洗馬妙義地区畑地帯総合土地改良事業の通水式典。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

洗馬妙義地区畑地帯総合土地改良事業の通水式典。

1.令和元年度より、長野県が事業主体となり実施している洗馬妙義地区県営畑地帯総合土地改良事業は、塩原昭雄畑灌施設更新事業実行委員長以下関係する皆様のご尽力により工事が順調に進み、令和5年度までに幹線管路の一部と芦ノ田揚水機場及び長崎原加圧機場が完成し、令和6年4月より新しい施設を利用した農業用水の供給が部分的に開始されることとなりました。4月11日、施設の安全と地域農業の発展を祈願し、安全祈願祭及び通水式典が開催されました。

      

2.平成20年後半頃から50年前の国営畑灌施設の老朽化により破管ポンプ停止排水の不調などのトラブルが続出しました。平成31年には、地域の要望もまとまり、国に対して「農山漁村地域整備交付金、水利施設等整備事業、農地整備事業(畑地帯担い手育成型)」(1/2補助)の予算要望が行われました。本事業は、受益者296人、総事業費30億円の大きな事業ですが、翌年早速に国の採択をうけました。  

(注)国庫補助(50%)、県負担分(27.5%)、市負担分(畑かん11.25%)、事業者負担分(畑かん11.25%)

県、市負担分については、国からの交付税措置、地方財源対策が適用。

 

3.事業導入により①加圧方式(4つの加圧ポンプ)から自然圧方式(揚水機揚1個所、加圧ポンプ1個所)へ変更することで安定した水圧確保と突発事故防止を図り、電気代等のコストを軽減する、②水道兼用農道の整備で排水機能を向上し作物の品質を安定化する。③3つの水利管理組合を1つに結合し、維持管理の負担を軽減することとしています。こうした効果によって、営農条件を改善し、担い手への農用地の利用集積を促進します。

 

4.残事業についても順調な事業執行を進めるとともに第2期分の事業を速やかに採択しできるだけ早期に着手したいと考えます。本水利施設整備(畑灌事業によって、レタス、野菜の産地としての洗馬地区が、担い手となる後継者への農用地の利用集積を進めつつ、ますます強力な産地として発展していくことを期すものです。