施工管理等の技術を利用した、障害者の職場参加が可能になると大いにその目標を語っています。関係者、それを支える友人達の活躍に期待しています。